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DicePlayerOne:ローグライク・バカヨット

 最近ハマってるゲームについて、あまりにも情報が少なかったためnoteを書きました。
 布教記事ですが、初心者~中級者あたりを意識してダイス選び・共鳴付与の定石などについても解説しています。グローバル実績を見てみると、なかなかクリア率は高くない様子なので……
 ↓steamストアページ 現在ウィンターセール中

記事撮影時点での達成度はこんな感じです
Steamの実績は全解除しています

★ゲームの説明

◆未プレイ向け紹介

 ゲーム内容はヨット(ヤッツィー)にローグライト要素を追加したものです。
 サイコロでポーカーをやるやつ。『世界のアソビ大全』で遊んだことがある方も多いと思います。
 製品のレビューを見ればどんなゲームかだいたい分かると思います。

 今作では、そのヨットにローグライクな要素が追加されています。ランダムで入手できる様々な効果持ちダイスを駆使してスコアアタックをし、ステージをクリアしていく流れです。
 わかりやすく言えば、サイコロでやる『Balatro』です。後半のインフレが気持ちよく、このゲームでは最高スコアは一撃21億(2^31)まで狙えます(本家ヨットは合計スコア325が理論値らしい)。

 ↑デモ版あります!
 使えるダイス数は少ないみたいですが、ゲームの雰囲気は分かるはず?(僕はいきなり製品版を購入したので、デモ版はよくわかっていません) 

 ローグライク要素があるゲームの例に漏れず、終盤はカオスな盤面になります。

ダイス22個で役を作ります。
当たり前ですが、ダイスが22個もあれば全ての役が成立します。
もう滅茶苦茶な状況です。
このデッキは6の目を強化していくデッキなので、6のスコアが際立っています。

 僕が最初にこのゲームを見つけたのはこの動画からです。
 その後有名Youtuberのゲームプレイを見たところ滅茶苦茶刺さり、購入に至ります。
 気になる方は、そちらから見てみると良いかもしれません。

 僕も一本動画を撮ってみました。
 帰省中の実家PCにつき、ちょっと重たい…
 字幕で解説入れてみたり、冗長な部分をカットとしてみたりしました
 人生初動画編集です、動画編集って大変なんですねえ…。

 最後の最後、永続点盛り盛りの《ラッキークローバー》が3になっていれば、スコア200万超えだったんですけどね……

◆基本用語

 今回の記事を読むために必要な語と基礎知識をいくつか挙げていきます。
 公式用語もあれば、僕がこの記事内だけで独自に呼ぶ語もあります。
 ゲームプレイ済みなら恐らく不要です。

デッキ/ダイスセット:
 20個のダイスセットです。毎回この中から5個(以上)のダイスを引いて、役を作っていきます。基本のデッキ数は20個ですが、最大数を増やすこともできます。

ゲーム、レベル、ラウンド、目標点:
 1回のゲームは、12レベル+5ボスラッシュの計17レベルから成ります。12レベルをクリアした後に、おまけのボスラッシュ×5に挑むことができます(ボスラッシュで敗北しても、ゲームはクリア扱いです)。
 各レベルは10ラウンドあります。各ラウンドごとにスコアを1回記入し、スコアの合計点が目標点を超えたらレベルクリアです。
 レベルと言うとややこしいので、この記事の以下ではステージと呼びます。

ボス、ボスラッシュ:
 特定のステージではボスが登場します。
 ボスはプレイヤーに不利な特殊効果を持っており、普段よりやや難易度の高いプレイを強いられます。ボスの効果としては、目標点が徐々に増加したり、こちらの得点を減らしたり、ダイスを破壊してきたり……などなど。

 ボスは1stボス、2ndボス、3rdボス(+終焉)に分かれており、登場する可能性のあるステージは固定されています。
 討伐回数が少ないボスは出現率が上昇するため、コツコツ周回していればお目当てのボスには必ず巡り会えます。

★1stボス(ステージ4、B1に出現):
【冥界の化身】→《ハデス》
【オーシャンマスター】→《ポセイドン》
【アビスシャドウ】→《深淵の呼び声》
【ダンジョンシャドウ】→《コレクター》
【ウィルスの源】→《感染源》
【ジャイアントエルダー】→《ユミル》
【ミスカトニック大学図書館】→《ネクロノミコン》
【言葉では言い表せない者】→《ハスター》
【血の道】→《闇の父》
【蚩尤】→《パンダ》
【臨時の試験】→《数学者》

★2ndボス(ステージ8、B2に出現):
【ウォーゴッド】→《アレス》
【封印された者】→《封印されし者》
【溶岩の神】→《ヘパイストス》
【無形・無限】→《シュゴス領主》
【ブラックペスト】→《ペスト》
【ナイトデーモン】→《リリス》
【時間のギャップ】→《怪しい懐中時計》
【貪欲の王】→《マモン》
【夜鬼火】→《狐火の少女》
【原子法則】→《テミス》
【遊園地】→《デスルーレット》
【セレステ山】→《金イチゴ》
【四猿の論道】→《観言聞道》

★3rdボス(ステージ12、B3、B4に出現):
【ゴッドキング】→《ゼウス》
【アステカの呪い】→《死の埋もれた宝物》
【炎の中に生きる者】→《精霊の燃える怒り》
【アポカリプス】→《お告げ》
【老化したタイムマシン】→《タイムマシンのプロトタイプ》
※ステージ12クリア時ボスダイスが貰えないため、通常プレイでは3rdボスのダイスは入手不可。かわりにそれぞれ専用のダイスセットが用意されており、そちらで遊ぶことができる。

B5は固定で【終焉】が出現

律動値、律動ダイス:
 ボスラッシュのクリア、あるいはゲーム開始時にハンデを設定してクリアすることにより、律動値を得ることができます。
 獲得した律動値に応じて、強力なダイスがアンロックされていきます。今回の記事ではそれらを律動ダイスと呼びます。

ダイススコア、役スコア、役倍率、”永続”:
 記入する得点の計算式は、[点数の合計値]×[役の倍率]です。
 得点や役倍率は、一時的に上昇するものと、そのゲーム中永続的に上昇するものがあります。

ダイス永続点:
 ダイスの出目に関わらずダイスが持っているスコアのことです。
 永続点15のダイスなら、15+(出た目) がスコア計算に使用されます。

全局適用:
 多くのダイスは場に出ないと効果を発揮しませんが、全局適用スキルは場に出ていなくても効果が適用されます。

アクティブスキル:
 場に出ている時に「スキルの使い」を選択して発動できるスキルです。
 和訳どうにかしてくれ

★攻略情報

 ここから本格的に攻略情報を見ていきます。

◆計算式について

 点数の計算式は、[役の得点+ダイスの得点]*[役の倍率]です。
 成立している役のダイス点と役倍率が適用され、不成立の役はボーナス点のみとなります。
 ダイス点に関しては少々トリッキーで、1~6の目は役に絡むダイスだけの合計点、3カード~チョイスは場の全てのダイスの合計値になります。

