再雇用前に会社を辞めました! -60-
こんにちは、ケロヨンです。
今回で遂に60回目を迎えた。読んでくれる人は少なくなったけど自分の人生の一コマを紹介する事で少しでも同じような境遇の方の参考になればと思い書き続けようと思っているよ。
先回の続きだけど、1月4日の相続の話し合いの時にこの従兄は色んな要求をさりげなく言って来た。その事を書く前に叔母の事をもう少し話さないといけないんだよね。
叔母は高校の先生をやっていた時に音楽に係る団体を結成しており、その団体は高校に留まらず、高校を卒業した生徒たちも続けられるようにOG(女子中、高、大の一貫校だったので)もそのままその団体に参加出来るように組織を大学、社会人に広げて行った。その音楽団体はある楽器を使って演奏するのであるが、日本では当時殆ど知られておらず、叔母の立ち上げたこの団体が日本国内では先駆者だった。叔母は教師辞めた後でもその指導者として85歳位まで活動続けており、日本国内外でコンサートにも頻繁に参加していた。
そんな叔母だったので亡くなってからその団体を叔母から引き継いだ代表の方や、現在も活動している団体の方達から家族や近親者だけのお葬式の他に叔母を偲ぶ会を是非開催して欲しい、と従兄にお願いしていたようだ。
そんな背景がある中で従兄が1月4日に俺に依頼してきたのは
・相続が確定するまで住んでいたこの家をこのままにしておいて欲しい。
(相続税の支払い期限の10か月間)
・その間音楽団体の方がお参りに来たり、偲ぶ会の準備の相談でこの家に来ると思うので承知しておいてほしい。
・現在弁護士にこの家の土地の相続も含め相続税がどれぐらいになるのか?相談しており、その金額が確定次第土地を遺贈されるケロヨンくんにも相続税の支払いが発生するので連絡待ってて欲しい。
などだった。
その場では叔母が亡くなり、葬式が終わった直後だったので従兄もかなり悲しんでいるであろうと思い込んでいたので大抵の要求は聞いてあげるつもりだった。
ところが、4日に従兄との話を終えて家に戻った俺と嫁さんは少し違和感を感じ始めていた。賢明な読者の方は既に気付いておられるかもしれないこの違和感の原因は次回書くね。