見出し画像

ベストアルバム 2023




なとり『劇場』


なとりは本当に最高です。
特に彼のウィスパーにウィスパーを重ねたような声。
裏声の震え、掠れてるのにアンニュイなのに力を持ってるあの、弦楽器のような声。艶があって水分を感じるんだけど、ただの水じゃなくてずっと熱く残り香る。うっとりしてしまうし、高揚してしまうし、自分がそんな声だったら女の子をどうしてしまおうか!!という魅惑のハスキーボイス。最近はライブ配信もかなりやってくれるのですが本当にギターも歌も生でもステキなのでそのうち本当のライブを観れることを願っている。
全部好きなんだけど「エウレカ」出たときはテンション上がった!こんな疾走感あるギターロックも歌えるんだ・・・!って。あと8曲目の「夜の歯車」ね・・・最高だよ()

羊文学『12 hugs (like butterflies)』

現代 彼女たちがJ-POPとオルタナティブロックを上手く繋げてくれてる存在だと思ってる。 どんなにタイアップが増えても、知名度が上がっても海底に潜っていって、しっかり暗闇の存在を歌ってくれている唯一のバンドだろうな。戦ってる、羊文学も戦ってる。都会の中に感じる虚無感や蠢きなど、敏感にとらえられる繊細な人が作る音楽をギターロックにのせて、「どうか負けないで」「 忘れないで」と エモーショナルに骨太に伝える。「アイドル路線やファッション路線ばかりが 正解じゃないんだよ」って。「FOOL」はサビでも特に声を張ってる訳じゃないのにギターとコーラスが重なって体の内側でブォンブォン震える。その違和感や不器用さが根底のエネルギーにあるから。アンニュイなのに真っ直ぐ言葉が入ってくる。余分な血を出して綺麗だけが残る。
2024年は羊文学がメディアに消費されませんようにと願うばかり…

崎山蒼志『i 触れる SAD UFO』

2023年は呪術廻戦のEDにも選ばれ、崎山くん大活躍でしたね!
彼が注目されたのは高校生の頃。当時は、(独特のビブラートだなぁ)と思ってた。天才と言われてたけど私はあまり惹かれなくて TikTok見てたらたまたま流れてきた 「I Don’t Wanna Dance In This Squall」の動画で(お、いい感じ。声好き。え?崎山蒼志?!? 崎山くん?? )となりました。正直びっくりした。聴いてない間にアクがとれていい所だけ残ってた。そして彼自身もシティ感が出てカラ破ってる感じ。いいね…!耳障りが良くて、すごくピュアな部分もあり、セクシーさも出てきてる。アルバムの中でお気に入りはM2「In Your eyes」とM10「swim」


Mitski『The Land Is Inhospitable and So Are We』


Mitkiの独唱から始まり、賛美歌のように響き渡る合唱が美しすぎて、ぞわァとなる。 愛をすごく感じる曲が多い。聴いてると心が穏やかになる。「My Love Mine 〜 」は、映画のエンドロールを観ながら余韻に浸っているような高揚感があり、生活に愛をもって過ごしたくなる。 雨の日の午後、部屋にお花を飾ってぼーっと見つめたりしたいなぁ、なんて。 特に『The Deal』 は最後のまきあげ方がイヤホンで聴いてると気持ちよくて、仕事の帰り道によく聴いてたな。

YUKI『パレードが続くなら』

YUKIを聴いてる時にしかなれない最強のあこがれ少女の感情があって、このアルバム全曲それの権化なんだよね。本当に素直に愛らしいっていくつになっても色褪せないし濃くなってくなぁって。 今のYUKIにしか出せない可憐さ・品の良さ・ロマンチックさ・カッコ良さ・渋さ・色っぽさが詰まってる。特に、「鳴り響く限り」と「ハンサムなピルエット」はわたしが大大大好きな「ダンス・ダンス・ダンスール」のアニメタイアップでかなり思い入れのある曲。 聴くだけでキラキラした じゅんぺーの瞳、恍惚とした表情が思い出せる。「Oh!ベンガル・ガール」も最高!
YUKIが男目線で描く人はイケメン…! どの曲を聴いても好きなYUKIがいます。
ぜひ1枚通して聴いて欲しいな!

d4vd『Petals to Thorns』

YouTubeの広告で出てきて、曲が良すぎてスキップできなかった。
そんな彼はd4vd (読み方:デイヴィッド)
まだ18歳なのですか? なんですかその色気は…?
聴いていてどこか日本の音楽を感じるなと思っていたんだけど、調べたら日本のアニメが大好きで小さい頃から日本カルチャーに触れてきたんだとか。 嬉しいエッセンスを感じる事ができる。 妹の部屋の狭いクローゼットで携帯片手に楽曲制作をしてたんだって。すげー! 名曲ばっかりじゃん!! このアルバムは、自分の中の孤独との戦いを描いていて、暗い部屋や1人で帰ってるときにめちゃくちゃ合います!冬の季節(とくにクリスマス付近)に聴くとぴったりだよ。 18歳でこの完成度ならこれからもっともっと飛躍してくだろうし、色んな経験をした彼にだけしか書けない曲を聴き続けてみたいな~。

