【美容室は信号機より多い!】 理容師・美容師の意外な真実3選
「大人が読んでもタメになる&高校生の将来の目標探しに(少し)役立つ」をコンセプトとした記事を定期的に投稿します。
もともとは仕事として別の形で公開する予定だった記事なのですが、新型コロナウイルスの影響でクライアントの予算がなくなり、おじゃんになりそうなので、リライトしてあげることにしました。
1. 理容はかつて外科医が担当していた
理容室の前でクルクル回る「赤・白・青」のアレ。サインポールと言うのですが、なぜこの3色なのか、知っていますか?
由来には諸説ありますが、一説には「白は包帯、赤は動脈、青は静脈」と言われています。
中世のヨーロッパでは理容師が「理容外科医」として歯の治療や傷の手当てまで行っていたことがあるのだそうで、日常的にカミソリを使うので刃物の扱いに慣れていたんですね。
ちなみに理容師と美容師の違いを簡単に言うと、理容師がカミソリを使ってヒゲ剃りや顔剃りができるのに対して、美容師はカミソリを使うことは原則禁止されています。代わりに美容師には理容師にはできないまつげエクステが認められています。
2. 美容室の数はコンビニの4倍以上
美容室の数は近年全国各地でどんどん増えており、2019年には過去最多25万件を超えました(厚生労働省)。
コンビニの店舗が2020年1月時点で5万5,581店(日本フランチャイズチェーン協会)ですから、美容室の方が圧倒的に多いのです。確かに意識して見回すと街中に限らず、住宅地でも結構あちこちにあることに気づきます。
ちなみに、信号機の設置数は約21万台(警察庁)。日本は世界で一番信号機が多い国なのですが、それでも美容室の数には及ばない。それくらい需要もあるわけです。
3. 実は働き方改革が盛んな業界
美容室の数が増える中、各店では美容師に「ここで働きたい!」と選んでもらって人手不足を解消できるよう、働く環境の整備を進めています。
たとえば、働く時間の長さ。シフト制を徹底し、店舗営業時間内を前半・後半の2部制にしたり、休日を増やしたりすることで、メリハリを持って働けるようにする店が増えています。福利厚生面でも、残業代や諸手当の支給などが推進されています。
ITシステムの導入も進んでいます。予約や売上げ、必要備品の在庫管理などを効率的に行えるようになり、その分多く接客に時間をかけたり、残業を減らしたりと、生産性を向上させています。
腕を磨いてフリーランスとして働く人も増えています。今はSNSなどを有効に活用すれば集客のチャンスがありますし、自分で店舗を構えなくても、最近では美容室の1席を借りて営業できる仕組みも登場していて、まさに腕一つで活躍できる環境が整っています。
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美容師という仕事は人気が高いようで、さまざまな分野の専門学校がある中で、美容関連の学科の学生数は看護に次ぐ2番目の多さです。
たくさんの理容室・美容室がある中で、人気を分けるポイントは「他店とはここが違う!」「これなら負けない!」という独自の特徴を持つこと。しっかり技術を磨くのはもちろんですが、「こんなサービスをする美容室があったらいいのに!」というアイデアがある人はチャンス、かもしれませんね。
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