年間ベストアルバム 2021
遅くなってすみません・・・!
毎年恒例の備忘録の音楽まとめになります。
2021年は徐々にコロナがおとなしくなり、
制限されていたことが緩和されてイベントもできる状況になったので
何本か音楽のライブに向かうことができました。
まだまだマスクはしたままだし、騒いだりシンガロングできないけど、
生で音楽を浴びられるのがどんなに幸せなことだったんだと改めて気づくことができた1年でした。(毎回LIVEを開催してくれたことに感謝でいっぱいで泣いてた・・・)
当たり前だと思っていたことができなくなった2020年から1年。
SNSは攻撃的な言葉で誰かを攻撃したり、怒りや落胆ばかりでしたが、
こんなときだからこそ、いろんなことに感謝して
気づいて、心を働かせて、好きなものを好きと伝えながら、生きていきたい。
毎回伝えていますが、私はただの音楽好き一般人であり
ライターさんのような音楽用語や、知識があるわけではなく
かなり私情を挟んだ稚拙な内容となっていることをご了承ください。
よろしくお願いいたします!
▼ベストアルバム
・ROTH BART BARON 『無限のHAKU』
・Lucky Kilimanjaro『DAILY BOP』
・Bialystocks『ビアリストックス』
・Porter Robinson『Nurture』
・ラナ・デル・レイ『Chemtrails over the Country Club』
・ Age Factory 『Pure Blue』
・小袋成彬『Strides』
・D.A.N. 『NO MOON』
・Clairo 『Sling』
・PEARL CENTER『Orb』
・DYGL 『A Daze In A Haze』
・ CHVRCHES 『Screen Violence』
・Wolf Alice 『Blue Weekend』
・Chilli Beans. 『dancing alone』
・橋本絵莉子『日記を燃やして』
・girl in red『if i could make it go quiet』
・羊文学『you love』
・EASTOKLAB『AI』
1.ROTH BART BARON 『無限のHAKU』
私の中で最初に出会ったアルバム「HEX」が最強すぎて
前回のアルバムはこころに入ってこなかったのだけど
今回すべての曲 音が、素晴らしい。
やっぱりロットは未知の北の音がするから、冬がピッタリ。
三船さんの何層にも重ねた、裏声や低音が大好き。
2.Lucky Kilimanjaro『DAILY BOP』
「太陽」のような和とエキゾチックを混ぜ込んだ曲だったり、「MOONLIGHT」ファンタジーに思いっきり振り切ったロマンチックな曲までバラエティに富んだ振り幅を感じるアルバム。
これってラッキー・キリマンジャロしかできないんじゃないかなって思う
オリジナルダンサブルをたくさん感じた!
「KIDS」は心に沁みるし「ON」は体が動いちゃう。
3.Bialystocks『ビアリストックス』
Spotifyのおすすめで知ったNevermoreが素晴らしすぎて何者かすぐ調べてしまった←
2019年から始動。映画監督のボーカル甫木元空さんの2ピースバンド。
(出会った時は、4人くらいだったんだけど、脱退されてしまったのか…)
めちゃくちゃカッコイイです。
新人なのに、大人で余裕のある魅力。
甫木さんの声が素晴らしいんです。
ゆったりした曲も、ロックに がならせても、全部かっこいい…!
今年は、BBHFとペリカンファンクラブの
対バン企画に、まさかのオープニングアクトというブッキングにより初ライブも観ることができた。(神キャスト…!ありがとうございました。)
来年も早々にアルバムが出るようなので楽しみにしている。
今年初めに出逢えて本当に良かったアーティスト。
4.Porter Robinson『Nurture』
ポーターくん7年ぶりのアルバム。
念願のアルバムでうれしい。
彼のインスピレーションの中にGalileo Galileiの名前があり、さらにうれしい!
(ジャケットも『ALARMS』を意識しているのかなと興奮した)
「Musician」はケロケロボニトとのコラボ、コムアイとのコラボ曲などもあり
多方面への可能性が際限なく見えて楽しい。
『希望は養う価値がある』いう彼の希望がのった曲たちを心を働かせて聴いていきたい。
5.ラナ・デル・レイ『Chemtrails over the Country Club』
去年のアルバムもめちゃくちゃ良かったから越えられないよ…と正直思ってたんだけど、1曲目のWhitedressで、トリコ。
あっけなく越えてしまった。。。
去年のアルバムよりも好き!
この人は、いつまで魅力的なの…!?