わかりやすい状況です。大量の永続点を大量に持っているのはレッドドラゴンだけ(永続20万点)です。
読み取れることは、
①不成立役(6の目)は役ボーナスのみ適用
②成立基本役(1~5の目)は該当ダイスのみの点数と役倍率が適用
③成立高級役+チョイスは、役に絡まないものも含めた全ダイスの点数と役倍率が適用
レッドドラゴンが絡むのはストレートだけのハズなのに、全高級役が1.2億点になっています。

 一般的に、複数要素の積を最大化するには、それぞれの要素をバランスよく伸ばすのが効率が良いとされます。
 このゲームも例に漏れず、ダイス・役の2つの要素をバランスよく伸ばしていくことによって、スコアを最大化することができます。(実際には、強力なダイスやルールによって片方だけがクソデカくなる場面の方が多いですが…)

◆デッキの強化方法

 デッキの強化は5つの手段があります。

  1. ダイスを集める
     基本はやっぱりコレ。強力なダイスについては、下の方で詳しく述べています。

  2. ダイスに共鳴を付与する
     ダイス効果と比べると共鳴は地味な効果が多いですが、縁の下の力持ち的な役割を果たします。特にダイスの永続点稼ぎは、基本的には共鳴で行っていくことになります。
     特定のダイスとの強力な組み合わせも存在します。詳しくは後述。

  3. 音域強化
     役の倍率を強化します。基本的には最初から最後までコンスタントに狙っていきますが、デッキ構築によっては倍率が全く不要であったり、逆に倍率が伸びすぎるせいで焼け石に水だったりします。

  4. リズム強化
     役の記入回数を増やします。
     ダイスセットが整ってくると1~2回の記入でクリアできるようになるため、優先順位はあまり高くないかも?

  5. 工房
     コインを消費して、サイコロを魔改造できます。後半の強化の要です。

◆強力なダイス&共鳴効果とは?

 今作では、以下の効果を持つダイスが強力です。

  • ダイスを引く
     大量のダイスを引くことで、役の成功率が上がるだけでなく、デッキ内の重要なダイスにもアクセスしやすくなるため、デッキの総合的な安定性にも寄与します。
     ダイス数増加効果によって引いたダイスでまたダイスを増やして…といったふうに、このカテゴリ内だけでもセルフシナジーを有します。

  • ダイスを召喚する(ダイス数の疑似増加)
     ダイスを召喚することでダイス数を増やすことができるダイスです。単品で完結しており、使い勝手が良いです。
     召喚ダイスはラウンドやステージ終了時に消えてしまうものが多く、永続点上昇や共鳴付与ができないため、後半の伸びに欠ける面はありますが、ダイス数上限を超えてダイスを場に出せるのは明確なメリットです。

  • ゴールドを獲得する
     ゴールドがなければ、良いダイスを集めることはできません。序盤~中盤にゴールド稼ぎの体制をどれだけ整えられるかで、デッキの完成度が決まります。

  • 永続点増加・倍率増加
     永続点・倍率ともに強力なダイスを各1~2入れておくことで、安定して高得点を叩き出すことができます。
     永続点強化にあたっては、序盤からマメに共鳴を付与しておくのも重要です。

  • 特殊効果
     上記のほかにも、強力な効果が存在します。

◆進行度別・デッキ完成までの流れ

 実例として、デッキ完成までの流れをスクリーンショットで追ってみます。遊ぶルールは最初に遊べる【スズメとヘビ】。

 今回は基本に忠実に進めていきます。
 序盤はゴールド集めのためのダイス・共鳴を優先。
 中盤以降、徐々に得点を稼ぐためのビルドを固めていく方針です。
 僕は全ダイス解放済みなのでこんな派手な立ち回りになっていますが、初回プレイだとそこまでだった気がします(撮影のためにSteamクラウド上のセーブデータをバックアップ&除去しておけば良かったですね)

【スズメとヘビ】
ルールがオーソドックスすぎて全然遊んでないな
初手のランダムダイスは《タワー》
普通にハズレ
レベル1クリア時点
【スズメとヘビ】のルールおよび初期ダイスは、序盤では強力ですが後半は伸び悩みます
攻略のコツは、強いダイスが来たら恐れずに初期ダイスを捨てていくこと
ボス1直前
4カード主体のデッキを意識しています
ボス1直前デッキ構築
《赤条》があるので一応4カード主体で組んでいます
セオリー通り、ゴールド獲得ダイスを多めに採用しています(《金蟾》・《猫》・《ネズミ》・《墓掘り人》・《小金庫》)
《リボルバー》+《墓掘り人》が機能しているため、そこそこ潤沢にゴールドが回っています
ボス1:クリア時点
なんとも言えない盤面でクリア(あるある)
バイヤキマンは1stボスの中ではだいぶ強い方だと思う
《◯ね◯ね◯ね》を入手!(中央下列の赤黒ドクロダイス)(入手時のスクショ忘れた)
方針転換し、4の目主体のデッキに切り替えていきます
《◯ね◯ね◯ね》をまともに使うのはこのスクショを記録しているプレイが初なので、普通に興奮しています
そして見ての通り、《墓掘り人》×《クリスマススター》が強くて、毎回150ゴールドくらい獲得しています

※※※注釈:
 《◯ね◯ね◯ね》の効果について
 ダイスの説明には「4カード成立時、4の目の永続点+44」とありますが、役の成立判定はダイスが出入りするたびに行われるため、ダイス破壊や引き直し効果などで誘発回数を稼ぐことができます
 ↓同種効果の《丘》による参考映像

本題に戻り、ゲームを進めます。
死ぬほど迷う3択が出現
ここでは《縦横》を選択しましたが、結局すぐに《朱雀》もショップで回収できました
ボス2直前
4の目の永続点が既に強烈です、4の目が成立した時点で1万点入ります
ボス2直前デッキ構築
【エコー】した《弾丸》に、《候補》《グール》《使い捨ての防御》を各1ずつ付与しています
ボス2撃破時点
1ラウンド目で仕留め損ねてるのは、4の目が出なくて役が不成立になったからです
ボス3直前
永続点ここまで伸びました。4の目成立で10万点確定
今更ですがムリな永続点稼ぎは行っていません。
毎ステージごとに1回だけ《リボルバー》×《◯ね◯ね◯ね》の多重発動をして、普通に4の目を記入してクリアしています
ボス3直前デッキ
ほぼ完成。スクショ取り忘れてますが、このあと《リボルバー》をコピーするので、以後は《弾丸》×12で回していきます
ボス3撃破時点
一撃42万
《墓掘り人》が最後の勇姿を見せ、このステージだけで270ゴールド稼いでいます
ボスラッシュ挑戦時のデッキです(2ページ目に《弾丸》×2があります)
一応の完成形です
理想を言えば、今回《候補》ばかり出てきたので、これらがもう少し《グール》だったなら、さらに伸ばせたかなと。
ボスラッシュ1撃破
ボスラッシュ2撃破
危うくボス能力で全ダイス破壊されて詰むところだった
ボスラッシュ3撃破
ボスラッシュ4撃破
役が不成立で寂しい点数に
終焉直前
永続点10万間近
終焉戦だけは永続点稼ぎをやってみます
終焉撃破直前
《織女》が1個しかないせいでダイス数が安定せず、毎ラウンド《リボルバー》を使うことはできていません
とはいえ確定280万点はまあまあの仕上がりと言って良いでしょう
最後なので計算式も出しました
計算画面には《クリスマススター》の得点2倍は反映されないので、144万となっています
実際はその倍の289万を記入してフィニッシュ
クリアリザルトはこんな感じ!
序盤~終盤にかけて《墓掘り人》が大暴れして、ゴールドを荒稼ぎしています
反省点というか想定外だった点は《墓掘り人》×《クリスマススター》で稼げるゴールドが多すぎたところで、それ以外のゴールド獲得系ダイスが空気になっていたところですかね。
さっさと《猫》とか《冬》あたりを切ってダイス破壊系効果に回した方が、結果的により多くのゴールドを《墓掘り人》で稼げたかもしれません

