広報と広告の違い
一字違いなんですけどね。広報と広告って。でも中身はだいぶ違うんですよね。このネタ興味ない方多いと思いますのでご注意ください。「ご注意」って言われても笑。でも、ほんと興味持たれにくいです、普通は。ただ、他社さんの広報にこの話をガッツリやるとまあまあウケます。広報って他社さんの広報とも広報同士リアルで会う機会が多いです。番組なんかの収録、取材関係、会見場、展示会、セミナー、勉強会、ランチ会。ランチ会は曲者です。なんだかよくあります。自社商品を持ってきて食べさせてみたり。新作とか。話それましたが、広報さんってあんまり広告のこと知らない人けっこういます。逆に広告業界人は広報のことよく知らない人わりと多いです。ダラダラ前置きが長くなってしまいましたが本題いきます。広告と広報の違い。一番大きなポイントは「広報は無料、広告は有料」です。広告の中にはいろいろなものがあってまるで広報みたいな、要はニュースや記事のように見えるものもあります。ペイドパブとかタイアップとか昔はアドバトリアルなんて言葉もありました(今もあるにはあるか)。たまに、「広告じゃないです。これは広報だから無料ですよ」なんて話を切り出されていても、後からお金の代わりに当社商品の無料提供を求められたり、プレゼント企画に協力させられたり、出版物の購入をお願いされたり、全然別の営業を持ちかけられたり、詳しいことはあんまり具体的には言うのはやめときますがとにかく現金は払わなくても代わりの”何か”を求められるというタイプのものがある。これはもう広告です笑。広報はそういう仕掛けはないです。「広報は無料、広告は有料」。次に、広報はメディア側がイニシアチブを持っており向こうがもろもろ決めます。どの商品の取材をして、いついつのこの媒体にこれくらいのスペースでこういう内容で掲載する、と。細かいところでお互い妥協することもありますが、基本はメディアがこうしたいと言ってくる。しかも突然。突発と言えば突発だらけです、広報は。で、その中身が気に入らなけりゃ「取材無しでお願いします」で断ればいい。もったいないけど。対して、広告は広告主であるこちら側がなんでも決めます。大きなお金をお支払いしますので当然ですが。時期、媒体、出稿量、もちろんどの商品でいくか。計画的にやります。「広報はメディア主導、広告はクライアント主導」です。こっからはクセの強い個人的な見解がドバドバ出てきそうです。なので、急ですがここでやめておきますね。最後に一言。広報は広く「報」せます(レトリック無しでクールにいきます。第三者目線の冷静さを持って)。広告は広く「告(こく)」ります(告げるんです、熱い思いを胸に秘めて)。
※画像は、完全に500%私の個人的感想によるものです
2024年5月8日