レコードを流しているようなプツプツという音と共に、リバーヴのガンガンに聴いたラナの甘美な歌声で、クラクラしてしまうほど。
全体的にセピアに色付けされたレトロの中に、神様に許可を得たような音のはこび、
美しい仕掛けの連続に、幸せのため息が出てしまう。
6.Age Factory 『Pure Blue』
衝動と美しさを大切にしているバンドだなと思う。
粗削りだけだったら好きになってない。その中にしっかりと美しさを感じさせることを忘れてない。
「AXL」では渋さ爆発しているけど。
「Sleep under star」は素晴らしすぎる・・・
始まり方から、メロデイことば、ドキドキ、エモーショナル、美しさ、全部のバランスが完璧。
Age Factoryにはアジカンのエモーショナルを継承していただきたい。
7.小袋成彬『Strides』
ミニアルバムだけど最高なので選出。 前回よりもラップ感が増している。 馴染みがある生活ワードのリリックが気持ちよく入ってくる。 YouTubeには「Work」しかないけど、 「Formula」と「Butter」と「Parallax」が好き。
8.D.A.N. 『NO MOON』
さらにパワーアップしたD.A.N.
リード曲の「NO MOON」を先行配信したときからすごいアルバムになる!と期待していたが
想像以上にかっこよくてびっくり。(しかもアルバムでは一番最後の曲なんだ・・・という驚きと興奮)
「Anthem」の1:02〜音の洪水に遭います。
そのあとズルズルと引きずりこまれ、異世界に連れてかれちゃう。
(「The Encounters」の4:34〜もヤバい)
もう、理屈とか構成とかどうだっていい。頭を振り乱して踊りたくなってしまう。
本能に呼びかけるアルバム。
9.Clairo 『Sling』
聴いてると、体の力が抜けてありのままの自分でいられる
素晴らしいアルバム。
鬱と寄り添いながらも、最愛の犬や家族と過ごした彼女の心が反映されている。
全体的にフォークで暖色、ゆったりとしている曲が続くが、音楽業界が作り上げられたイメージや避難などで苦しんだ過去があり、業界の偉いおじさんに性的な目を向けられたことを歌った「Blouse」など、彼女の燃えるような想いや、大切なものをくっきりと形付けようとする魂を感じる。
愛犬へ向けた9曲目のインストは、本当に無邪気に走り回る子犬を想像出来る愛らしい曲。
大切な若き才能を、どうか潰さない世界であってほしいと強く思う。
(SNSでの発言も、わたしたちで出来ることから、気をつけていきたいな)
10.PEARL CENTER『Orb』
元PAELLASのヴォーカルMATTON(マットン)、YOUR ROMANCEのヴォーカルのinui(イヌイ)の
ダブルボーカル。
美しさと、大人の色気を兼ね備えてる。どこか切なくて、ノスタルジックで繊細で。
溶けてしまいそうな旋律。すべてのバランスが絶妙で、美しい夢を見ているかのような
うっとりとしてしまう物語が展開されている。
11.DYGL 『A Daze In A Haze』
もう最高すぎる・・・・!!!!!
聴いてるとき、常に(最高最高最高・・・)というスターマリオ状態が続いてしまうくらいの名盤。
わたしたちが夢中だった洋楽や邦楽の良いところがギュッと詰め込まれていてバンドの人生を感じる。
同世代にこそ聴いてほしい、どこか懐かしく耳馴染みのあるアルバム。
いつまでも良いものは未来に継承していきたい。
特に私の中で6曲目の「Bushes」は、誰も寄り添えなかった心に
ふわっと触れてきて、涙腺が崩壊した曲。
本当に、本当に、このアルバムを作ってくれて感謝。
ありがとう。
12.CHVRCHES 『Screen Violence』
お風呂に入りながらもう何回も聴いた。
すぐにその場が宇宙になる。ワープしてしまう。
80sスペースレトロとエレクトロの世界がより強みを増してるが、哀愁とロックもしっかりと残している。
ずっとずっとこのアルバムの中にいたい。
13.Wolf Alice 『Blue Weekend』
めまいがするほどのかっこよさってこうゆうことだと思う。
紅一点のシンガー、エリー・ロウゼルから放たれる誰も敵わない
唯一無二の存在感を強く感じた作品だった。
オルタナティブ・ロックから幅を広げた壮大な1枚。
「Lipstick On The Glass」が素晴らしすぎて、しばらくそればかりエンドレスリピートしていた。
14.Chilli Beans. 『dancing alone』
lemonedでハマったのですが、EP曲が全部ツボ!