◆シナジーを見つけ出す

 結局、このダイスゲームの最も楽しい部分は、自分だけのシナジーを見つけ出すことにあります。たとえば上で示したPlayThroughでは、《◯ね◯ね◯ね》と《リボルバー》による強烈なシナジーが発揮されていました。

 シナジーにも色々あります。上記の例はだいぶ大掛かりなものになります。もっと簡単でわかりやすいものとしては、たとえば「自身を場に出すスキル持ち」+「自身が登場した時を条件に持つ共鳴」などが挙げられます。

《ワープ》×《発芽》
《ワープ》のように自身を召喚する効果持ちダイスは、他のダイスよりも登場回数が多いです
それだけ共鳴の発動回数も増るということ

 もっと大掛かりなシナジーとして、たとえば上のPlaythroughでも使った《丘》ギミックが挙げられます。
 他にも様々な規模とリターンのシナジーがありますが、ネタバレ防止のために今回は同じネタを擦り続けることにします。

 このシナジーでは、上のほうで紹介した「強力なダイス」も多数使用していますので、それらを含めて軽い解説をしてみます。

今回の動きの主役:《丘》
役の成立判定がダイスの出入りのたびに行われるため、「3カードが成立したとき、または成立した状態でダイスが出入りしたとき」に永続点が18点ずつ入ります
地味ながらとんでもない爆発力を秘めたダイスです(実際、今回の記事では大爆発しています)
足回り強化のための《運命の手》&《織女》
たくさん引くことでコンボパーツを確実に引き入れます
《丘》の多重誘発の要が《リボルバー》&《弾丸》です
《弾丸》の破壊時と、次の《弾丸》を引いたときにそれぞれ《丘》が発動します
《弾丸》破壊時に発動する《グール》や《候補》によって次のダイスを召喚し、さらに発動回数を稼いでいます
この途中で《ヘルプリンセス》が登場すればデッキ内で《弾丸》が復活し、使用回数を稼ぐことができます
さらに破壊をトリガーとして、《盗掘王》と《墓掘り人》によるゴールド獲得を狙います
ゴールド獲得量が大きいため、《クリスマススター》によるゴールド倍加効果も光ります
最後に一通りのスキルを使い終わったら《縦横》で盤面をリセットして、もう一度《弾丸》破壊を繰り返します
《グール》により場のダイス数>デッキ最大数になっているため、引き直しすると全てのダイスが場に出揃います
引き直しの最中でも、3カード成立後は《丘》が繰り返し発動しています

 このように、汎用的に強力なダイスと、そのゲーム固有ルールやデッキビルドに適した専用ダイスを上手く組み合わせることで、最適なデッキを作り上げていくことになります。

◆律動値稼ぎ&高律動攻略

 律動値によって実績やダイスセットが解禁されます。
 やりこみ要素ではありますが、デッキが強くなってしまうと後半の張り合いがなくなるので、僕は律動アリでプレイすることが多いですね。

 ※※※1/21のアプデにより【四季】のダイスセット効果が超強力になり、律動稼ぎにも適したものになっています。律動周回、律動200業績、律動400すべて【四季】をおススメしておきます。

【四季】による高律動攻略

 奇数ラウンド目の「太陽登場回数と同じだけダイスの永続点上昇」の効果は、リロール前であればダイスが出入りするたびに発動します。それを利用して全ダイスの永続点をバランスよく伸ばしていくのが基本方針です。
 今回の動画では【不等価交換】と【燃え残り】によって永続点を稼いでいます。これらを序盤で引けているため本当に強い。

 この動画では引けませんでしたが、おそらく本来は【縦横】を引ければ勝ち確レベルに強いはずです(引き直しはダイスが1つずつ出てくる判定なので、永続点をモリモリと稼げるはず)
 ほかに【リボルバー】も強力ですし、初期ダイスでもある【カササギの橋】もダイスの出入り数を稼げるため悪くはないでしょう。ダイス全破壊系も悪くないはずですが、そちらはやや扱いが難しいか?

 もちろん以前まで強力だったデッキセットでも変わらず攻略はできますので、参考までに情報を残しておきます。

・律動値を稼ぐための周回

 おすすめのダイスセットは【デーモンレギオン】か【デッドアイランドの宝物】です。どちらもダイスセットの固有ルールと初期ダイスが強いです。
 【デーモンレギオン】は律動ダイス開放の周回用にオススメ。脳死で回せます。早い段階でダイスセットがアンロックされるのもメリットです。
 【デッドアイランドの宝物】はルールとしてはもっとも強力(=簡単)
なものの1つです。高律動チャレンジにオススメです。

律動周回用
初期値140+ボスラッシュ50で合計190
ボスラッシュで得た律動はダイス開放にのみカウントされます
実績やダイスセットの解除には使えず、リザルト画面にも表示されません

 比較的ゲームプレイに影響がないのは、上記あたりのオプションかな?周回するならこれがオススメです。つらいと思ったら何かをもう少し下げて律動100くらいで周回しましょう。
 初期スコア減少が固定値なので、最初の2~3ラウンドはややきついですが、後半は大した差ではなくなります。目標スコア上昇は後半になるほど上昇値も大きくなりますが、【デーモンレギオン】はそれを上回るペースでインフレしていくので問題ありません。

・律動200以上を狙う

 律動200達成はダイスセットの解放条件にもなりますので、ここまではやっておきたいところです。上でも述べた通り、初期値で200を超えなければなりません。
 運要素が強くなってきますが、僕がクリアした時は以下のような感じでした。これで律動202です。

 最近気づいたのは、【合法商売】も高律動チャレンジが意外とイケるということです。
 リロールの必要なし&ゴールドは《薬師》に使うのでショップ値上げも怖くないetc…などの要因によります。

