デイヴィット・ホックニーの炎
朝、日曜美術館を見ていたらデイヴィットホックニーという人の特集をしていて、いい絵だなと思った。いい絵だなと思っていたらその人の絵はどんどん変化してしまって、ピカソのキュビズムみたいになっていって、それより端正な人物画の方が素敵だったのにと思った。けど、その人はひたすらに、絵画の中の世界と鑑賞者がいる現実の世界を結びつけたがっていて、そのために絵はどんどん変化していく。
つまり、その人にとって絵は思想で、形への執着はさほどないのだと思った。あんなにうまく描けるのに、それを封じて