を。のちょっとだけ自慢する話
「東川中学校 二年、山田 碧。」
はい、と中学生らしく元気良く返事をする。
今からわたしは、ざっと500名ほどの入る小ホールで
区のお偉いさんたちと区内の代表中学生を前に
夏休みに認めたエッセイを披露する。
ここはエッセイコンテスト会場ではない。
中学生の弁論大会である。
周りは環境問題についてだの
社会問題についてだの
真面目な話を書いてきている中、
わたしが書き上げたのはひいばあちゃんの話だ。
原稿用紙4枚を二行にまとめると、
「笑顔の素敵なひいばあちゃんみたいな