すごい構築になってる

・律動400

 お祈り要素がさらに強くなりますが、律動400も可能です。僕は【デッドアイランドの宝物】で最大律動(律動400)を達成しています。
 下準備は必要ですが、それなりに再現性の高い攻略法もありますので、下に記しておきます。律動200の実績解除についても、下記の攻略法が比較的安定してクリアできると思います。

律動400達成デッキ 
まともなダイス集めができないため、デッキはぐちゃぐちゃです
中断回数0回でやることにこだわりました

【デッドアイランドの宝物】を用いた高律動の攻略方針
・ゴールドは序盤~中盤は《死の埋もれた宝物》に使用
・共鳴強化は何かひとつに絞ってやるが、リセットまではしない。
2ndボスで【貪欲の王】が出るように準備しておく。(またはマモンが出るまでリトライし続ける)
・《マモン》
入手後はゴールドはそっちに全ツッパ。

主要なダイス効果等:

《死の埋もれた秘宝》
アクティブ:100ゴールド消費し、デッキに《アステカのゴールド》1個追加。
全局適用:所持している《アステカのゴールド》1個につき、すべての役+100点。

《アステカのゴールド》
登場時、すべての役の永続点+20。リロール回数+1。

《マモン》
アクティブ:50ゴールド消費し、すべての役の点+100、倍率+100%、記入数+1(いずれも永続上昇)
※ゴールドの限りアクティブスキルを連続使用可能

【デッドアイランドの宝物】の特別ルール
・所持《アステカのゴールド》1個につき、デッキ最大数+2、全役記入数+1、ラウンド数+1。
・ラウンド開始時、デッキのダイス数×2のゴールドを獲得。

【トールが世界にやってくる】も割とやりやすいかも?

【トールが世界にやってくる】の高律動攻略
・共鳴が1ゴールド固定なので、ダイス強化がしやすい。
・初手に《麒麟》があり、ゴールドが稼ぎやすいのも好材料。
・《敏捷》利用で共鳴をどんどん増やすことができればもっとラクになるはず(このスクショ時点では未実装です)

◆チャレンジモード

 基本的には通常プレイと同じです。ルールに沿って最も強力なダイスを作っていくことしか出来ません。
 通常プレイと異なるのは、ダイスプールが異なる(一部得られないダイスがある)、ショップが存在しない、ショップがないので共鳴は手に入らない、ショップの代わりにランダムに5個中3個のサイコロを選ぶしかできない(ステージごとに出るのみで再抽選不可)、ボスが固定なところ、ボス2体倒して終了のところ、でしょうか。

 ゴールドの概念もないため(内部的には存在しますが)、急いでクリアしてもなんのメリットもありません。基本的にはラウンドいっぱいまで粘って永続点稼ぎなどに勤しむことになります。
 ダイスが5個出てくるので、実は通常プレイ時とそう変わらない抽選数です。通常ショップからは共鳴も出てきて実質ダイス数は1~3しかないことやダイスプールが限定されていることも相まって、目当てのダイスは以外とスルッと手元に来ます。ただし肝心の強力なダイスは制限されていることが多いかも。

★強力なダイス・共鳴

 ここから実際に、強力なダイスや共鳴を見ていきます。

 ※律動ダイスは(律)という記号を付します。律動ダイスはクリア時のボーナスを集めることで徐々に開放されるダイスです。一般のダイスに比べて強力な効果が多い。

◆ダイス数増加

《ペア》:
 最もオーソドックスな増加効果。登場時+1です。

《織女》:
 現在スコア減少のデメリット持ちですが、ダイスが2個増えます。大抵増やしたほうが得になります。

《運命の手》:
 永続効果でダイスが1個増えます。《ペア》と比べると必ずダイス数+1なのは利点ですが、後述する《縦横》による複数回発動が狙えないのが欠点?

《不等価交換》:
 ダイスを消して、代わりに2個ダイスを引きます。いわゆる強欲な壺です(遊戯王の有名な禁止カード)
 ダイスは破壊ではなく一時エリア行きなので、次ラウンドには復活します。超気軽に使えるのが利点です。

《候補》:
 破壊時にダイスを引けます。エコーによって複数の候補、グールを共鳴すれば、非常に強力なドローソースになります。

《証言》:
 アクティブスキルにて特殊ロールを実行し、出目が4以上なら(つまり1/2の確率で)デッキのダイス1個+追加の《証言》を場に生成召喚します。
 運が良ければ無限に《証言》を並べることができます。ダイス召喚効果と迷いましたが、ひとまずダイス数増加の効果で紹介します。

◆ダイス召喚

 デッキからダイスを引くダイス増加系とは異なり、特定のダイスを生成する/場に出す能力です。
 ダイス召喚のほうがダイス増加よりも効果持ちのダイスは多いです。
 とはいえ、召喚ダイスに永続点がつかなかったり等、最終的に伸び悩む効果が多いため、ダイス増加よりは優先度はやや落ちるかもしれません。(それでもたいてい強力なので、最後までデッキに残ることは多い)

《先制攻撃》《ワープ》《蘿蔔》:
 
ダイス召喚効果の中でも、自身を召喚する効果は強力です。
 他のダイスより登場数が多いことを活かして、登場時に効果を発揮するタイプの共鳴と好相性です。

《グール》:
 破壊時に通常ダイス2個召喚の共鳴です。

《グール》持ちを破壊しては復活させて…を繰り返しています。
《丘》や《筒車》のせいで役・ダイスの永続点がある程度稼げているだけで、実際はダイス数を増やすだけではそこまで伸びません(↓画像参照)
こちらはダイスの永続点をあまり伸ばしていない状態。
倍率・役ボーナス点はそこそこ稼いでいる気はしますが、これでも1万点も出ません。
無限リロールを駆使して《証言》を230個ほど召喚している状態です
僕の知る限りでは一番ダイス数を増やせる手段なのですが、ほかに何かあるのだろうか
どこまで増やしても、やはり永続点持ちが少ないと大したスコアにはなりません
無限リロールの仕組みについては、下のほうの特殊ロールデッキのデッキセット紹介にて詳しく触れています
どこまで《証言》の召喚を続けられるかはもちろん運次第ですが、一応計算上の期待値は1000個ジャストです(初項500、公比1/2の等比級数)

 ダイス250個だと相当うるさくなります、大したスコアも出ないくせに…

◆ゴールド獲得

 何事もゴールドがなければ始まりません。ゴールド獲得効果は数多いですが、特に強力なものを中心にいくつか紹介します。

《メンバーカード》:
 初っ端から律動ダイス紹介&ゴールドを獲得する効果ではないダイスです。ショップが半額になるコレを引けたら世界が変わります。
 再抽選料金は変わらずですが、ほかは工房含めてすべて半額です。1ゲームでだいたい200~400ゴールドくらい節約できます。

