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透析離脱の検討

劇症型溶連菌感染症の影響で腎機能障害となった。

徐々に尿量も増加しむくみがなくなってきたので透析離脱できないかとがんばったけど、結果尿毒症のような症状が現れて、透析は離脱できないという結果となった。
透析離脱の検討は緊張感があった。週3回必要な透析をスキップする。スキップして体内の毒素がたまらないかなどを観察する。ドキドキがたまらなかった。
ある日、突然嘔吐した。(尿毒症の症状の一つ)あーやっぱりダメか・・となった。でも私は少し安心した。ようやく結果がわかったと。そして透析離脱検討渦ではもっと重篤な副作用が起こる可能性もあったからだ。(嘔吐は軽症な方だと思う)

当たり前かもしれないけど、色々な情報を収集しながら透析離脱の検討をするかしないか、やってみるかやってみないかは自分で決める。
医療職の人にやらされているわけではない。よくメディアで医療機関が間違えたことを謝罪するなんて報道があるが、あれは説明責任を果たしていないの類が多い。説明責任は医療機関の責務なのかと学び、であれば患者としては適切な質問をすることはできる。医療職の方にたくさん相談に乗ってもらい透析離脱に向けてトライすると決めたのは私。
だからこそ、本気で治療に臨めたし、細かいところでも正しい判断ができたのではないかと思う。そして重篤な副作用を起こすことなく離脱可否を知ることができたのである。

(人生と同じで)医療も治療するかしないか、検査をするかしないか、などなど結局は自分が決める。責任者は自分。そして医療職の皆さんは私の人生に寄り添う最強のパートナー。そう考えると力が湧いた!!こんなにも想ってくれる人がいるなんて・・・!仕事とはいえ損得抜きの関係性というものはとても気持ちがいい。


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