即興劇を 名前は知ってたけど、 概念は知ってたけど、 なんとなくじっくり知る機会があって、 それでびっくりした。 意味のある会話をしているつもりになる会議のほとんどは即興劇だったりして、必ずしも引き出したい結果や言葉を生まないこと。 もちろんそんな即興劇の状態を楽しむ場面はたくさんあるのだけど、他方そうでない、必要なやりとりが生み出せてない会話もある。 たまにはそんな視線が便利な時もある。
人の考えを知るって難しくて、 でも楽器だと、 例えば、全くスタイルの違う演奏家と一緒の時に、 完全シンクロさせる技があって、 呼吸も動きもスピードも動力も、 まるで操り人形みたいに、 そうやると、 なんでそうしてるのか、そうなるのか、 言葉で聞いてもわからないその人の考えが見えてきたりする。 どうしてそうしているのかがわかって、はじめて、 それに対して、どうしたい、どうしてもらいたい、 と言えるようになる。そういう態度で音が出せるようになる。 何より、
責任の範囲は、 結果じゃなくて、 言葉で説明ができる、 なんじゃないかと思ってる最近。
本当に自分の身体に耳をすませば、 身体の状態がわかる。 ということがわかってきた。 疲れている、仕事であまり寝れてない時は、 甘い飲み物が飲みたくなる。 コロナ在宅が増えた頃は、 ストレスで、食事量が安定しなかった。 別に食べたいだけ食べたけど。 落ち着いた生活にはちゃんと落ち着いた食欲となるカラクリが、 自分の身体にはちゃんと備わってる。
私にとっては、 読み解くこと、 そして、指揮者や曲を作る人、 の思いややりたいことがわかる、 と思っていて、それを音にする、 形づくる、 それはもちろんできる人とできない人がいて、 自分にはそれができると思っている。 もちろんもっとわかる人もっと弾ける人はいる。 でも、できる、と思って、 それをしたいと思ってる。 仕事もそんな気がする。 自分にはできる自分にはわかる、 ことをできるだけ発揮したい、 と思うことがある。