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再雇用前に会社を辞めました! -203-

<シニア新入社員奮闘記>
 こんにちは、ケロヨンです。
 先回は2年ぶりに開催された2019年2月末で辞めた商社の同期会が有った事を書いたけど、少し続きを書こうかな。
 今回は20人弱集まり、女性の同期も1人だったけど初めて参加したんだよね。俺の嫁さんはこの会社の同期だったので、参加した女性は俺の嫁さんの事を良く知っていた。元々彼女は人事部だったので他の同期の女性とも未だに連絡取り合っている、との事だった。
 今回は前回の同期会と違って近くに座った同期の連中と近況報告と言うよりは最近の世の中で起きている事がどのように自分の生活や仕事に影響しているか?など主に時事の話題が中心だった。
 俺はたまたま入社して直ぐに転職して行った現在は県議会議員をしているK君と対面だったので現在の日本政府の話で盛り上がった。
 彼は自民党なので、先ず「余り自民党を嫌いにならないでね。」と同期の皆に話すたびにお願いしていたのが印象的だった。
 彼は県内の様々な課題に取り組んでいて、時には各省庁に県では予算が足りない事業について予算の分配をお願いに行ったりなど精力的に活動しているようだ。今回特に話題になったのが埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故だった。俺は余り良く分かっていなかったんだけど、何故陥没した場所で落下してしまったトラックを直ぐに引き上げられないのか?が俺には疑問だったのでそこをK君に聞いてみた。
彼曰く、
「あの陥没事故は下水道の漏水が原因で地下で空洞が出来てしまい、その空洞が道路付近まで広がってしまった為陥没したんだけど、下水道のどこでそれが起きてしまったか?に寄ってかなり事故の深刻さが違ってくる。
八潮市の場合は下水処理場にあともう少しで到達する場所で起きてしまった為、下水道の水が一番集まってきてしまう一番幹が太い場所だった。その為に陥没の大きさが巨大になってしまった事と八潮市は勿論の事、その下水処理場で処理されている下水を流している地域が広範囲になってしまった為、下水自体を止める事が出来なかった。下水を全て止める為には何十万世帯の住民と工場や商業施設の排水を全て止めなければならず、それだけの手当て(住民は一時的に公共施設やホテルなどに避難してもらい、商業施設や工場は全て止める)が埼玉県八潮市や埼玉県の予算では膨大過ぎて出来なかったのではないか?だから応急措置的な重機を入れて道を作ってトラックの運転席を捜索するような手段しか取れなかったのではないだろうか。
結局下水が止められないからトラックの運転席は転落した場所から30mも流されてしまい救助活動は打ち切ったみたいだ。」
との事だった。
 もっと下水道の上流(枝分かれしている枝の先に近い方)で陥没事故が起きていたなら大した事なかったのかも知れないが、下水処理場に近いところで下水道の漏水が発生するほど老朽化しているのであれば、これから日本中どんな場所でも起こり得る事だと思われ背筋が寒くなった。
 国交省からの命令で各都道府県の下水道老朽化の調査を各自治体で開始しているようだが、上下水道の老朽化はかなり以前から言われていた事であり、放置したとは言わないが優先順位が低かった事が今回の悲劇的な事故を招いてしまったんだよね。
 こんな情報が聞けるのも様々な業界や公共機関に従事している同期がいるからで、それだけでも俺は恵まれているなあ、と思った出来事だったよ。
 次回は今週俺が雇用契約結んでいるT社の商材で東京ビッグサイトで開催される展示会に出展するので、その時の俺の奮闘振りを書こうかな。

道路陥没は突然起こるから怖いよね!

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