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居場所と表現:オンラインランチ会(2021年11月)を開催しました

毎月最終水曜日のお昼にゆるやかに集うオンラインランチ会。
11月24日は加古川のNPO法人シミンズシーズ・柏木輝恵さんも途中から参加し、「居場所」や「表現」をテーマにわくわくするトークになりました。

「居場所」について

学校の中に放課後、居場所ができる
参加者が最近読んだ書籍『子どもの貧困と地域の連携・協働』(明石書店)の紹介から、学校の中で放課後カフェをする事例の話になりました。

・学校の中に放課後生徒が安心してくつろげる場所を作り、教師ではない第三者の人たちが運営する。
・「相談場所」ではなくふと行きたくなる「居場所」として認識されることがとても大切。そうしないと本音は出てこない。
・「ふとしたこと」をキャッチし、アセスメントし、支援に繋ぐことができるのはやっぱり専門家が必要。
・高校を中退してしまうと、支援と繋がりにくい。学校にいる間に「信頼できる大人」の存在や「助けてくれる支援サービスがある」と知ってもらうことが大切。
という話が出ると、
み・らいず」さんや「一般社団法人ドーナツトーク」さんの活動、また地域の人とうまく連携しているという千葉県習志野市立秋津小学校の書籍「学校も地域もひらく コミュニティ・スクール」の紹介がありました。

「居場所」という言葉
「居場所」という言葉を支援者側はよく使っていますが、一般市民にとっては市民権がまだない印象、という発言も。確かに多くは「ここには居場所がない」みたいなネガティブなシーンに使うことが多くて、支援者側が意図するポジティブな「居場所」という意味ではあまり使われません。案外「Third Place」と表現したほうが、ポジティブな想像をしやすいかもしれませんね~、という話も出ました。
(ちなみにNPO広報友の会はNPO広報担当者の“Third Place”でありたいと思っています☺)

すてきな「かわのまちほいくえん」

ここでNPO法人シミンズシーズの柏木さんが飛び入り。
柏木さんはシミンズシーズが運営する「かわのまちほいくえん」で企画・マネジメントを担当しています。
この保育園は2021年に開園、まちの人と一緒になって子どもたちを育て、まちが育つタネをまく、まちづくりする保育園。NPO広報友の会の世話人たちも大好きな保育園です。

柏木さんが保育園を運営するなかで、「小さいころから感じたことを表現できる機会や場が大切だと感じている」という話をすると「幼稚園に入る前、絵画教室で砂絵を作った時に、クマをピンクに塗ったことをほめられたのがとても印象的だった」「自分も小学校のときにコラージュ作品をほめられたのを覚えてる」「うちの子は小学校で作ったぬいぐるみをほめてもらって嬉しそうだった」と、次々と「“表現”をほめられたことが自己肯定感に繋がった」という体験談が…!

正解のない“表現”をまるごと受け入れられてほめてもらえることは「安心できる貴重な経験」になり、受け入れられ、ほめてもらえる場所は安心できる「居場所」になります。
そして“表現”を学ぶことはゆくゆくのその子の人生や、まちづくりでもとても役に立ちそう…!と参加者一同わくわく。
ということで、近日中に大阪の「NPO法人子どもデザイン教室」に視察に行きたいね!という話になりました☺

たのしいの“たね”を考える、たのたね探究会

ちなみに「かわのまちほいくえん」の2階はイベントスペースになっていて、たのしいの“たね”を考えるたのたね探究会が始まるそう。
12月17日はNPO法人ハンズオン埼玉理事の西川正さんをお招きして「どうすれば人の集う場に“あそび“が生まれるのか、どのような方法があるのか」を、さまざまな事例をヒントに考えていくとのこと。(オンライン参加も可)

西川さんといえば、「子どもに当たらず、火に当たろう」のキャッチコピーが有名な「おとうさんのヤキイモタイム」の提唱者。たのしい会になりそう!世話人の槇野もオンライン参加予定です。

たのたね探究会vol.1 「つくる人もつかう人も楽しくなる “あそび” の生まれる場所のつくり方」

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こんな感じでゆるりと会話する時間を月に1回、最終水曜日に行っています。ご興味ある方は、世話人または参加経験のある方にお声がけください!

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NPOの広報力を高めたい人・NPO広報に関わる人たちのサードプレイス。ゆるやかなつながりと切磋琢磨の場をつくり、ありたい未来に近づける力をチャージする集まりを目指しています。会のご紹介はこちら



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