パイオニアプレイヤーがモダンに触れた感想
投稿の連続記録が途絶えそうなので没記事にしようとしたこれを掲載。
ほぼ全編ポエム。ポエムなので少ししたら消えるかも。
オールアクセスという権利を初めて買った。
普段はパイオニアしかやっていないので、どうするか悩んだ。
パイオニアで作れていなかったデッキを回すか、未知のモダンを回してみるか。
結果としてモダンを選択した。《一つの指輪》《オークの弓使い》が話題になっていて、盛り上がっていたので使ってみたくなったというのが理由だ。
モダン自体は配信などで見ているので動いているところは見たことがあったので全く初心者ということはないが、動かしたことはなかったので新鮮だった。結論としてパイオニアとは全く別の世界だなと感じた。今回はその使ってみた感想を記す。
全体の感想
・総じてパイオニアよりカードがパワフルで面白かった。あと、文書で知ってはいたが配信とかでは見たことがないようなデッキにあたって感動した。ネオブランドで2killされてすがすがしい思いした。
・フェッチやピッチスペルなどの文化の違いで全然違うゲーム展開を楽しめた。パイオニアの創設理由として、スタンとモダンの間を埋める、というのがあったけど確かにパイオニアとモダンはだいぶゲーム感覚が違う。パイオニアはまだ牧歌的。手札切ってピッチやフェッチなどせわしないことはパイオニアではないし。モダンはやること(フェッチとピッチでできることなど)の選択肢多いと感じた。
・資産が高くなければ手を出したいんだけどモダホラのカードが高すぎるんゴ。
多色化の容易さとフェッチの難しさ
フェッチ、ショックインランドが使えるので多色が容易なのはとても新鮮だった。2Tで《レンと六番》の赤緑から《時を解すもの、テフェリー》の青白がでるのはパイオニア環境ではなかなかないので斬新だった。まあそもそもこれらのカードはパイオニアにはないんだけど。一方で、どの土地を持ってくればいいのかはなれるのに苦労した。あと相手のターン終了時にフェッチを切り忘れるのは頻発した。モダンプレイヤー、さては頭いいな?この辺り実際にやってみないとつかめない感覚だったのでいい経験になった。
5色デッキも回したが、最終的には2色のデッキのほうが自分的にはフィットした。土地で考えたくない、というのと5色だとどうしても他でも使っているようなパワーカードを単に詰め込む、という感じになってしまいがちに見えた。
モダホラ以外の影の薄さ
モダンなどのエターナルフォーマットは基本的に昔のカードも使えますよ、というのが売りだと思っている。あっている?あっていないならここの章すっとばして。
私は2001年ごろにいったんMTGを離れたので、そのあとに出てきたカードたちはwikiでしか知らなかった。
2001以降のカードはあまり知らなかったが、以下のアンケート結果は知っていたので、これらの過去に強かったカードを使ってみたいなとは思っていた。
https://www.fgrecservices.com/mtg-%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/2014%E5%B9%B4%E3%81%AEmtg%E3%82%92%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AF%EF%BC%81%EF%BC%9F%E9%81%8E%E5%8E%BB20%E5%B9%B4%E3%81%AEmtg%E3%81%AE%E4%BB%A3%E8%A1%A8/
