過去テイルズ3作品一気に遊んだ話
恒例になりつつあるRPGクリア報告noteだが、前回4月のペルソナ3Rのクリア以降もたっぷりゲームはクリアしていたのでその辺の振り返って記しておこうと思う。
直近1年の間にファンタジアとエターニアとエクシリア2をクリアしていたので、改めてその後のPS2時代のテイルズを振り返るべく再度3タイトルを一気に遊んでみた。
・テイルズオブデスティニー2
実はクリアまではできていなかった本作。とにかくやり込み要素の塊のようなゲームだが、今回は一周だけプレイ。何とか頑張って称号「グミ嫌い」をゲット。発売当時遊んだ記憶はあり、案外ストーリーや敵も覚えており、中学時代に友達と遊んだ記憶と共にすごく懐かしい気持ちになれた。
個人的にはラストシーン、もっとさりげない形でリアラとカイルは出会うようにしたほうがよかったのではとふと思う。
戦闘の面白さはやはり素晴らしい、ボスの耐性によって戦い方を変えていく工夫の余地が楽しい。しかしバルバトス3回目、てめーはだめだ。
・テイルズオブシンフォニア
デスティニー2からそのままPS2版シンフォニアへなだれ込み。こちらは20年ほど前にクリアした記憶があるのだが、それ以来の久しぶりのプレイ。デスティニー2と違ってこちらについては登場キャラは覚えていたものの、ストーリーに関してはほぼほぼ記憶から消し飛んでいた。テイルズオブファンタジアを愛する私にとっては世界観を共有する本作は重要な立ち位置になるはずなのだが、驚くほど覚えていなかった。
戦闘についてあまり評価はよくない。初の3Dテイルズとなった本作だったが、3Dの良さをプレイヤー側は享受できない作りだったのがよくなかった。敵側は縦横無尽に動いてくるにも関わらず、こちらは相手に対して直線でしか対応できず、たまに囲まれてタコ殴りにされる始末。
最もストレスを感じたのは、キャラのパーティからの出入りがあまりに激しいため、その都度戦闘のショートカットがリセットされるのが本当にストレスだった。
最後シルヴァラントとテセアラが一つに戻るが、この世界が数千年後ファンタジアの舞台となる。しかしファンタジアの世界には2つの月としてシルヴァラントとテセアラはちゃんと存在している。これが整合性取れるには3つの目の星が存在していないといけないわけだけど、それについては説明がなくていまだもやもやし続けている。
・テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士
そんなもやもやした気持ちを抱きながらそのまま突入した続編となるラタトスクの騎士。シンフォニアの後日談が描かれるわけだが、Wiiで発売された本作ではキャラの頭身が上がり、シリーズ唯一のモンスターを仲間にするという要素もあり、結構野心的な作品だ。藤島康介信者の私としては、キャラデザが複数人入り混じっているのはあまり好きではないが、主人公とヒロインは癖のないキャラデザだったのでまあよし。
話の軸としては主人公とヒロイン+シンフォニアのキャラが入れ替わり立ち代わりでパーティを組み、凶行を続けるロイドの真意を追っていくことになるのだが、これが本当にかなり最後になるまでわからない。えげつないストーリーの引っ張り方をしてくる。
良かった点としてはキャラの頭身が上がり、グラフィックもきれいになっていたところは間違いない。ゲームの難易度としては結構歯ごたえある作りになっていて、ボスは毎度毎度なかなか強い。特にラスボスは生半可なパーティで突っ込むとあっという間に蒸発させられる。
仲間モンスター要素は楽しかったものの、強いモンスターに進化させる方法を自力で発見するのはなかなか大変だった。さらに戦闘で仲間モンスターの行動をショートカットに登録できない仕様はさすがに良くない。モンスターに指示を出せないのなら納得だが、技欄から指示自体はできるので、それならショートカットあってもよかっただろうと思う。ただただ戦闘のテンポを悪くするだけの仕様だった。
ストーリーについては丸く収まっているのでそこまで深く文句はないが、精霊と人間という違う時間軸を生きる二人の行く末を思うと違った角度の切なさを抱いてしまう。
本作ではファンタジアの世界でマナが枯れている状況についての理由付けがなされることになったが、結局3つの星問題については解決しないままとなってしまった。その点についてのもやもやは残ってしまい、残念であるがこのラタトスクからファンタジアの時代まで数千年以上の空きがあるため、ここまでの間で月が2個できる何かが起きても構わない。ここを補完するタイトルが出てきてもいいのかも・・・しれない。
駆け足だが3タイトルをざっと振り返り、ラタトスクについてはこのタイミングで初めて遊ぶことができた。
PS2に移った最初のタイトルとしては異様に戦闘システムの完成度が高いデスティニー2と3Dシステム初挑戦の苦労が垣間見えたシンフォニア、どちらも中学以来にプレイしたなつかしさを感じるものだった。
できればこの先アビスをどこかでプレイしたいが、とにかく長いあの作品、どうしたものか・・・