見出し画像

わたしの生活に彩りをくれたのは、いつも新しい選択だった

みんなから遅れて入部したバレーボール部

ミカサかモルテンだよね

小学生・中学生の頃、バレーボールをしていた。
バレーボールを始めたのは小学5年生になった春。早い子だと3年生くらいから入部している子がいる中で、わたしのバレーボールデビューはかなり遅かった。

もともとスポーツは得意な方だけど、バレーボールはいままでやっていた体育や休み時間のドッヂボールとは全然違った。ボールを持つことができない、相手と自分の陣地が分かれているなど、新しいルールが多かった。みんなに教えてもらいながらメキメキ上達して、荒削りではあったけど、半年くらいでチームのメンバーに追いつけるくらいのレベルになれた。
同級生の部員がわたしを含めて9人もいたので、スターティングメンバーにはなれなかったけど、チームの一員として、県内上位チームのメンバーとして試合に出させてもらうこともあった。

中学校は4つの小学校が一緒になった。
わたしたちの小学校が県内ベスト4だったし、ベスト8入りしている小学校も一緒になったので、中学校でも強豪校として県大会でベスト4くらいまで進むことができた。

チームで目標に向かって進むことや、うまくいかないときに仲間と励ましあえること、スーパープレーが出たときにチームのみんなで喜びを分け合えることなど、バレーボール部に入らなかったら経験できなかったことがたくさんあった。遅咲きではあったけど小学5年生でバレーボール部に入部を決めなければ、あの感動もあの景色も見ることができなかったと思う。

高校進学と共にバスケットボールに転向

スラムダンクはみんな読んでるよね

バレーボール強豪校にいたため、バレーボールを武器に進学するメンバーも多かった。でも、わたしは高校生活をバレーボールに捧げる覚悟はなかったので、普通に勉強して地域の進学校へ入学した。バレーボール部を覗いてみると先輩が5人くらいしかいなかった。今までスターティングメンバーになりたくてもがいてきたのに、簡単にスターティングメンバーになれてしまいそうなところが面白くないと思ってしまった。

同じ体育館の中で、バスケットボール部にすごく活気があり、自然と気になった。見学させてもらい、未経験者であることを先輩方に伝えたところ、高校からバスケを始めたメンバーもいるから大丈夫だよ!とのことだったのでバスケットボール部を選んだ。

小学校・中学校の頃から、バスケットボール部が隣で練習しているというシチュエーションは頻繁にあったので、どんなことをするのかよく知っているつもりでいた。
百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、見ているのとやってみるのでは全然違った。ルールを覚えるのも大変だったし、頭も身体もついていくのがやっとだったけど、こちらも半年くらいで紅白戦に入れてもらい、それっぽくプレーできるようになった。バスケットボール部も県ベスト8まで勝ち上がることができ、チームで勝つ喜び、わたしのような初心者プレイヤーがシュートを決めるとコートのメンバーもベンチのメンバーもみんなで喜んでくれて、試合の雰囲気がグっと良くなるのがすごく嬉しかった。

できることをどんどん伸ばしていくというのも素晴らしいことだと思う。でも成長できる環境じゃないと感じたので、新しい扉を叩いた。(バレー部に入っていたら少ないメンバーでどう戦略を立てるかなど、考えて戦う選択肢もあったろうけどね)
新しい環境に身を置いて、自分に負荷をかける。できることが増えていく、自分が成長していると感じられる。そういう刺激が自分の人生をおもしろくしてくれているし、いい味を出してくれているのかもしれない。

いま迫られている選択

毎日車椅子を押す仕事をしています

高校時代に進路を考える時期がくると思うけど、わたしは医療職に憧れがあったので、理学療法士を目指すことにした。国家資格を取得して、いまは病院で理学療法士をしている。
2年目・3年目で配置換えがあり、5年目で7年目で産休・育休を取得。ずっと同じ病院で勤務し続けているけど、ときどき働く環境が変わったりライフスタイルが変わったりして、日々に彩りがあった。
次男の育休後、約4年間は同じ病棟を担当している。そろそろ面白くなくなってきたというのが本音だ。
患者さんは入れ替わるし、病気や怪我の状態も人によって違うし、毎日同じことをしてるというわけではない。業務改善を繰り返した結果、自分の中で効率の良い方法はこれ、これを先にやっておくとチームのメンバーが動きやすいなど、もう自分の中でのベストが出来上がってしまった。
新しい刺激がほしい。

コロナによって仕事量や気を遣う部分が増えたこと、長男の小学校進学も理由のひとつではあったけど、わたしは新しいこと・新しい働き方がしたいのかもしれない。

こどもの帰宅時間に合わせておかしを並べておくのが夢

1年前に転職サイトで「在宅ワーク」と調べたときに、今のスキルでは在宅ワークができないと突きつけられた。どうにかして在宅ワークに繋げたいと思い、オンラインスクールでwebデザインやライティングを学び始めた。これが仕事にちゃんと繋がるのかはまだわからないけど、コンペに入賞したり、業務委託契約を結んでもらえる会社ができたりと、新しい環境に身を投じてみて、少しずつできることが増えてきた。
できることが増えて、働き方の選択肢が増えてきているいま、楽しくてしょうがない!

わたしは17時までの病院勤務よりも、こどもの帰りを家で待ってあげられるお母さんになりたい。でも専業主婦になるつもりはない。いま、少しずつスキルを身につけていく中で、こどもとの時間も収入もどちらも諦めなくていいという選択肢がようやく見えてきた。

オンランスクールでの学びを活かした仕事のみではまだまだ不十分だけど、少しずつ学びを深めていく中で、働き方を考え直すという選択をしたい。
単調になってきた生活に、また色が付いたと思える日を迎えられるように。働き方を変えて家族との時間も収入も全部諦めない、欲張りな選択を肯定できるように、これからも自己研鑽を積みたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?