雪。
僕の街に雪が降った。
僕は天下の大都市大阪府民であるから、雪にお目にかかれることは多くない。
雪を見て、ダルいなと思った自分の心の動きに対して、ほんのちょっとだけ絶望に似たものを感じた。
雪を見ると『Love Letter』という映画を思い出す。
名前通り、ラブレターの話。
別にすごく面白い映画ってわけでもない、少し古めの、言ってしまえばベタな作りの恋愛映画。
まあそんな過程を経て、今現在僕は「文通してぇ〜」という思いに占拠されている。
手紙、好きなんですよ。
これは一昔前に投稿した、実在の友人に書いた手紙。もちろん届いていない。
noteを更新する以上、もちろん文章を書く機会はそこそこあるわけなのだが、やっぱり一個人のことだけを考えて書く文章には、そこにしかない情感があるように思う。
あ、森見登美彦にも『恋文の技術』という書簡型小説があります。おすすめです。
文通ってなんかイイじゃない。
僕はLINEを送るのにもちゃんと文章を考える方だけれど、ちゃんと文章を考えるという過程以外にも、字だったり便箋だったり、メッセージを伝達することにこんなに凝ることが出来る手段って、なかなかない。
でも、この現代において、普通に友人に文通しよって言うのはなんかヘンだ。
気恥しいとかそういうの以外にも、わざわざそんなことしなくていいじゃないって、僕すら思う。
好きなnoteを書く人とか、めっちゃベスト。
知らない人の好きな文章が、僕のためだけに書かれるのは、なんだかとっても嬉しそうだ。
机上の空論をうだうだ書いたところで、今日は終わろうかな。
手紙、書きたい。書かれたい。