しかしモダホラのカードが強すぎて彼らを活躍させるのは難しかった。特に《苦花》が使いたかったのだが全然。使い方の問題?それはそう。使い方の問題にしたとしても往年のパワーを感じられないのは少し残念だった。まあパイオニアでも似たようなことはあると思うけど。あれだけスタンで活躍した《黄金架のドラゴン》とかパイオニアで誰もつかっていないし。
スタンセットがモダンに与える影響が小さすぎるのでモダホラのようなセットがあるのは仕方ないのだが、少し寂しかった。
デッキパワーの差
パイオニアだけだとこの意味はわからなかったのだが、モダンをやってみて自分なりに納得できた。パイオニアはモダンに比べると確かにデッキパワーに差はなさそう。正確にはパイオニアはTier3くらいでも相性でTier1のデッキに勝てるのはあるけど(ラクドスがエニグマファイアーズなどに弱い、など。本当にエニグマファイアーズがTier3なのかは知らない。)、モダンだと相性差があってもデッキパワーで蹂躙できるように感じた。もちろん相性差がないとは言わない。まあこれはたった2週間しか回していない私の感覚なので、実際慣れてみたら違うのかも。モダホラのカードが強いという話にも似ているけどモダホラのカードが少ないデッキは勝ち上がるのは難しそうに見えた。
人が多い
パイオニアに比べてフリプでも人が多く、すぐにマッチするのはストレスなくていいなと感じた。パイオニアにも来てくれ。
個々のカードの感想
今回使ったカードでやばかったなという感想を書いていく
レンと六番
一番強さがバグっていると思ったカード。土地が2枚しかハンドになかったのにどんどん土地が伸びていく… 相手は4枚くらいでストップしているのに… 個人的にマナスクリューが一番嫌なので大変助けられた。あと地味に1点とばす能力も便利。これが2マナのPW…?調整ほんとにしたの?これがモダホラの力・・・!
敏捷なこそ泥、ラガバン
これもまあまあ頭おかしいカード。宝物トークンが作れるというのが強くて2ターン目に3マナにジャンプできて《血染めの月》や《鏡割りの寓話》がプレイできるのは爽快だった。相手のトップをプレイできるというのはおまけでほとんど成功しなかったが、やられたときはマジで怒りしかなかった。特に手札に持ってたサイドインカードをトップから盗んだ2枚しか入っていない俺の《思考囲い》で落とした時はパソコンを窓から投げた。
ただ、1マナの放置できない生物、というのはパイオニアの緑信心でも同じなので、そこまでバグっているとは思わなかった。もちろんラノエルと生き残った時のリターンがだいぶ違うので比べちゃダメかもしれないけど。
オークの弓使い
使いやすく、強く感じた。まずタフ1が軒並み駆除できた。《敏捷なこそ泥、ラガバン》がバンバン打ち取られたし、マイナスから入るPWを落としたり。
次に誘発のタイミング。《一つの指輪》《歴戦の紅蓮術士》《時を解すもの、テフェリー》といったドローがすごい使いづらかった。《歴戦の紅蓮術士》何回も落とされて個人的に少し数を減らした。
3つ目に動員という頭数を増やすこと。ブロッカーとして時間を稼いだりクロックとしてライフを詰めたり。
4つ目に瞬速がついている。これによりとりあえず向こうのエンド時にプレイできる柔軟性。
レガシーほど暴れている、という感じではないと思うけど柔軟に使える、という点ではすごい使っていて便利に感じたし、使われて嫌な思いをした。パイオニアには間違いなく来ない一枚。
一つの指輪
よくないカード。相手が使ったときは強くて自分が使ったときはイマイチ。永遠にプロテクションがつくのがよくない。ただ《オークの弓使い》《黙示録、シェオルドレッド》が対策になっているようなのでまあまあなんとか禁止になるかならないかライン?自分の《黙示録、シェオルドレッド》と相性いいのもおもしろい。コイツ、スタン、パイオニアで暴れるのに飽き足らずモダンでも来たか。てか黒使い得では?