《金蟾》:
 ゴールド獲得量が+1されます。1~2ゴールドをコンスタントに稼ぐのは共鳴などを中心に割と簡単にできますので、金蟾は強力です。

《ペンタクルズ》:
 初回ロール・リロールのたびに2ゴールド獲得。自身をロックしてもOKです。

《歩み》:
 出るだけで1ゴールド獲得。下で紹介する縦横と組み合わせることで、1つのラウンドで何回も登場することができます。

《小金庫》:
 ステージ開始時に10ゴールド獲得。販売価格は5ゴールドですので、単純に買うだけお得です。

《鈴笛》:
 ステージ開始時にステージ数の2倍の金額ゲット。後半は《小金庫》よりも強力なゴールド獲得源です。

《麒麟》:
 最初のロール時の目の3倍のゴールドを得ます。
 実は「リロールする前に場に出た時」にそのときの目のゴールドだけ貰えるという仕組みなので、《縦横》などを使用することにより1ラウンドで何回でも効果を発動させることが可能です。

《五星指名手配》:
 ハーモニー達成時に20ゴールド。中盤以降、ダイス数増加・ダイス召喚系が集まってきたらほぼ確定でハーモニーは狙えます。

《ミダスの手》
 ダイスを破壊するというややクセの強い効果ですが、真面目にスキルを使っていけば後半は1回で30ゴールド以上稼いできます。
 《ヘルプリンセス》や《ハロウィンの鐘》などのダイス復活効果持ちとの併用が望ましいです。あるいは重要なダイスに《使い捨ての防御》を共鳴するなど。

◆永続点増加

 デッキがしっかり整っていれば、ドロー能力によってほぼ必ず場に出すことが可能ですので、永続点上昇能力持ちは1~3あれば十分です。
 工房では「強化」を選択することになります。
 ここでは紹介しませんが、永続点強化ダイス以外は主に共鳴によってコツコツと永続点を稼いでいくことになります。特にダイスセットの初期装備やそのゲームのコンセプトに沿ったダイスは最後までデッキに残るので、早めに永続点上昇の共鳴をつけてしっかり育てていきたいところです。

《玉璽》:
 投げるたびに、出た目の5倍の値の永続点を得ます。強化すれば5倍の3倍=15倍の永続点を得ます。
 上の説明は日本語テキストですが、これは正しくなくて、正確には自身より小さいサイコロのダイスの目の合計の5倍を得ます。
 ロックしていても使用可ですので、大きい目が出た時にロックしておけばリロールごとに永続点をモリモリ増やすことができます。

《レッドドラゴン》:
 アクティブスキル持ちが多いデッキなら、《玉璽》と同等以上の伸び率を誇ります。
 この記事の最後の方でも紹介していますが、チャージスキルの無限ループを決めることができれば、永続点は無限点まで伸ばすことができます(実際にはアクティブスキルの使用数には上限がある)

◆その他の強力な効果

 他にも特殊かつ強力なダイスがありますので紹介します。

《クリスマススター》:
 永続でダイス+1、リロール+1、スコア2倍、ダイス効果の獲得ゴールド2倍、という欲張りセットダイスです。
 複合効果のため、ここにカテゴライズしました。

《縦横》:
 場の全てのダイスをデッキに戻して、その数だけ再び場に引きます(効果で消える縦横自身も数に含むため、ダイス数は減りません)
 カードゲームで言うところの手札交換の効果なのですが、場に出るたびに登場時効果やアクティブスキルが再び発動しますので、それらのスキルを実質2回発動することができるようになります。
 登場するたびにペアや織女の効果がもう一度使えるため、縦横と組み合わせることでデッキの最大数までダイスを引くことができます。

《天衣》&《牽牛》:
 天衣はスキル使用時に共鳴穴をひとつ増やす特殊な共鳴となっています。
 ぶっちゃけ、普通にプレイする分にはほとんど必要ありません。強力なダイスに付与されたら嬉しいな~程度です。ですが、最強ビルドを目指す際には天衣が大量に必要になってきます。それを解決するのが牽牛です。織女とセットでないと効果を発揮できませんが、天衣を大量生産することが可能です。

《目覚めた者》:
 アクティブスキルを2回使用できます。全局適用スキルです。こんなの作っていいんか??
 織女をはじめとして、ただでさえ1回でもぶっ壊れだったアクティブスキルが2倍ヤバくなります。

ボスダイス各種:
 基本的にはすべて強力なダイスで、ビルドが定まっていない1体目・2体目のボスダイスは特に役立ちます。
 お気に入りの効果をいくつか挙げていきます。

《コレクター》:
 1stボス、【ダンジョンシャドウ】から入手。
 投げるだけで追加効果がたくさん発動します。

《マモン》:
 2ndボス、【貪欲の王】から入手。
 ゴールドをたくさん支払って無茶ができるダイスです。

《狐火の少女》:
 2ndボス、【夜鬼火】から入手。
 6の目を出すとカードを召喚してスコアが大爆発します。

《リリス》:
 スコアをアホほど盛れるダイスです。マモンと双璧を成すぶっ壊れ度。

 ※3rdボスについては通常プレイでダイスが入手できません。
 デッキセットで使用できるものがありますので、そちらで使っていくことになります。

★デッキセット・ビルド紹介

 ここからは具体的なデッキセットやビルドについての紹介となります。

◆基本役デッキ

該当ダイスセット:
【三つ目の虎】(3の目)
【デーモンレギオン】(6の目)
【鋤の一日【(1の目)
※【ハロウィンナイト】(チョイス)も基本役デッキだが、ダイス破壊デッキとしての性質が強い

 基本役デッキです。全体的に運用難易度は低めです。特に【デーモンレギオン】は手が出しやすい。
 汎用で強力なダイスを集めていくのが基本になります。強力なダイスは上で示した通りです。

 どのデッキにしても永続点稼ぎが肝要です。律動大きめでプレイするときには、必要に応じてラウンドを引き伸ばして永続点稼ぎするのも視野に入れていったほうがいいでしょう。

 お気に入りのダイスセットは【三つ目の虎】です。
 色々効果を持っている《白虎》が主役のデッキですが、僕の中では《丘》の大量発動を楽しむデッキです。大量発動の一例は上の方の動画で示した通りです。

【三つ目の虎】の風景
上で動画にしている《丘》×《リボルバー》とは異なり、《縦横》による引き直しの過程で《燃え残り》と《丘》を誘発する構築です
《目覚めた者》+《織女》×2+《縦横》×2のセットで、デッキ内のダイスはすべて引けるようになっています
《薪の王 紫薪》の自己破壊効果で《白虎》に永続点を与えつつ、《丘》を発動させていきます

 このあと【鋤の1日】にハマり、一本撮ってみました。
 《筒車》をダイス破壊等で大量誘発させるデッキです。

 下は別のプレイ時のものですが、きれいに大量誘発の瞬間が撮れました。

◆高級役デッキ

該当ダイスセット
【ビッグガイ】(全般)
【主旋律】(ハーモニー)
【蛇の心】(ストレート)

 高級役デッキは辛い序盤を乗り越えていければ後半は各ボスワンパンで倒せる威力を秘めています。
 役の成否が得点に直結するので、基本的にはダイス数増加・ダイス召喚系を多めに採用していくことになると思います。
 個人的には最も安い高級役である3カードに特化したダイスセットが欲しいところ…。

