バンギャが初めてエーステ秋単独(2.5次元舞台)に行った話①
バンギャが初めて品川ステラボールへ行き、2.5次元役者のランダムブロマイドを購入、初めてトレーディングスペースで推しのブロマイドを揃える話。
バンギャは知っていると思いますがV系バンドでは必ずあるランダムチェキの話も出てきます。
舞台のネタバレを知りたい方は②をご覧下さい。
私はバンギャである。
高校生の頃からかれこれDIR EN GREYという黒でもない白でもないグレーな「痛み」をテーマに活動しているバンドをかれこれ10年以上追いかけている。
最近はV系のインディーズバンドも追いかけ始め、DIR EN GREYでは絶対にありえない咲き行為などもしているバンギャである。
そんな私がソーシャルゲームにはまってしまったA3!というゲーム。
ずっと3次元の推ししかいなかった私だが2次元の推しが出来た。
そのキャラクターは秋組、古市左京である。
アニメイトカフェやA3!展、ブルカニなど初めて経験することばかりでほぼバンギャ界隈でしか生きてこなかった自分にはとても新鮮な事ばかりだった。
初めてアニメイトカフェに行った話や、そこで推しコースターを交換する際のルールの話も書きたいところだがここでは割愛しよう。
公演イベント、シーズンイベント、推しのガチャ、ソーシャルゲームは目まぐるしいが推しのシナリオが読めるとあって狂喜乱舞し、ゲームを日々楽しんだ。
そんな中、A3!が2.5次元舞台をやると知った。
2.5次元の知識はなくはないが、テニスの王子様,刀剣乱舞などが行なっているプロの役者がキャラクターを演じる舞台、という知識のみである。
春夏公演、秋冬公演、春夏単独、
共に映画館でライビュで観戦した。
感動した。
そして秋組単独公演。
これはライビュではなく、絶対に古市左京の主演「任侠伝 流れ者銀二」を生で観なければならない。
私はそう心に誓った。
チケットを握り締め、着いた先は「品川 ステラボール」
何度もチケットの日時、場所に間違いがないか確認した。
初めて行く場所。
ステラボールのホールは映画館とショッピングモールの中にあり、ステラボールのホールはオマケのようにも思えた。
ホールでのライブ参戦は数え切れないほどあるが映画館とショッピングモールが隣接されているホールは一度も行った事がない。
演劇というのはどうしても敷居が高いイメージがあるのだが、これは2.5次元だからなのか敷居が高いイメージが払拭された。
私が参加するのは午前の部、マチネ。
時間よりかなり早く着き目的のグッズを購入。
目的の品は公演パンフレットと古市左京のブロマイドである。
このブロマイドはランダムであり、どのキャラクターが出るのかわからない。
これはV系バンドでいうランダムチェキだ。
バンギャはこのランダムチェキを知っていると思うが、ライブの物販では必ずといっていいほどチェキがある。
このチェキはメンバーが曲の衣装を着てキメポーズをしたりプライベートなオフショットが写されている物だ。
勿論このチェキもブラインド式であり、推しが出るかわからない。
また当たりのチェキにはそのメンバーのサインが書いてあるので当たりが出るまで引く、なんてこともザラである。最近は己龍というバンドがチェキにQRコードを載せ、そのチェキを撮った時の動画もスマホで見られるように工夫されているものもある。
チェキは作成する際の単価も非常に安く、バンド側としては貴重な資金源だ。
応援したいV系バンドがいるなら是非チェキを購入していただきたい。
とりあえず、エーステでも「異邦人」「任侠伝 流れ者銀二」のブロマイドを購入制限である各10枚、それぞれ購入した。
推しの古市左京が出たら万々歳だ。
チェキを購入し、公式が用意したトレーディングスペースに向かう。筆者はランダム商品を買うのも初めてであり、トレーディングスペースを利用するのも初めてだ。
トレーディングスペースは外、今は真冬の1月。
極寒で強風が吹く中、トレーディングスペースに用意された椅子に腰掛け風で飛ばされないように袋を開封する。
やった、推しだ。
結果は推しである古市左京のブロマイド、全てを自引きする事が出来た。
しかし秋組の二推しである摂津万里は全て揃わなかった。
結果は「異邦人」のドム役2種のみで「銀二」での茂木役は一枚も出なかったのである。
私はよくメルカリを利用する。
それはA3!にハマってからなのだが2次元のキャラクターグッズはランダム商品がとても多い。
購入したからといって必ず推しが手に入るとは限らないのだ。もちろんエーステのブロマイドもメルカリで検索をした。
摂津万里役の水江建太さんは新人であるにも関わらずエーステで摂津万里役が決まると瞬く間に人気が出た。そして他の役者をさし置きエーステでは一番の人気俳優になったのだ。
そのため、彼のブロマイドはメルカリでも群を抜いて高額なのである。推しキャラではなくても秋組のブロマイドは全部欲しい。
私はダブったキャラを条件に自引き出来なかった摂津万里を探す事に決めた。
ふらっとトレーニングスペースを回ると沢山の監督がブロマイドを出し、交換希望を書いたホワイトボードを出している。
成る程、ホワイトボードだと交換が見つかった場合の書き換えもスムーズだからだ。
あとはブロマイドをoppに入れてマスキングテープで椅子に貼り、推しの公式イラストを大きく印刷した看板を椅子の前に置いて推しキャラクターをわかりやすく主張している人もいた。
当然筆者はトレーディングスペースを利用するのも初めてであり、oppやマスキングテープなどない。あるのはコピー用紙一枚とマジック、ブロマイドとパンフレットが折れないように持ち帰るための透明なプラスチックケースのみである。
とりあえずコピー用紙にマジックで
「万里求む」と記入した。
風で飛ぶ可能性があるため、ブロマイドは透明のケースにいれて見えるように差し出した。
すると5分もしないうちに人がぽつぽつと集まり、声をかけられた。
「万里ありますが、太一と交換できますか?」
差し出されたのは「異邦人」のアップ写真の万里。
私は万里は二推しだが「異邦人」のドム役の万里が好きだ。自引きでそのブロマイドは出せたが二枚は欲しいと思っていたため、二つ返事で快諾をした。
推しが見知らぬ誰かと交換出来たこと、初めての経験でとてもワクワクした。
そのあとも何人かの人に声をかけられ、また自分から声をかけたりもしたがそろそろ開演時間だ。
私はもう一度チケットの日時、時間を確認して会場に向かった。
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