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【デザイン基礎】ノンデザイナーでもできる伝わるデザインの作り方(情報の整理編)

この記事では、以下の人を対象としています。

・デザイナーではないが普段から紙面や資料などを制作する機会のある人
・これからデザインを勉強しようとしている人
・デザイナーにデザインを依頼しようと思っている人

こんにちは!デザイナーのじゃりです!
「ノンデザイナーでもできる伝わるデザインの作り方」について、今後少しづつ投稿をしていきたいと思います。
第1回目のテーマは、「情報の整理」です。

そもそもデザインって何?

1.デザインにセンスは必要ない

デザインというと、センスという言葉を浮かべる人も多いかと思います。
では、本当にデザインにセンスは必要なのでしょうか?私は「NO!!」だと思います。

パリの凱旋門/内部の螺旋階段は黄金比です。 (画像:写真AC)

デザインには必ずルールがあります。「黄金比」というものがあるように、「美しいと思う配置」や「気分を高揚させる色」など、デザインには人の本能的な性質を利用した手法がたくさんあります。この手法を身につければ、良いデザインができるようになるのです。

2.デザインはあくまでも手段

個々の手法についてお話しする前にお伝えしたいことは、「デザインはあくまで手段」だということです。
「手段」とは「目的」を達成するための方法のことです。つまり、「目的」が最重要だということですね。

デザインの「目的」とは、「誰」に「何」を伝えたいかということです。この「目的」を曖昧なまま制作に着手しても、良いものは生まれません。「目的」をきちんと定めた上で、その目的に合ったデザインを制作していくことが大切です!

情報を整理する

1.目的を明確にする

まず、制作をする上で一番初めに行うべき作業は、「情報を整理する」ことです。情報を整理して「目的(誰に何を伝えるか)」を明確にします。

情報を整理する上で役立つのが以下の項目です。

出典:『デザイン入門教室 [特別講義]: 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~』

この項目に沿って、伝えしようとしていることを当てはめてみます。

キャンペーンなど具体的な告知の場合、日時と場所を「いつ」「どこで」の箇所に入れます。

 このようになりました。項目を埋めていくうちに、「あれ?何だろう?」と自分で気づくことがあるかと思います。そこをしっかり深掘りしていくことで、目的が明確になります。

この方法は以下の書籍に詳しく載っています。デザイナーじゃない人にも読んでいただきたい1冊ですので、ぜひ!

2.優先順位をつける

上の項目で「目的」が明確になったら、優先的に掲載すべき情報や、不必要な情報が浮き彫りになってきませんか?

情報がクリアになったら、必要な情報=要素に優先順位をつけていきます。
まずは重要度ごとに大中小と大きさを変えてみて下さい。

まずは、自分の制作物を少し離れたところから眺めてみて、優先順位がしっかりつけられているかどうか確認してみて下さい。
この、「伝えたいことの重要度を整理し可視化する」ことこそがデザインの第一歩となります!

最後に

今回は入門編で、「情報の整理」についてお届けしました。
次回は、もう少し具体的な「レイアウト」についてお伝えしたいと思います。

それではまた〜