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かっこいい母ちゃんの生き様


子どもに残すものは、生き様、思想、事業、資金の順に考えると良い。
という教えを夫婦で大切にしている。

生き様とは、背中を見せろと言うことだと思う。

息子は今は落ち着いているが、一度悪くなった腎臓を抱えて生活をしている。一度悪くなった腎臓は悪くなりやすく、将来、腎代替療法が必要になる可能性は高い。

今、腎代替療法が必要な私は、複雑な思いの中で、腎移植を選択している。その選択への背景や家族の在り方、移植後の生活など全て、息子は見ている。将来、息子が腎代替療法が必要になった時の価値観を形成しているのだ。

例えば、私の腎移植で家族がバラバラになってしまったら、移植というものは家族をバラバラにするものだ。という価値観を作ってしまう。
逆に、私が腎移植後、生き生きとドナーとともに幸せに暮らしていたら、移植というものは家族の幸せを作るものなのだ。という価値観を生む。

そう思うと、息子にどんな背中を見せたいのかを考えて治療にのぞむ必要がある。

息子には、腎代替療法が必要になったら腎移植を選択して欲しいし、家族にはドナーになって欲しいと願う。(もちろん腎代替療法がなくても良いように今の腎臓を大切にするのが先ではあるが。)
そう思うなら、私はドナーに感謝し、その先精一杯、生きればいいんだと思う。医療や福祉に感謝して堂々と、生きたら良いのだと思う。

息子には、慢性腎不全になったて幸せに生きることができることを示したい。
そう思うと勇気と希望、頑張るぞ!!と言う気持ちが湧いてくる。
かっこいい母ちゃんの生き様を見せるぞ!えいえいおー!!



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