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夫婦のコミュニケーションと今後の課題

わたしは病院で理学療法士として勤務しています。
夫も同じ病院で理学療法士をしていて、いわゆる社内恋愛的な感じです。

結婚に至るまでの話はさておき、長男を出産するときの話を今日は書きたいと思います。

出産前日

わたしの通った産院では、マタニティヨガやマタニティビクスのクラスが週1回ずつ開かれていて、プレママのお友達を作りたいなと思って、産休に入ってからはよく通っていました。
お腹の張りが強いなと思いながらも、出産前日もエアロビのクラスに出席して、帰宅後も岩みたいになったお腹をさすさすしながら、ご飯を食べてお風呂に入って眠ったと思います。

出産予定日1週間前に破水

深夜1時頃、大量の尿もれ感があり慌ててトイレへ。
残尿感はないのにいつまでもタラタラと出てくる感じ。
もしやこれは

!!!!高位破水!!!!

出産予定日まであと1週間というところでしたが、破水したらどうにかして分娩ということはなんとなく覚えていたので、とりあえず夫を起こし、産院へ。

夫は寝ぼけていたのか、あと1週間先の話だと思っていたのか、2度寝しようとしていたので、必死で状況を説明して、入院セットを車に積み込んでほしいことや、戸締り・翌朝焼けるはずの食パンの対応など気にしてもらえるように指示して車へ。

なぜかここだけ頭が回ったのか、助手席にはビニール袋の上にバスタオルが重ねて置かれていて、車が汚れないように?は気遣ってくれたみたい。

なんだかんだで破水に気付いてから40分後くらいに産院に着いたけど(5分の距離なのに遅いから心配したと言われた)、陣痛はまだ来ていなくて、子宮口も2cmて言われたかな?
分娩まではまだまだという感じだったので、夫はロビーで仮眠、わたしは分娩台で仮眠しました(陣痛室と分娩室が別れていない産院で、移動する必要がなかったのは最終的にはありがたかった)。

朝5時頃から7分おきくらいの間隔で陣痛らしきものが来るように。
マタニティヨガのクラスで呼吸の方法を教えてもらっていたので、息み逃しはめっちゃ褒めてもらえた。
だけど、息みを逃そうと思うと、思ってもみない部分に力が入っちゃったりして足が攣るように。

問題です!
Q:理学療法士夫婦の足が攣ったときの対応方法は?

妊娠中期〜後期、足が攣るんだよね。
こむら返りと言われることが多いかな。
人によって攣りやすい筋肉とか、いろいろだと思うけど、本当に声にならないくらい痛い〜なんで〜って気持ち。
まさか出産のときまで攣るとは思ってなかった。
で、答えはと言いますと、

A:攣っている筋肉の名前を的確に指示して、該当の筋肉を伸ばしてもらう

今思い出しても笑っちゃうんですけど、
わたし:「右前脛骨筋」
夫:「はい!」
わたし:「左大腿筋膜張筋」
夫:「はい!」
みたいな感じで、終盤は筋肉の会話しかしてなかったです。

助産師さんにも先生にも、こんなに的確に補助してほしいポイントを言える産婦さんはみたことないし、旦那さんは割とオロオロしてる人が多い中、抜群のバッテリーだったね!と言われたほどです。

腰とかお尻をテニスボールでゴリゴリすると痛みが和らぐって言うよね。
でも夫にやってもらっても場所がなんか違うくて、助産師さんじゃないと!みたいなあれこれを目にしていたから正直夫にやってもらうのは期待してなかった。
だけど、わたし自身も的確に自分のどの部分をゴリゴリしてほしいか言えるし、夫も助産師さんがやっているのを見てポイントを理解できたみたいで、

「いいから助産師さん呼んでくれ〜〜」(発狂)

みたいなことは1回もなかったの。
専門用語がわかるだけで、出産勝ち組!の気持ちだった。
(産むときに夫への意思疎通がうまくいったからそう思ってただけで、勝ちも負けもなく、みんな尊いです!!!)

コミュニケーションの課題

出産のときは筋肉の名前を連呼するだけだったので、コミュニケーション◎な夫婦のような書き方になってしまいましたが、わたしはどうやらHSS型HSEという性質があるみたいで、面と向かって確信のついたことや感情が伴うことを伝えようとすると、どこからともなく涙が出てきて(いや涙腺やろ)伝えられない状況になってしまいます。

夫婦の話、子育ての話、今後の金銭管理の話など、夫と相談したいことはいっぱいあるけれど、当たり障りのない言葉しか言えなくて、それ以上言うとなぜか涙が溢れてしまいます。

夫とのコミュニケーションに限った話ではありません。
職場で「改善したい」と思うことがあったとしても、これまでその取り組みをしてくれていた人がどう思うのかと思うと、心がザワザワしてきて、伝えるときに涙が出そうになります。
やりたくない仕事・おかしいなと思った事象について報告をするときにも、心が動いているとやっぱり涙が出そうになってしまいます。

正直、自分自身が繊細さんの一部だと思っていませんでした。
だけど、あるとき涙が出て伝えられないということをTwitterで投稿したときに、もしかしてHSSじゃない?と教えてもらったときは、目から鱗というか、なんでわたしの悩みを知ってるの?とびっくりした記憶があります。
以下、SHE AWARD後に、パートナーシップを良好に築きたいと思ってツイートした内容。
ここのツイートに頂いたリプライの中でHSS型HSEということばを教えてもらいました。

そんなこんなでわたしは思っていることや言いたいことがあっても、伝えたい相手が目の前にくると、涙が溢れて言葉で伝えることができなかったのです。

表現できた日

先ほどのツイートから約1ヶ月後の、今年の結婚記念日。
夫へ普段思っていることをどうにかして伝えたいと思って手紙を書きました。
家事の負担をもう少しでいいからお願いしたい、
理学療法士の仕事は少しセーブして他の仕事にもチャレンジしてみたい、
子育てでの悩みなど
書いているだけでも、夫の思いと自分の思いがズレていたらどうしよう、わたしだけ習い事をして、あんまりよく思ってないだろうな、などなど思えば思うほど、涙が溢れて溢れて止まらなかったけど、書く手は止まることなく、伝えたいことを全て表現できたと思いました。

デザインの仕事をしてみたいと思ってSHEに入りました。
だけど、もともと絵を描くことや創作することに苦手意識があり、ツールの使い方をどれだけ習得しても、素敵と思えるデザインはなかなか仕上がりませんでした。

書くことは、好きだったかはわからないけど、今まで伝えられなかったことが伝えられるようになるツールとしてとても素敵だと思ったし、気持ちを全て文字に表現できたとき、心のざわつきからくる涙ではなく、嬉しさの涙も一緒に出たような気がします。

これまでmixiくらいしか書くことをしてこなかったわたしが、noteに出会って、書いて表現することの楽しさに気づき始めてしまったので、今後も自分の気持ちが上手に伝えられないときは、文字に頼って表現していこうと思います。

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