Mega Shinnosuke『2100年』

メガシンノスケ かわいくない?
歌ってる声が大好きなんだけど、その声を200%生かせるセルフプロデュース力持ってるよね。 2000〜10年代のロックを全部網羅してて、もう…!やめてくれ…!最高だよ!!!ってなるよね。影響受けてる音楽は特にありません!ってマツコ会議で言ってたけど、色んなエッセンスめちゃくちゃ感じるけど!きっと自分の「良いじゃん」ていうアンテナの周波数が 完ぺきな人なんだろうな。 ダブルボーカルっていうか声の加工もそうだけど、まんまとその周波数が気持ちいい世代です、ドンピシャです。ありがとうございます。 (「甲州街道をとばして」が大好きすぎる…)

ROTH BART BARON『8』

去年も書いたけどロットって毎回アルバムの質が良すぎて ベストアルバムに選んじゃうよね?
『HEX(2018)』とはまた別角度の温度を感じる温かいアルバムになってる。特に8曲目の「Krumme Lanke」を何気なく電車で聴いてたら、三船さんの優しい言葉が入ってきて胸にぐっと来てしまって、涙が止まらなくなった。夕暮れの電車で聴かないほうがいいです。(聴いた方がいい) 5曲目の「Exist Song」も大好き!
こんなに裏声がピュアで神秘的なのジブリでしかない!!
めちゃくちゃ森が似合うと思うんだけど!

宮崎駿はロットバルトバロンを次の作品に使ってください!!!!

SATOH『BORN IN THE ASIA』


SATOHの出す曲、全曲最高なんだよね。

ぜんぶツボなんだよ。なにより渋谷に合うんだよね。渋谷歩く時に爆音で聴いてると大丈夫な気持ちになってくる。耳に武器つけてる感じ。何回助けてもらったか。スーパーネオカルチャーって感じなんだけど、2000年代のバンドシーンをめっちゃ感じる 耳馴染みあるメロディーとアンニュイな声と喋ってるみたいな熱いリリックが気持ちいい〜。
今1番ライブ行きたい人かな。

okudakun 『Ιαπωνία』


okadakun 私の好きな男の子の声です。
ありがとうございます。
ミックスの仕方がちょっと切なくて寂しくなるの好き。個人的に出会ったタイミングがちょっと寂しい気持ちのとき、2022年のアルバムの「Re:set System」って曲がSpotifyのおすすめで流れてきて、好きだァァァァァ!!!!!!!ってなったんだけど2023のベストアルバムだからこちらのEPを選出。

Beach Fossils『Bunny』


そんなことより、ジャケット可愛すぎん?
ずっとスピッツのロビンソンやられてる感じわかる? 好きな音がぜんぶ詰まってる。
このアルバム聴いたら私の事分かると思う。
こうしてくれたら気持ちいいってところを 必ず当ててくる。
こんな恋人がいたら最高だろうな()
懐かしくて安心する 最高のドリームポップだよ。

龍宮城『2MUCH』

EPですが許してください。
2023年は龍宮城の1年であったといっても過言では無いと思う。

わたしは今まで『推し』というものが出来たことがなかった。
アヴちゃんがプロデュース?どんな子達が揃うんだろう?と
興味本位で観たオーディション番組0年0組 。

厳しく叱られたり辛辣な言葉を浴びせるだけのオーディション番組とは違い、生徒と先生という関係で、しっかりと敬意と愛を持った地獄の授業の数々。そしてそんなアヴちゃん先生の愛を受け取り応える素直な生徒たちの姿にどんどんのめり込んでいった。 そしてアヴちゃんの強い視線も目を逸らさずに真っすぐ向き合った7人が選ばれ、オルタナティブ歌謡舞踊集団 龍宮城が誕生。 アヴちゃんの血をしっかりと感じ ハイスピードモードで昇っていく彼らの姿を見逃さないようにしていたから、この1年あんまり瞬きしてません() 全然違う7人だけど、お互いにリスペクトの相手として、バチバチのライバルとして 龍宮城を突き詰めていくエネルギーをものすごい感じる。 どこにもいないグループ。って言うのは口で言うのは簡単だけど、きっとものすごく苦しんで、葛藤して、日々鍛錬してるんだろう。 デビューしてまだ1年経っていないのに猛スピードで体現してくれているから。 あっという間に多くの人を魅了していくだろうな。
今年は龍の年。 2024年、今から何を食らわせてくれるのか、ワクワクする。

そんなかんじで2023年のベストアルバムは12枚でした・・・!
毎年ジャンルが本当にバラバラでまとめるのが大変・・・w


そのほかに音楽の思い出といえば・・・

何を聴いてもクレヨンしんちゃんに聞こえてしまい純粋な気持ちで聴けなかったカネコアヤノも「タオルケットは穏やかな」という神曲により自分の中で克服できたし()、Wurtsも聴いてるとジャンプの主人公になれる最高な曲出してくれたしKEIJUも大好きな曲出したし、Vaundyも最高な曲ばかり出してくれたし、女王蜂の「01」もエンドレスリピートしたりと、単曲もものすごく心にヒットするものが多かったなぁ・・・!

ドラマっていうものに久々にハマった「パリピ孔明」
毎週欠かさずリアタイしたのは高校生ぶり・・・?
本当にいいドラマだった(まだ観てない人は絶対にみてください)
中に使われている曲たちも素晴らしかった・・・

わたしのお気に入りトラックをPlaylistに詰め込んでるので
是非楽しんでください!(シャッフルにしてきいてね!)


2024年もたくさんの素晴らしい音楽とともに生きていこうね。
よろしくお願いします!

いいなと思ったら応援しよう!