バンギャが初めて2.5次元ライブ(エーライ)に行った話①
※こちらはエーライのネタバレなど一切無いレポートです。ネタバレありは②をご覧下さい。
私はバンギャである。
DIR EN GREYという「心の痛み」をテーマにし、活動しているバンドをかれこれ10年以上追いかけている。
最近はV系のインディーズバンドも通いだした生粋の「バンギャル」である。
そんな私がハマったゲーム、A3!というソーシャルゲーム。
A3!はストーリーとキャラクターがとても魅力的でやり始めて1週間でメインストーリーを一気に読み、感動して嗚咽が出るほど泣いた。
そして2次元の推しが出来た。
摂津万里と古市左京である。
私はこの2人のキャラクターが大好きだ。
その2次元の推しが2.5次元化されてライブをやる事になった。
「MANKAI STAGE『A3!』~Four Seasons LIVE 2020」である。
前回、初めて2.5次元舞台(秋組単独公演)に行った時の感想はこちらにリンクを貼っておこう。
箱は東京ガーデンシアターという8000人収容のホール。最近はインディーズバンドばかり通っていたので大きいホールにわくわくする。しかも会場は出来たばかりの新しい施設。
周りはマンションとショッピングモールが併設されていてライブ目的以外の人も沢山おり、賑わっていた。
新しいホールはとても楽しみにしていたが一番の不安はペンライトである。
私は未だかつてペンライトを振るようなライブに行った事がない。
ペンライトを持とうものならファンからへし折られるくらい激しいバンドしか通ってこなかったからだ。
しかしこのライブのチケットにはペンライトが一本付属してある。チケットにペンライトが付属していなかったら物販で売っていても絶対に買わなかっただろう。ペンライトを振る自分を想像しただけでも恥ずかしいからだ。
コロナ対策のため検温をされ、チケットの半券は自分でもぎり会場へ。
本人確認もスタッフはマスク、手袋、フェイスシールド着用で一切チケットや本人確認書類には手を触れない。
「よく見えるように横に並べて下さい」
と、チケットの名前と免許証を目視。
そしてペンライトを渡された。
エレベーターで登りながら袋をあけて中を確認する。
乾電池は入ってるのかと一瞬不安になったが、きっちりと中には乾電池が付属されていた。
初めてのペンライト。
ボタンを押し色を確認する。
ピンク、黄色、オレンジ、水色、ゴールド、白…。
袋を見るとそれぞれの推し組のカラーの説明が書かれてある。とても親切だ。
ペンライトのカラーを確認したものの、電源の切り方がわからない。カチカチボタンを押しても色が変わるだけ。
もうわからないので乾電池を丸ごと抜いて電源を切った。
席に着くととても大きい会場、こんな大きいホールはいつぶりだろうか。
早速席に着き、ペンライトの操作方法を確認する。なるほど、ずっと長押ししていたのはセレクトボタンだった。
セレクトボタンとは登録した色にカラーチェンジ出来るらしい。
推し組のカラーに瞬時に変えられるわけか。
早速推しである秋組カラーのオレンジをセレクトボタンに登録した。
この日はコロナ対策のために両脇は空席、全ての席がひとつ飛ばしであるため、当然私の両脇には人がいない。
尚、声援やスタンディング行為も禁止。
ちょうど席の目の前に柵があるのに着席とは…。
バンギャならわかると思うが目の前に柵があるのはとても好条件な場所。
柵があるとヘドバンする時に捕まれるからだ。
バンギャなら日本武道館で席から落ちそうになった経験は一度はあるのではないだろうか。
命を繋ぎ止めるものと言っても過言ではない。
頭も振らない、声も出さないライブはamazarashi以来。
頭を振らないのなら付けているアクセサリーも取らなくていいし髪が長かったら結んでタオルの中に入れなくてもいい。
こんなライブは初めてだ。
緊張の中、ライブは始まった。