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再雇用前に会社を辞めました! -175-

<シニア新入社員奮闘記>
こんにちは、ケロヨンです。
先回は日本社会の構造問題について書いたけど、そんな生き残って行くのが難しい日本の中で上手く市場を見つけて生き残っている企業はどんな事をやっているのか?と言う事に非常に興味が有るんだよね。
所謂レッドオーシャンでは無く、ブルーオーシャンを探してそれに投資する企業は今までどんな事をやっていたんだろうか?
 日本国内の企業数は2021年度現在で367万社あり、その内の99.7%が中小企業だ。昨今日本は中小企業が多過ぎるので日本全体の生産性を押し下げているとの指摘があるようだが国際比較してみると日本は他の国(OECD国)と比べて決して中小企業が多すぎる事は無いようだ。
では、何故日本は現在経済的に低迷(30年も続いているデフレ)しているんだろうか?エコノミストがいろんな意見を言っているけど、中小企業が多過ぎる事が問題なのではなく、生産性の低い中小企業が多過ぎる事だと俺は思っている。だって、今の日本の低迷は賃金が上がらない事が一番大きな要因だよね。円安が原因だ、と言う人がいるけど、確かに一般消費財や食料品の物価高は輸入品が多い日本では必然的に起こって来る現象であり、これはある意味俺達みたいな一般の国民にはどうしようもない事だよね。
今とは経済の構造が違うとはいえ、俺が子供の頃は1ドル=360円だったんだから、今の155円前後で何言ってるんだって感じだよね。
俺が子供の頃だって原油は輸入していた訳だし、1ドル=360円でも日本で働いていた人たちの給料は20%単位で毎年上がっていた。
この頃を高度経済成長時代、って言うんだけど一体何が今と違うんだろう?
当時は作れば売れる大量生産、大量消費の時代で特に家電や自動車が一般家庭に普及し、給料が上がるからぜいたく品でも買えるようになって来た時代だった。俺が物心付いた頃は既に家にテレビが有ったが白黒で、それが数年するとカラーテレビに買い替えられていた。
俺の父親は俺が幼稚園の年少の頃はバイクで通勤していたが俺が年長になった頃は自動車が家にあった。2年間で劇的に消費構造が変わって行った時代だったんだよね。
結局今は賃金が全く上がらないので消費に回す事が出来ず、物が売れないから企業は儲からない。企業は儲からないから賃上げなんてとんでもないって悪循環になっている。
大企業は今年の春闘で殆どの企業が満額回答だったらしいが、交渉する組合側が30年物デフレでデフレマインドに陥っていて、もっと賃上げ要求しても企業は払えるのに低い要求をしてしまったようだよね。こんな事では今後もどんどん物価が上がるであろう将来に見合うだけの賃金上昇にはならないよね。
こんな日本の状況だから今後5年、いや10年は同じ低迷が続くんじゃないかな。
そんな中で今元気な企業と言うのは従業員の賃金を物価高以上に上げている企業だと思うんだよね。
このような企業はブルーオーシャンに打って出ている、可能性が高い。
非情に興味が有るので、現在物価高以上に給与を上げている企業を探してみようと思っているよ。

青い海を独り占め!

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