ロックな感じだと思ったらレトロフューチャーな曲もあるし、
「See C LOVE」はK-POPみたいだし
とんでもなくびっくりした旋律の曲もあって楽しい!
さりげない飾りみたいな音がキラって入ってたり、コーラス入れるタイミング絶妙で
全部センス感じるの。
不快なところがない、挑戦が失敗していない、好きな感じのガールズバンド。
Vaundyも大絶賛だからいつか一緒に歌ってほしいね。
15.橋本絵莉子『日記を燃やして』
私は、チャットモンチーにエモーショナルなガールズロックバンドというものを教えてもらったようなもんだから、このアルバムにそのギターの歪みが生きていて、本当に嬉しかったんだ。
(言葉に出来ないけど、同じエモーショナルは他では感じられないんだよ…)
《解散は出来ないようにもうバンドは組まない》という歌詞が、衝撃的で、同時に(そうだよね…)となった。
えっちゃんのピリリと効いた歌詞も、健在でドキドキしていた時代を思い出させる。
だけど、あの頃よりも
何かを諦めた清々しさと、ドロっとした執念も感じて、ますますどっしりと魅力的になっている。
とにかく、私の大好きな橋本絵莉子だった。
おかえり、えっちゃん。
ずっと、私にとってロックスターだよ。
16.girl in red『if i could make it go quiet』
ノルウェー出身22歳のSSW、Marie Ulvenによるソロ・プロジェクト、girl in red。
なんとこれが、1stアルバム! 22歳にして、この存在感!
全部作詞作曲、自分でしているっていうからすごい。
最初、「You Stupid Bitch」でくらって、アルバム聴いたけど
キラーチューンしかないね。Z世代の痛みを、生きるための痛みをたくさん伝えていってほしい。
「Serotonin」は名曲。
17.羊文学『you love』
こちらもEPだけど、とても好きな曲が詰まっていて
この夏たくさん聴いたので。
「マヨイガ」はシングル配信してから、ずっと聴いてたけど
EPの中では「あの街に風吹けば」が大好きで
聴くだけでルンルンな気持ちになれるので心強かった。
(サビはめちゃくちゃ高いけど)
18.EASTOKLAB『AI』
この1年、EASTOKLABに救われたといっても過言ではない。 本当にありがとう。 全曲、小さな日常への愛、当たり前に存在していた愛の瞬間を 忘れてしまってはいけないよねと優しく教えてくれる。
与えられていたんだと、できなくなってから気づいた。
なくなってしまってから気づいた。
また日常が戻ってきて、少しずつその愛のかたち・瞬間を噛み締めている。
これからも大切なアルバムになりそう。
ここからは、2021年ベストトラックです!
(単曲も素晴らしかった・・・)
宇多田ヒカル「One Last Kiss」
壮大に盛り上がるところはないんだけど
体の奥から震えて脈が早くなってしまう曲。
久々に、この魔法にかかった。気を抜いているようにみせて、実はものすごく強い。それが一番かっこいい。
やっぱり宇多田ヒカルはすごい〜〜〜〜〜〜!
スピッツ「大好物」
大好きなひとへの表現がかわいすぎる。
にやにやしてしまうくらい純粋なきもちになる。
マサムネさんかわいすぎます。。。。
A_o「BLUE SOULS (spring) 」
普通のほうもあるんだけど、Springのほうが好き。
ポカリスエットのCM見て、釘付けになった人も多いと思う。
アイナと三船さんという最高の組み合わせ。
素敵な曲を聴くと、鳥肌が立つよね。
天界で鳴っていそうな音楽。
Yogee New Waves「SISSOU」
風のような爽やかなお別れソングがほかにあるのだろうか。
ヨギーが言う「サヨナラ」はさらっとしていて、逆に怖い。
本当に車で笑いながら走って、いなくなってしまいそうなんだよ。
Vaundy「融解sink」
今年の1月にいっぱい聴いた!
