バンギャ兼エーステの監督がヒプステに行った話②

ここではtrack.1をライビュ参戦した時の話を書きたいと思います。track.4のネタバレを読みたい方は③を読んで下さい。




私はバンギャだがハマっている2次元のコンテンツが2つある。

それは「イケメン役者育成ゲームA3!」と「ヒプノシスマイク 」だ。

その事についてつらつら綴ったものはこちらを読んでいただきたい。

私はエーステから水江建太さんの存在を知った。その彼がまた私の好きなコンテンツ、ヒプノシスマイクのヒプステに出演、しかも摂津万里から続く入間銃兎、また今回も彼が私の推しキャラを演じてくれるとあり、ものは試しにとtrack.1は映画館のライビュで観劇した。


結論から言おう。

凄かった。想像以上だった。


ヒプノシスマイクは声優×ラップのコンテンツであり、キャラクターを声優以外が演じるなど当初のコンセプトの趣向とはズレるのではないか?ラップをベースにしているコンテンツなのに何故そこにダンスバトルが加わるのか?

ヒプステが発表された当時は様々な意見が交わされた。大体どのジャンルでも舞台化されると賛否両論別れると思うがヒプノシスマイクは特に多くの意見が交わされた記憶がある。

さらに18000円という高額なチケット代が追い討ちをかけたと考える。

まず私は水江さんがこんな賛否両論別れている舞台に出て大丈夫なのだろうかと不安に思った。まず彼はエーステが初めての舞台であり、経験も浅い。

しかも摂津万里という彼にドンピシャな役をあてられたのちに真逆なキャラクターの入間銃兎という役を演じる。

何故水江さんが入間銃兎を演じるのだろう、他にももっと適役がいるのではないか?悲しい事にそんな考えをしてしまった。

不安に思いながら映画館でtrack.1のライビュを観劇したがその不安は払拭されたのである。

彼は成長していた。入間銃兎だった。

彼は役者として成長し、摂津万里とは真反対の入間銃兎を立派に演じていたのだ。

ビジュアルももちろんだがピシッとした振る舞いが立ち姿だけを取っても入間銃兎だとわかる。

水江さんだけじゃない、他のBuster Bros!!!の山田一郎も二郎も三郎も、MAD TRIGGER CREWの碧棺左馬刻も毒島メイソン理鶯もそこにいたのだ。ビジュアルだけじゃない、声も細かい喋り方もきちんとキャラクターに寄せていた。

最後、一郎の言葉が今思い出してもこみ上げるものがある。

「2次元でも3次元でも、2.5次元でも俺は俺だから」

その言葉は一郎の「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-+」の歌詞そのまま。

彼はどんな気持ちで初日を迎えたのだろう。

舞台化反対意見が多い中、座長としての責任や重圧が彼の背中にのしかかっていただろう。

純粋に高野洸さんが凄いと思った。

どんな逆境にも真っ向面から挑む姿が山田一郎そのものだった。

私は当初、ヒプステのパンフレットすら買わないつもりでいたのだがライビュを観終わったら即、グッズ売り場に駆け込んだ。

観てよかった。

まずはそう思える舞台だった。

ヒプノシスマイクのファンはキャラクターに命を与えた声優さんへのリスペクトが強いと思う。

そもそもヒプノシスマイクはラップ×声優をベースにしたコンテンツだからというのもあるがそれだけじゃない。

ファンの気持ちにこたえようと出演声優がキャラクターと真摯に向き合い、真剣にラップに取り組む姿に心を打たれるからだ。

ヒプステに出演している役者はそのファンの気持ちをくんでいたと思う。


きっと今でもヒプステを敬遠する人がいると思う。それは個々の考えがあるのでその考えを尊重したい。

でも私自身はヒプステを観てよかったと心から思った。


今思うと現地参加すればよかったと後悔している。以上がtrack.1をライビュ参戦した私の感想だ。




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