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初めてのシャントでの透析

シャントを使ってみた。
シャント形成手術をして、2週間弱での使用開始だった。

穿刺部分に穿刺2時間前に麻酔テープを貼って、痛みを和らげることになった。
しかし、静脈がうまく探せず、結果、麻酔テープとズレた位置で(貼っていない場所に)穿刺することに。
動脈(脱血の穿刺)は麻酔あり、静脈(返血の穿刺)は麻酔なし。とどっちも経験することになった。

太くて長い針をグリグリと入れる。刺して入れる時間(10秒くらい)は痛い。麻酔テープが効いているところは、普通の採血と同じくらい。効いていないところは、とても痛い。
しかし、終わりの見える痛さで時間も短い(10秒)だから、結論、余裕。

麻酔が効いていた方が気が楽だから、これからは穿刺部分目指して、ちゃんと麻酔テープを貼りたい。(テープが剥がれやすいのが難点・・何か工夫したい。)
穿刺の跡は思ったより小さくて、なーんだこんなもんか。と思った。

私は初めてのことで緊張したけど、医療スタッフさんはもちのろんでシャントの方が長期留置カテーテルより慣れている。だから安心してお任せできる。

シャントの方が、終わった後、元気な気がする。私の肌感覚だが、長期留置カテーテルよりすっきりした気分。脳も体も。

透析中は、本を読む。同年代の人たちが働いているのをみながら、私は寝っ転がって本を読む。最初は不思議な気持ちだった。なんだか置いて行かれているような。。。取り残されているような。。そんな気持ちだった。
でも普通を手放して、普通ではない自分を認めることで、私は私の読書タイムを楽しむことができるようになった。
透析中は穿刺している片手が不自由だが、アイパットやキンドルで片手で本を読むことができる。本に飽きたら、映画をみる。そんな素晴らしいデバイスたちに感謝したい。
時には将来のことを考えたり、自分が大切なものを大切にできているのかと振り返る時間でもある。

子育てと仕事の、多忙な日々でも、必ず週12時間、「自分の時間」がある。という見方をすると、心も豊かになる。


透析は、生活習慣病からなる人が多い。怠惰な結果である。という見方をされることがある。普段みんながやっていることが(そうではないのに、なんとなくで)ダメと言われることがある。(実際はそんな制限はないのに・・・)

そんな偏見にめげてしまいそうな日々だけど、頑張って過ごしていきたいと思う。

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