走馬灯ビジネス

死ぬ間際の描写で
過去の思い出が走馬灯のように駆け巡ったとかよく聞くけれど、
この走馬灯の映像って絶対名作だと思うのは私だけでしょうか。

きっと誰の映像でも傑作だと思う。

やっぱり人生のターニングポイントや、
思い出に残る名場面集になっていると思うし、
その人の一生の思い出が詰まった人柄も現れる唯一無二のものだと思うんだよね。

もしこの先技術が発展して、
死ぬ直前の走馬灯のように駆け巡った記憶が
一枚のディスクにまとめられて映像化できるとしたら。

私の1枚はどんなものになるのだろうか、、

過去食べた美味しかった唐揚げ特集とかだったりしたらどうしようとか思うけど、
でもそれはそれできっとまた最高だろうな。

他者でも購入可能な場合、
お葬式で走馬灯映像が流れたりして
その人の一生を皆で振り返って思い出共有するのもきっと素敵な時間になるでしょう。

ただ、生前よりも死後の世界の方がバズりそうではあるのよね。

死後の世界で1番最初に会う(であろう)天国の門番兼受付みたいな人に、
走馬灯ディスク記念に買っときます？て聞かれたら、
結構な値を張ってでも購入即決だと思う。

死後の世界での支払い方法は不明だけれど。

オプションで、
残された人の夢へ走馬灯ディスク投影可能とか言われたら、
お世話になった人とか大切な人とか好きだった人とかに向けて、
多分オプションも付けるだろうな。

結局死後の世界なんてわからないんだけど、
そう考えたら、私の夢にたまに出てきてくれる愛犬とかは
私に向けてオプション付けてくれたんだねと思えて勝手に嬉しい気持ちになる。。

三途の川を渡った後、向こうの世界にまだこのビジネスがなかったら
私は走馬灯ビジネスを運営するという死後の目標ができました。