 ほかに言うことがない(そんなに遊んでないんですよね)

【主旋律】で遊んでいます
《ハーモニー》《メダル》や《クローバー》系列も、ダイスの出入りによって多重発動可能です
今回は《鉄鋤》と《鎌》を多重発動の起点にしてみました
《メダル》効果で《トロフィー》が大量生成されて、デッキ数が滅茶苦茶多くなってる

◆チャージデッキ

該当ダイスセット:
【パワーパンチ】

 チャージスキル持ちのダイスを利用して貯めたチャージポイントを利用するデッキです。
 チャージスキルの特徴は、チャージポイントさえあればアクティブスキルを何回でも発動させられることです。

 チャージスキルには無限ループも存在します。(1つのダイスの1ラウンド中のアクティブスキル使用回数は1000回が上限になっているため、本当の意味での無限ループはできません)
 ループについては、下の方のおまけ2で軽く解説しています。《散財》を無限ループさせることで、事実上無制限にゴールドを稼ぐことが可能であったり、《エネルギーを帯びたガントレット》で目標スコアを0にしたり、《汪洋》で永続点を無限大にしたりできます。

《天衣》の大量生産までやったデッキです
散財ループでゴールドが溢れています。チャージスキルはすべて0消費にしています。
ハートスティーラーがほとんどすべてのダイスに付与されているため、共鳴欄(ダイス下の●印)が非常に賑やかになっています

◆ダイス破壊デッキ

該当ダイスセット:
【黄金鉱夫】
【悪魔ハンター】
【灰の中から立ち上がる】
【ハロウィンナイト】
※【デスジャーニー】も破壊デッキですが、破壊しないほうが強かった気がする??

 ダイス破壊系効果もこのゲームの重要なテーマです。
 ダイス破壊=場のダイスが1つ減るというデカいデメリットの代わりに、効果としては強力なものが揃っています。
 特に破壊関連の共鳴が優秀なので、汎用ダイスに破壊時効果を付与して、全体破壊効果でまとめてドカン!、という流れでも十分に遊べます。

 破壊したダイスは「破壊済みダイス」になってしまい、そのステージ中は使用できなくなりますが、《ヘルプリンセス》や《ハロウィンの鐘》などで復活させることが可能です。
 共鳴の効果によってダイス数が多くなりがちなので、基本的にはハーモニーを鍛えていくのが一番伸びが良いです。《ハロウィンの鐘》を多用するのであればチョイスを鍛えることになります。

 特に優秀な破壊関連効果をピックアップします。

・ダイスを破壊する効果
 基本的に扱いやすいのは、狙ったダイスを狙ったタイミングで破壊できる効果か、大量破壊してくれる効果です。
《リボルバー》&《弾丸》×6:

 大量にダイスを破壊でき、かつ《弾丸》に破壊関連の共鳴を詰め込めば良いという分かりやすさも兼ね備えています。破壊系統では最強だと思ってます。難点はデッキスロットを大量に食うことですね。
 《弾丸》は基本的には工房で【エコー】をして、複数共鳴をつけていくのが良いと思われます。
 《リボルバー》本体を【コピー】すれば、弾丸を12個用意できます。その後に《リボルバー》を手放して再度ショップで《リボルバー》を入手すれば、18個目以降も手に入れることはできるはずです…(流石に試してないです)
《ボム》:
 自分の目以外のダイスをすべて破壊します。
《ミダスの手》《不死鳥》:
 破壊効果を使えば使うほど旨味が増していくダイスです。《ミダスの手》はゴールド増加、《不死鳥》は自身の永続点増加。どちらも後半はとんでもない伸びを見せます。Steamの実績にもあるので、一度は真面目に遊んで見るのが良いでしょう。
 《不死鳥》は自身破壊なので扱いやすいです。《ミダスの手》は「最も大きな目のダイスの中から」とはいえランダム破壊です。復活系効果持ちのダイスや《ガラス張りの防御》などと併用し事故防止していくのが望ましいです。
《エマージェンシーフード》
 自身を破壊し、スコア+100です。このダイス1つで破壊が完結しており、スコア+100が序盤には特に優秀です。

・ダイス破壊時に効果発動
《シニガミ》

 ダイス破壊時にカードを生成する全局適用スキルを持ちます。
 生成されるカードは、《シニガミ》の登場回数×20のスコアを持ちます。つまり《リボルバー》の破壊が、スコア増加も兼ねるということです。
 後半のスコアの伸びはとんでもないことになります。
《同罪》
 場のダイス破壊にトリガーして自身を破壊し、ダイスを2個呼び出します。ここで《ヘルプリンセス》などを引けたら美味しいですね。《リボルバー》使用の場合は《弾丸》に大量に付与した《候補》で十分な場面が多く、《同罪》を使っても引くダイスがデッキに存在しないこともあります。
《墓掘り人》《盗掘王》《禁じられた儀式》
 ダイス破壊時にゴールドを獲得したり、永続点を手に入れたり。
 デッキが整ってくれば、1ラウンドで200ゴールド以上稼ぎます。

・ダイスを復活させる、保護する
《ヘルプリンセス》
 登場時に、破壊されたダイスをデッキ内で復活させる効果を持ちます。
 破壊ビルドの要です。
《ハロウィンの鐘》

 アクティブスキルにより、破壊されたダイスを場に出す効果を持ちます。全破壊を繰り返していると、とんでもない量のダイスが場に揃います。
 非常に強力ですが、チョイスを記入していかなければならない都合上、《ヘルプリンセス》よりは扱いがやや難しいか?
《使い捨ての防御》
 一度だけ破壊から守ってくれる効果です。《弾丸》に共鳴することで、同じ弾を複数回破壊する効果として使うことも可能です。

共鳴いろいろ:
 以下は「破壊された時」を発動条件にする共鳴です。破壊デッキでは、破壊されるダイスには『エコー』をかけて共鳴穴を増やします。
《グール》
 破壊時にノーマルダイス×2を場に出します。通常ダイスとはいえ、ダイス数が増えるのはやはり強力です。《候補》と比べると、デッキ切れしていてもダイスが出てくるのも強み。
《候補》
 破壊時にデッキからダイス1つを出します。破壊後に《ヘルプリンセス》などが登場したら即回復→また破壊していくことも可能ですので、こちらを増やしたほうがデッキの回り安定性は良くなります。
 《候補》×1だとただの1-1交換ですが、共鳴穴を【エコー】で増やして複数つければ実質的なダイス増加効果にもなります。
 デッキのダイスを全部引いたら効果が不発になってしまうため、そこが《グール》とは一長一短の関係になります。
《扶助》
 破壊時に3ゴールド獲得。
《燃焼》
 破壊時に全役に永続+10点。
《落紅》
 破壊時に全役に永続+5%。
《自爆チーム》
 破壊時に目標スコア-3%。

