おうせけ(その2)
前回までのあらすじ
つばめがぴょんこ長官と矢部謙三を間違えて大変なことになった。
今回のコントからは百鶴が千羽鶴やつばめの妹ということです。コントってなんだ?(ラーメンズの銀河鉄道のような夜を見ろ)
「そういうわけで、バレンタインデーですねー」
ぴょんこ長官が情報管理庁の制服で来た。昨日のことで忙しかったんでしょう。
(ぴょんこはちゃんと着替えて来ましたよ!)
コイツ、ココロの中に直接!
「はい」
昨日は2月14日、まさにヅラのバレンタインデーというような惨事が発生したので彼女がなかったように振る舞うのも仕方ないでしょう
「ぴょんこ長官に友チョコくれたりしないんですか~」
「意味がわかりません」
素直にあげるのも面白くありませんし、ふざけますか。いつもこの脳内ピンクに主導権取られていますし。
「?」
「友チャコですよ」
裁縫セットに何故かチャコペンが三本あったので。
「ぴょんこに鉛筆噛れっていうんですか」
「いや、まあ」
いや、まあ、そういう気持ちがなかったわけではないかもしれない。
「せっかく、忙しい中、チョコ用意したのに。百鶴ちゃん、あんまりですー」
コタツから出る。まだ寒い季節ですねえ。
冷蔵庫からフォンダンショコラを取り出す。
「バカですねえ。ちゃんとありますよ」
フォンダンショコラをレンジに入れる。
「かっ、被った」
ぴょんこ長官も市販品の同じフォンダンショコラを持って来たんですか・・・