読書日記(実践編) 『ずっとやりたかったことを、やりなさい』
▫️内容
ジュリアキャメロン著
自分の中の創造性を取り戻すための本。そのために実践すべきことが説明され、かつ毎週のワークも明示されている。
アーティスト脳とか創造性ってなに?って思うかもしれませんが、要するに「自分と向き合いましょう」という解釈でいいと思います。
そのための基本作業として「モーニングページ」「アーティストデート」が有名なようです。
今回はモーニングページについて、1週間続けた感想を書きたいと思います。
▫️モーニングページは頭の中を「排水」して「向こう側へ行くため」の作業の一つ
モーニングページは、毎朝ノートに3ページ、ひたすら頭に浮かんだことを書いていくだけの作業です。みんな知らず知らずのうちに他人の目を気にしたりいい人になろうとすることで、本来の自分を見失ってしまっている。
そのような世界で生きていく私たちにとって、頭の中に湧いてしまうモヤモヤが創造性を邪魔するので、それらを「排水」し、「向こう側へ行くため」の手段がモーニングページとのこと。
本書に出てくる「創造性」とか「アーティスト」に限定してしまうと分かりづらいですが、上記のように解釈することで、私のような一般人でも実践する価値があるのかなと思って試してみました。
▫️モーニングページ 1週間試しての感想
大きく2つ、感じたことがありました。
私の中では、「自分のイヤなところ、キライなところ、できない自分」を受け入れること•認めることができていないのでは、と感じたことがひとつ。
もうひとつは、自分を認めてくれた人を書き出すというワークの中で思ったことで、「自分のことを信じてくれる言葉」をかけてくれた人が、心に残るものなんだということ。
例えば、「あんたなら野球選手になれる」「1人暮らしだってあんたなら大丈夫」と背中を押してくれたおばあちゃん。
剣道の合宿中、暑さで気持ち悪くなり休んでいた時、ズル休みじゃない?と茶化してきた子に「この子はそんなウソをつく子じゃない」と言ってくれた道場の先生。
口下手な自分に対し「お前はお前のキャラで営業すれば良い」と教えてくれた最初の上司。
後付けのスキルとか行動ではなく、自分そのものを肯定してもらえた過去を思い出し、自分でも同じように、自分そのものを肯定したらいいんだなと思えたこと。
上記2つ、自己嫌悪に陥りやすいことに気づけた点と、それも含めて自分を認めてあげていいのではと思えた点。
ひとまずこの2点が整理できたことが、1週間のモーニングページで得た収穫でした。
▫️まとめ
今回はモーニングページについての感想をまとめました。普段、仕事とか子育て、家事などで日々のタスクをこなすだけで一日が終わってしまう人にとっては、何かしら得るものがあるかもしれないので、気が向いたらお試しください。
逆に言うと、普段から自分と向き合う時間がある方には不要な作業かもしれません。
また自分と向き合うことが目的なので、モーニングページでなくとも他の手段があればそれでも良さそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました!