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患者の知る権利

腎移植に向けた、第2ハードル、「わたしの心機能の評価」が一息ついた。

*第1ハードルは、わたしの腎臓にできたシコリ。それは問題なくクリア!
*おそらく最終第5ハードルくらいある。

劇症型溶連菌感染症の影響で、心機能が20%まで落ちた。(EF値(心室の駆出率)と呼ばれるもので60%以上が正常だそう。)
いろいろな検査と治療を経て40%まで回復!
腎移植をするための全身麻酔に耐えられる心機能だろう。と診断を得ることができた。ほっ。

色々勉強したり医療の現場に患者として関わると
時代の流れは、SDM(Shared decision-making in medicine:共同意思決定)を大切にしていることを感じる。
患者と医師の共同で、医学的な意思決定をすること。
医療提供者は患者に治療法や代替法を説明して患者はそれを理解して治療方針決定をするのだ。

そうなると患者はより自分のことを理解しないといけない。自分の今の状況を理解しこうなりたいという具体的な理想を描き、そのためにできる最適解をドクターとともに見つけ進めていく。

そうなると、自分のカルテくらい見せて欲しいなと思う。
カルテを見ながらわからない用語は勉強したりして理解する。
患者は聞きたいことやこうなりたいという思いをカルテに書き込む。
診察時にはお互い考えてきた情報をもとにディスカッションをする。
そうしたらもっと自信を持った意思決定ができるようになるのではないかなと思う。

多臓器不全であったわたしは、治療方針を検討する臓器が多くて決めるべき事柄も多くなり、、、そして3週間の気絶期間があり情報をキャッチアップするにも時間がかかった。
カルテを見れたら理解が進むのになーと思うことが何度もあった。

カルテは、同様のものが難しくても、患者が閲覧できるところがあってもいいんじゃないかなーと思う。わたしのことなのに、紹介状に何書かれているのかわからないというのもヤキモキする。

患者の知る権利がもう少しスムーズに進んでも良いのではないかと思うのだ。


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