上記ダイスを組み合わせたときのものです
《リボルバー》を【コピー】して《弾丸》を12個用意、
各《弾丸》は【エコー】して大量の共鳴を付与しています
新生の660×52が大きいですね
《精霊の燃える怒り》で場のダイスとカードをすべて破壊して炎のエッセンスに変換
総合点は下がりましたが、この瞬間が最高に気持ちいい
こっちは別バージョンで、《燃焼》と《落紅》をたくさんつけたときのものです
ダイスセットは【灰の中から立ち上がる】で、さらに永続上昇量マシマシ
倍率の伸びが特に目を瞠るものがありますね
ちなみに《精霊の燃える怒り》は【終焉】のカードも破壊するので、ラスボスの目標スコアは増加しなくなっています
ダイスセットの中身はこんな感じです
《リボルバー》をコピーして弾丸を12個確保します
弾丸はすべて【エコー】をかけて、大量の共鳴を入れます

◆特殊ロールデッキ

該当ダイスセット:
【逆転の時】

 ダイスの出目とは関係なく、スキル専用のロールをするスキル持ちのダイスを活用したデッキです。
 現状、ダイスセットでは【逆転の時】のみが該当します。スキル持ちのダイスもそこまで多くありません。
 運次第でダイス効果が発動しないことを考慮してか、成功時の効果自体は強力なものが多いです。

 個人的な使い方として、《判官》との組み合わせが好みです。

・特に優秀な関連ダイスと共鳴
《陪審員》
 アクティブスキルで、特殊ロールを2回行えます。
《異議》
 登場時に1回と、アクティブスキルで1回の特殊ロールが行えます。
《判官》
 
特殊ロールで3以上が出たときに、リロール回数+1の共鳴。
《黒木と白牙》
 
ダイスが1の目を出すたびに、アクティブスキルの使用回数+1の共鳴。

 使い方は動画のような感じです。
 動画内でもちらっと見えてますが、《陪審員》と《異議》にはいずれも《判官》×2と《黒木と白牙》×1が共鳴されています。それらが特殊ロールで3以上を出すたびに、リロール+2ずつ入っています。

 今回そこに《目覚めた者》や、《縦横》による引き直しなどでアクティブスキルの発動回数を増やしています。

 
 お恥ずかしながら、RTX4060ではめっきりスペック不足ですね…。でも普段そこまで重たいゲームはやらないし、サイコロのためだけに上位のグラボに買い替えるのは…ううむ……。
 後半では発動した《黒木と白牙》の回数だけ、さらに特殊ロールを回しています。動画ではリロール数を26回増加させることに成功しています(やや上振れっぽいです)

【無限リロールについて】
 《判官》×2と《黒木と白牙》×1を共鳴した特殊ロールスキル持ちダイスを1回投げたときのリロール数回復の期待値は2/9です。※《判官》は2回発動するので期待値は倍の4/9
(1/6の確率で1が出る=スキルが発動し、2/3の確率でリロール数2回復するので)

 つまり、これらのダイス5個(または《判官》含めて4個)を場に揃えてリロールすれば、1回のリロールのたびにリロール数が10/9回復するため、期待値上では無限にリロールができるようになります。
(ただしアクティブスキルの使用回数は、ダイスごとに上限1000回と定められていますので、実際には無限リロールはどこかで終了します)

◆進化ダイス、特殊なギミックを持ったダイス群

該当ダイスセット:
【四季】
【デッドアイランドの冒険】
【アポカリプスの聖剣】
【デスジャーニー】&【合法商売】

 進化するダイスを育てていくのも楽しいです。Steamの実績にもいくつかありますので、実績解除がてらに挑むのがちょうど良いでしょう。
 また、大掛かりな効果を持っていて、ソレ専用の動きを要求してくるようなダイス群もいくつかあります。
 ダイススロットの圧迫数はものによってまちまちですが、大体5~10くらいが埋まります。場合によっては、もっと多くなることもあります。
 これらのダイスはたいてい共鳴不可です。

・進化するダイス
 進化の際にデッキスロットを食うものもあります。大抵はその分強力な効果です。
《レジェンド》《神龍》《ヒーロー》《ヒーローの剣》:
 ダイスボックス内に《神龍》が溜まっていき、《神龍》登場時に〈ドラゴンボール〉カードを得ます。〈ドラゴンボール〉が一定以上になると、《レジェンド》は《ヒーロー》へ進化します。
 進化後は《ヒーローの剣》の
《燭陽》《幽玄》→:
 2つを進化させることで、《陰陽》に進化します。(Steam実績あり)
《蛟》:
 最終的に《応竜》まで進化します。(Steam実績あり)
《ソード・インテンション》:
 
最終進化すると、目標点を強烈に減少させる効果になります。

 ダイスセットとしては、【アポカリプスの聖剣】が好みです。

【アポカリプスの聖剣】の終焉戦前のデッキです
ヒーローーのところ好き(直さないで欲しい)
ディバインドラゴンは【ダブルショット】、それ以外は【拡張】だったり【コピー】だったり

 遊び方としてはこんな感じで、《英雄の剣》で目標点を大幅減するのと、《ソード・インテンション》で目標点を滅多切りにするデッキです。

 ちなみに、特定の状況下で《ソード・インテンション》を連打するとたくさん切れます(正常な挙動ではない)

 他にも、毒や薬を扱うダイスセットもあります。
 下は【合法商売】の様子です。
 後半はただただ目標点が110%減少するのを眺めて、2ラウンド目でクリアするだけのゲームになります。
 特に【合法商売】は高律動のプレイも可能です。リロールの必要などが一切なく、またダイスの入手手段も《薬師》のゴールド使用スキルによるためです。ちょっと永続点の稼げるダイス1つあれば、残りは全て薬草ダイスで固めるだけで事足ります。

ボスダイス:
 ボスダイスにも、戦略を根本から変えるような大掛かりな効果を持っているダイスが多数あります。
 1st、2ndのボス討伐時にはまだデッキは未完成の状態ですから、ボスダイスを主軸に据えたビルドを検討するのも面白いでしょう。ボスの予告を確認すれば、それ用のビルドに切り替えることができます。
 以下、そういったダイスを紹介しておきます。
《封印されし者》
 エグゾディアを召喚できます。ダイススロットを食う。
《狐火の少女》
 6を出しまくることで役のスコアが大変なことになるやつ。リロール系のビルドになります。
《リリス》
 滅茶苦茶やるやつその1。そもそも単品で超優秀ですが、最大限活かす構築にして《リボルバー》活用や《判官》活用などと組み合わせるとオーバーフロー(スコア21億以上)まで狙えます。
 《リボルバー》活用についてはこの記事内の至るところで、《判官》特化については上の『特殊ロールに関するダイスセット』のところで詳しく紹介しています。
《マモン》
 滅茶苦茶やるやつその2。やはりオーバーフロー可能。
 ゴールド稼ぎと相性が良い。
 オーバーフローに至る手順はオマケに記してあります。

おまけ:最高スコアを目指して

 このゲームの最高スコアは約21億点(2^31)です。それを超えるとオーバーフローします。
 オーバーフローが目指せるビルドの一例を紹介します。チャージスキルの無限ループを利用したデッキです。