サウロンの交換条件
味のする一枚。強いかはよくわからなかった。絶対数で行けば増えるのは1枚が多い。その計算だと3マナはそこまでお得ではない。使う側も使われる側も考えることが多い気がする。こういうカードすき。往年の《噓か真か》を彷彿とさせて青黒コンが入賞してから何回も使った。正直すきすぎてこのカード使いたいがためにモダン続けたいという気持ちある。
回したデッキの感想
3種でリーグを回した。初回にしては勝てたほうなのでデッキのパワーを感じた。
ラクドス( 想起 & no 想起)
ラクドス想起で4-1 、想起なしで3-2。
最もしっくり来た。
想起は下のリストを使用。
https://twitter.com/komatta_man/status/1677787901638377472
No 想起は想起生物とフェインデス系のスペルを全部廃し、メインに《鏡割りの寓話》《歴戦の紅蓮術士》《血染めの月》採用。
メイン月は1本目で相手が基本土地を持ってきてない状態がそれなりにあって結構刺さってよかった。また、このNo 想起だと相手が想起だと誤認してサイド後に《虚空の力線》張ってきて得したりした。
どちらも土地管理が難しくなく、パイオニアユーザーにはハードルは高くなかった。《鏡割りの寓話》のコピー能力、モダンの生物の質でコピーするととたんにゲームが著しく傾いて爽快だった。《悲嘆》《激情》《オークの弓使い》《歴戦の紅蓮術士》。ありがとう。寓話最強か?
4Cオムナス
1-4。
https://www.mtggoldfish.com/archetype/modern-4-5c-omnath#paper
相手の攻めに抵抗するのは難しくなかったが時間内に攻め切るのが難しかった。大体が伝説のクリーチャーなので横並びできなかった。土地をどうもってくるかもハードルが高かった。配信などを見る限りオムナスの上陸と指輪のライフルーズの相性がいいのは理解した。各デッキのカードの値段が高いのでオールアクセス期間以外では使わなそう。
5色独創力
3-2
https://twitter.com/tensai_manohito/status/1676996121665896448
《不屈の独創力》をプレイ、という明確なゴールがあるせいか、4cにくらべると使いやすかった。あまり黒のカードはないし、赤は全部の土地にあるから計算するのは実は3色だからだろうか?
独創力から出てくる執政官、バグみたいな強さだった。独創力自体はパイオニアでも使えるけどさすがにこの破壊力さすがはモダン、という生物だった。
ただ《オークの弓使い》で種がつぶれるのは少し不便だった。布告除去もトークンですまされてしまうのが悲しい。
青黒コントロール
リーグなし。
思ったより強かった。島サイクリングを採用した人は頭がいい。《一つの指輪》入りが最初違和感あって抜いてたけど、あったほうが強かったかも。少し改造して《噓か真か》を入れた。あの頃を思い出して懐かしい気持ちになった。《弓使いのオーク》は万能。構える動きにマッチしすぎてて、ラクドス想起よりフィットしていると感じた。《サウロンの交換条件》もいいカードだし、とてもいいデッキを使わせてもらった。さすがに《弓使いのオーク》はやばいが、パイオニアでも青黒コンがもう少し上位にくるようなカードがくるといいなあ。
緑トロン
リーグなし。かじっただけなので相手のサイド後にはいる対処札に対する回答が難しかった。このデッキで5-0できる人すごい。《一つの指輪》は最高にマッチしていた。
その他
既存のデッキではカスケードクラッシュ、ジャンド、青白人間、赤白カルドーサ、赤緑カルドーサ、8Rack
オリジナルでBGミッドレンジ、赤単オボシュ、赤白オボシュ、赤緑独創力、赤黒独創力、緑信心、青白ロータスなどを作った。
オールアクセス満喫しすぎでは。
緑信心とオボシュ系は回していて楽しかった。
緑信心は《起源の波》、《楽園の拡散》、《東屋のエルフ》、《野生語りのガラク》が強化になってて回ればめちゃくちゃにできて面白かった。パイオニアのをほぼコピーしただけなのでもっとうまく組めると思われる。モダホラのカードがほとんどなく、《一つの指輪》以外は安いので今後にふらっとモダンで遊ぶために組んでもいいかもしれない。
オボシュは《鏡割りの寓話》《歴戦の紅蓮術師》の8枚体制のおかげで《血染めの月》と《ウルザの物語》を併用できてパワフルでした