転職前にちょっと勉強してきます

6年と9か月勤めた会社を辞めた。新卒入社した会社。年内が最終出社だった。「毎日が順調(にハプニングだらけ)」の目まぐるしい日々だったけど、感謝の気持ちで畳めたことにほっとしている。

さて、現在絶賛有給消化中である。すぐに転職はせず、春先までは学校に通うことにした。学校といっても実在する学校法人ではなく、自学期間をさも「学校」のように扱う実験だ。通帳残高とにらめっこし、期間は春先まで。

▼開校期間
2021年1月12日(火)~2021年3月31日(水) 

▼学ぶ目的
今までやりたかったこと、学びたかったことを思い切り実践する機会として
①没頭できる分野で、人の役に立てる=つまり仕事ができるようになりたい
②自分がどこまでできるのか、制約がない中で試してみたい
③「学生時代、もっと勉強していたら…」という言い訳をここで絶ちたい

▼やりたいこと
①写真
②グラフィックデザイン
③ライティング
④Powerpoint
⑤料理

この文章を書いているのは2021年1月6日。リフレッシュは年末年始で充分できたので、昨日5日からごそごそと動き出している。5日からの1週間は、ウォーミングアップ期間として、【とりあえず何でもやってみる期間】にするのだ!とりあえずこの2日間でやったこと。

・notionをはじめてみた(これでスイッチが入った…!)
・近所を撮影してみた(量、量、とにかく量!)
・kindle paperwhite&unlimited買ってみた(これは読書量増える)
・youtubeで参考になりそうな動画を探してみた(ありがたい)
・成人式中止に伴う写真ボランティアに手を挙げてみた(考えるより動け)
・朝ごはんをつくってみた(2日継続。よし!)

よし、よし。

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自分がやりたいかどうかではなく、求められていることに対して一所懸命になれること。これもひとつの才能だと思う。幸い、私にはこの才能があったように思う。

学生の頃は、企画職や広報職につきたかったが、配属されたのは法人営業だった。その後は人事総務。どちらも自分では描いていない未来だったけど、周りの方に支えられながら、自分に求められている仕事の中に面白味を見出し、目の前のことに誠心誠意取り組んだ。大変だった。よくやったと思う。そして、自信を得た。ナイーブだった時期を越えて、さっぱりと「きっとできる、やってみよう」と思えるようになったのだ。この7年弱の仕事を通して、自分の弱点を自覚し、気付かぬ才能を見出してもらい、働くことの楽しさの手応えを少し掴んだ。かつてよりは、ドンと構えられるようになった気がする。

と言いつつも、辞めた今だから綺麗に振り返りができるのだろう。実際は七転八倒…いや七転び八起きの日々だった。心のままに思い切り働けていたかというと、答えに詰まる。仕事なんてそんなもん…という言葉は一旦脇に置いておいてほしい。「あれ?働くってもっと自由で楽しくできるのでは?」「あれ、こんなもんだっけ?」「今の状態でも頑張れるけど、自分が夢中になれることにエネルギーを注ぎきったらどこまでいけるんだろう」ムクムクと膨らむ予感。けれど、うまくいかないことを環境のせいにするのは何かが違う。釈然としない。

だから実験してみたのだ、他責にしないをどこまで実践できるかを。「1日ひとつでも何かを変える、レベルアップする」ことを念頭に、日々の仕事をセルフアンケートで振り返りし、月1で全体の軌道修正、これを半年間繰り返した。結果、毎日の仕事は工夫次第で面白くできると学んだ。もちろん、組織的な課題解決は必要だが、私自身がその1日をどのように振舞って過ごすかは、私次第だと実感を得た。

そんなこんなで「他責にせず求められることに一所懸命になること」の手応えを掴んできた矢先、コロナ禍でリモートワークがはじまった。当たり前が当たり前ではなくなっていく世界。確実な未来が崩れていく中で、私は何が一番ほしいのだろう?働き方も含め、どんなふうに生きていきたいだろうか。

こればかりは直感に従うことにした。

大切な人との日々の生活を全うしたい。健やかに過ごせることが一番だ。
仕事では、相手が求めるものと自分が求めるものの輪がなるべく重なる仕事がしたい。誰かの日々の生活を明るくするものをつくりたい。場所や時間の制約に囚われず、固定概念に縛られず、思い切って働きたい。その思いを共有できる人たちと働きたい。

5月頃に読んだ本で、読みながらのがアノニマ・スタジオさんの「わたしをひらくしごと」だ。働くと生きることがないまぜになり、仕事を自分のものにしている人たち。先輩たち(と勝手に呼んでいる)の物語に、勝手に励まされた。

「働いて生きること」は、人の数だけ、物語があります。取材でお会いした方、ふだんからお世話になっている方、はたまた、仲のいい友人まで。これまでに出会った、他の誰とも似ていない仕事をしている「自分自身が肩書き」な人たちに、どのようにしてそうなったのか、話を聞きにいきました。
アノニマ・スタジオさんのHPより)

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今、私は「自分次第」の世界のど真ん中にいる。まずはこの勉強期間を走り切ろう。自分なりのやり方で、のっしのっしと進んでいこう。とりあえず今日はもう寝よう、明日は二度寝しなくて済むように!




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