レッドドラゴンは強化、
2つあるダイスはコピー
それ以外は基本的にエコーを選択しています(本当に必要なダイス以外は特にエコーする必要はありません。これはなんとなくでやっています)

 用いるのはこのようなデッキです。
 理想形となると必要パーツが多いですが、散財ループにさえ入れば無尽蔵のゴールドが手に入るため、揃える際の運要素はそこまで強くありません。
 《マモン》がボスダイスなので、ボスのクリア回数調整だけは大変かもしれません(ただしここは運要素が少ないので、ある意味気楽ではあります)

・メインの動き
 《散財》+《月牙泉》を用いたチャージのループで大量のゴールドを稼ぎ、それをすべて《マモン》に注ぎ込むのが基本の動きです。
 このとき工房で【強化】した《レッドドラゴン》がダイススロットにいることで、容易にオーバーフローを引き起こします。

手順①:25消費の《散財》を作成する
《効率的なアンチャージ》×3で、スキル使用時のチャージ使用量を25にします
手順②:25チャージの《月牙泉》を作成する
《オーバーチャージ》×1を共鳴します
これにより、チャージを使い切ると25点のチャージ点を供給するようになります
これにてループの完成!
レッドドラゴンがループの傍らで無限にパワーを伸ばし続けます
貯めたゴールドはマモンに全ぶっぱします
そもそもマモンはガチのぶっ壊れダイスだと思ってます

 ループの実際の様子はこんな感じです↓
 即25点チャージが入るのが見えると思います(たまに50点チャージが入るんですよね)

・ループ数を稼ぐために
 実はこのビルドでも、ゴールドが無限に得られるわけではありません。ちうのも、アクティブスキルの使用回数は、ダイス1回の登場あたり1000回が限界値だからです(ラウンドが進んだり《縦横》で出し直す等すれば使用回数はリセットされます)。
 つまり、ラウンドごとに必ず何か役を記入しなければならないわけです。ところが、初手に《散財》がある【パワーパンチ】でループをやると、チャージを使用したときに目標スコアが減少してしまうため、散財ループをすると何ラウンド目かで自動的にクリアさせられてしまいます。
 それを回避するために、《転覆》によって高級役をマイナス倍率にし、ドカンと大きなマイナスを最初に持つようにしました。
 そうして望まないクリアを避けた上で、ループ数を可能な限り引き伸ばすために《マジシャン》を採用し、ラウンド数を稼いでいます。

ゴールド稼ぎ中の風景です
《マジシャン》によってラウンド数が13になっています
《転覆》でマイナス倍率にした役にレッドドラゴンを絡めれば、十分なマイナススコアを得ることができます
ちなみに実際はここまで頑張らなくても、オーバーフローは余裕で引き起こせます

 準備が整ったら、慎重に《マモン》のスキルを使っていきます。 
 失敗するとすべての役が有効になってしまい、どれに記入しても数億点になってしまい、ステージをクリアせざるを得なくなってしまいます。役が無効ならスコアは基本点のみですので、すべての役が有効にならないように気をつけながら、《マモン》のスキルを消化していきましょう。
 それでも役なしでも40万点のスコアになってしまうため、記入順には要注意!

 そうして出来上がった盤面がコレ!

ゴールドを余らせてしまった 反省
大きく育ったねぇ

 画像はすべての役がオーバーフローする直前で《マモン》をストップしたものです。
 《マモン》以外には《月牙泉》のスキルが発動しているのみですので、役の得点を見れば《マモン》の使用回数は明らかです(4611回使用しています)。
 役倍率が有効になっている役については、461000×46100≒2,120,000,000点(約21億点)です。
 《レッドドラゴン》が計算式に入ってくる役は、役の点数にレッドドラゴン212万点が加算され、計算上は約250万×4610≒115億2000万のはずですが、オーバーフローが発生し、マイナス21億(正確な値は2^31)でストップしています。

3ラウンド目(オーバーフロー1ラウンド目)

 オーバーフロー値を記入するとしっかりマイナスの値になります(ゲームが継続していることから、スコアがマイナス値になっていることがわかります)が、スコアを記入しても点数が変わらなくなります。

4ラウンド目
+21億を記入したハズなのですが、スコアの見た目が変化しません
ちなみに+21億を2回記入するとクリアになりました。
(画像はクリアする寸前の画像です。クリアしているはずなのに、スコア表記は変わりません)

おまけ2:クリア済みデッキたち

 今まで遊んできたデッキたちの供養も兼ねて、クリア済みデッキのスクショを出していきます。初期の構築を見てみると趣深いですね。

初クリア時のダイスセット
よくわからない構築です
最初はこんなもんだよな…
【3つ目の虎】初クリア時(通算クリア2回目)
これまたワケのわからない強化をしています
通算三回目 デーモンレギオン
徐々にわかってきたか?
通算4回目 主旋律
共鳴とか工房とか一切やってなくて、どこにゴールドを使ったのか気になる
通算12回目
この頃から回し方が結構わかってきた
通算20回目くらい
【四季】はよくわからないダイスセットですが、【冬】のゴールド獲得が強力なので仕方なしに周回しました
通算25回目くらいのクリア
この頃から徐々にゲームの仕様などについての理解も深まっている
通算35回目くらい
チャージのヤバさに気がついてしまった回
ふとひらめいてループが始まったんですよね
(マモンと組み合わせることに気付くのはもっと後です)
通算45回目くらい
未だに動きがよくわかっていないデッキ
通算70回目くらい?
《マモン》ループのために【貪欲の王】以外のボスの討伐回数を稼いでいるとき
1周16分は、僕の実績の中では最速クリアです
ガントレットで目標点0にするのは時間がかかるので、レッドドラゴンで削れるところまで削って記入しています。ダイスが5個しかないので、毎回必ず必要なダイスを初手で引けます。
ダイス破壊系のボスに当たったら詰みますが、それらは3rdボスなので【貪欲の王】のための周回なら問題ナシ
通算80回くらいのクリア、ブログでも使っている【スズメとヘビ】の弾丸デッキです
ここらへんから今回に至るまで、《リボルバー》がお気に入りです
通算20回目の頃、【デーモンレギオン】で最大値を目指していたときのもの
散財ループのときのもの(通算75回クリアくらい)
ダイスをたくさん増やしてみたやつ
大して強くなかった(それはそう)
《ソード・インテンション》利用でダイス1個だけにしてクリアしたかったとき(使い捨ての防御を外すのを忘れて失敗)
最高スコア31でクリア
理論上は最高スコア10未満でもクリア可能ですが、《縦横》のように得点記入以外で自身のスコアを上昇させるダイスが必須の運ゲーになります
このプレイでは、序盤は《集結》、中盤は《縦横》でスコアを稼ぎ、終盤はスコアの減少率が100%を超えるため、必ず2ターン目でクリアできるようになっています

おわりに

 みんな遊んでみてね。日本語訳がガバいこと以外は非常に良いゲームです。


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