ため息がでる。後半なんて歌詞がなくてずっとブレイクなんだけど
それで成り立ってしまう、かっこよさ。
Salyu「Taxi」
小袋さんのSalyuの活かし方わかってるのすごいし
まさかこの二人がタッグを組むなんて。
お酒とおつまみの
最高の組み合わせを見つけちゃった・・・!みたいな興奮があった。
車の窓に寄りかかってちょっと浸って聴きたいな。
KID FRESINO 「youth ft. 長谷川白紙」
FRESINO君はおしゃれすぎて理解できず
みんなが騒いでる頃、あんまりハマれなかったんだけど
あまりにもアルバムの周りの評価が高いので、聴いてみたら
この曲だけ心にぐわーーーーーーってキタ。
長谷川白紙さんとのコラボってところも私のFRESINO君ハードルを
下げてくれた。好きです。
Vaundy「踊り子」
もう何度聴いても良すぎ。
心が持ってかれる。無意識に再生していた。
このアンニュイと昭和的な融合って、Vaundyしかできない。
色気がすごいの。
マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」
何度も何度も展開が変わってひとつのロードムービーを見ているような気持ちになる。
Cメロに行くと晴れ晴れしく泣いてしまう。
WurtS 「サンタガール feat. にしな」
90年代の日本のクリスマス・ソングってこんな感じー!って思う。
ワクワクするイントロ!好きな人のところへ走っていける。
キタニタツヤ「Cinnamon」
キタニタツヤ「逃走劇」
Spotifyおすすめから「逃走劇」に出会ったんだけど、「Cinnamon」や「人間みたいね」でドハマリ。裏声をうまく使った癖になるメロディとファンクなかんじが私のツボ。
高い楽曲センスと危ない恋の歌が多めなので、勝手にスガシカオと同じ匂いを感じてる。(笑)
kan sano 「Natsume」
はじめてのリズム感・言葉の切り方・軽さが心地よい。素敵なこと具現化しよう。
Ezoshika Gourmet Club「陽炎の中へ去りぬ」
あんまり他のバンドを出したら良くないんだけど、
フジファブリックが描く夏を、この曲に感じてしまった。
She Her Her Hers「Arrows」
自分でもよくわからないけど今日は灰色でどうしようもないってときに、
この曲にすがって溶け出してた。ありがとう。
AAAMYYY 「TAKES TIME」
するどい歌詞と甘美なエイミーの声がマッチしてミステリアス。
「お前は誰だ?」の声にドキッとする。
藤井風「きらり」
紅白かっこよかったね!自分を気持ちよく使ってこれからも表現してほしい。
CVLTE · 4s4ki · sacha online「kuromi. (feat. 4s4ki, sacha online)」
クールな、ねるねるねるねって感じで好き。
the McFaddin 「BuBBle」
全速力で走って、髪を振り乱しながらウォー!!!!って代わりに言ってくれてるような曲。
熱くて美しい音楽大好き。12%エレクトロ、88%エモーショナル。
Mega Shinnosuke 「甲州街道をとばして」
メガシンって何歳なんだよ・・・ってなるくらい、私たち世代のど真ん中エモーショナルを
ここで鳴らしてくれてる。トンネルのオレンジの光の中で聴いたら最高だと思う。
曽我部恵一 「Emotional」
エロい曽我部さん。言葉の切り方、臨場感があってドキドキする。
それをかき消すほどのエレクトロにまみれる。
銀杏BOYZ 「少年少女」
銀杏通ってこなかった青春だけど、この曲を聴くと
制服の夏の匂い・ソーダ水がぶわぁあああって自分の中に湧いてくる。
おじさんになってもこの曲を生み出せる峯田ってすごいかもしれない。
Happypills「ライトニング」
イントロから最高なんです。2021夏はこの曲とともにあった。
YouTubeリンクはプレミアム公開のみだったので
Twitterに載せていただいてた楽曲の一部を。
Regard, Troye Sivan, Tate McRae 「You」
トロイももちろんだけど、コラボしている女性の声がピクシーボイスで
かなり癖になる。
The Money War「Blood」
Twitterでおすすめしてくれた人がいてハマった男女デュオ。
朝に聴いたらすごく気持ちいい。
ASIAN KUNG-FU GENERATION 「エンパシー」
久々にアジカンの曲で泣きました。
25周年を飾る、素晴らしい名曲。
ほんとうにおめでとうございます。
いつだってその時代のその私に合った、バシバシくる曲を贈ってくれるアジカンに感謝します。
これからも4人は、ずっとわたしのヒーロー。
早く、元の世の中に戻れるように一人でも多くの人が気づいて
世界中からトゲトゲをなくして、柔らかいマルになれるように、
素直になれる音楽が必要です。
心がゴムまりのように弾む体験を、毛穴から浴びたいです。
またみんなで体をよせあって音楽を聴きたいです。
体を自由に揺らして踊りたいです。
信じていたものは間違ってなかったんだと励まされる日々です。
好きな音楽よ、いつもありがとう。
今年もよろしくね。
▼私の2021お気に入りソングを全部を混ぜ込んだプレイリスト(Spotifyしかないですが・・・)