再雇用前に会社を辞めました! -188-
<シニア新入社員奮闘記>
こんにちは、ケロヨンです。
先週は孫ズ5人が全員集合し、北海道に住んでいる2番目の娘家族と東京に住んでいる息子家族2組が俺の家に宿泊しカオス状態だったのでブログは配信出来なかったよ。
さて先回はタイ出張で課題が残った事を書いたけど、今回はこの話題から少し離れて、先回書けなかった「何故シニアは就活をなるべく早くしなければならないか?」について書こうかな。
日本の労働環境はまだまだ硬直化していて、転職が容易に出来る環境が整っていない。これだけ世の中が変わっても相変わらず殆どの企業がジョブ型ではなくメンバーシップ型だ。俺は新幹線に毎週のように乗車するのだが、一時からは減って来たものの日本のサラリーマンは上司や部下2-3人で出張している人達がまだまだ多い。これでは日本企業の生産性が上がらないのも当たり前だよね。
結局これはザ・日本企業組織のピラミッド型構造が顕著な例なんだけど、一人で顧客のところに行って交渉出来ない、又は顧客側もお偉いさんが来ないと商談出来ないなんて、なんて情けない、って俺は思ってしまう。
メンバーシップ型組織が強固な企業ほど中途採用に積極的ではなく、中途で入社したとしても昇進の可能性は低くなってしまう。
結局未だに上司の顔色を窺ってご機嫌取りが上手い奴ほど昇進していく。
逆に実力が有る奴は周りから邪魔され、上司にも遠慮なくレベルの高い効率的な提案や提言を臆する事無くする為、上のご機嫌だけ取って昇進した上司はそれを素直に検討してくれず、結局社内で潰されていく。
シニアの就活についての話から乖離してしまったけど、このような企業はどんなに職務経歴が豊富で優秀なシニアが応募して来ても年齢だけで足切りしてしまうような企業なのだ。
残念ながらこのような日本企業は90%以上存在すると言っても良いと思う。
俺が2019年2月に大手総合商社を定年前に退職し就活した時は150社以上応募して面接してくれたのは3社だけだった。3社中2社は採用通知をくれたので、俺はそこまで優秀ではないけれどもシニアで俺程度の人材でも面接まで行けば70%程度の確率で採用される訳だから、優秀な人材は面接さえしてもらえば90%以上の確率で採用されるのではないか?と考えられる。
ここで面接まで漕ぎ着けるまでの対策だが、これは残念ながら今の日本企業で就職希望しているのであれば年齢が若ければ若いほど有利なのが現状だ。酷なようだが、現在50歳以上で同じ会社に居続けて一回も転職した事が無く、入社してから今まで専門性の高いスキルを身に付けて来なかった方々は定年を迎え、再雇用が終わっても尚働きたいと言う希望をお持ちだったとした場合、かなり就職は厳しいと思っておいた方が良いよ。
日本政府の厚生労働省はシニア世代を労働力にする為にリスキリングを推奨しているけれど、64歳の俺からすれば、目は見えにくくなっているし集中力は以前よりも続かなくなっているし、体力も落ちている中で学び直す事はとてもハードルが高いと思っている。
日本政府はいつも現状を把握せずに理想論ばかりを追いかけて全く役に立たない政策を出してくるので上手く行くはずが無い事をそろそろ気付くべきだと思うが、頭の良い人達はプライドもメチャクチャ高いのでそれを認めたくないんだろうね。
今回の結論としてシニアになっても就活して就職したい人は
1) なるべく若い年齢で就活して転職する事
2) 専門性が高いスキルを若い時から身に付けて置く事
3) 色んなジャンルの本や資料をなるべく多く読む事
3)についてだけど、現在のような混とんとした時代は何が正しくて何が正しくないか?見極める事が非常に難しい。
もっと言うならば、正しいとはどう言う事なのか?を定義する事さえ難しくなっている。
だから、今まで隠されていたけど最近開示されているような本や資料を国内外問わずチェックする事は、これからの自分の人生にとってとても重要な判断材料になる可能性は高いと思っているんだよね。