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十数年の時を超えてきた僕たちは
なんの偶然かはしらない
彼と私はたまたまとある年の同じ夏に生まれた
その差は3週間くらい
十数年前、彼の歌声は私の日常のひとつだった
とはいえ、かなり軽いファンでしかなく
新しい音源が出て気に入れば買います、くらいの
おつきあいでしかなかったけど
彼が所属していたバンドがいざ解散となったとき
彼だけがどうなったのかよくわからなかった
なにかあって歌うのを辞めてしまうのかな
そう邪知したりもした
結局のところは全部クソ。
我ながらひどいタイトルをつけたもんだとは思う
それにしても毎日クソ暑い
少し前はクソほど雨が降って大変な目にあったし
地元のローカル線はつい数年前に全面復旧したかと思えば
またのり面が流されて線路が宙ぶらりんになってるらしい
物価高騰で何を買うにもクソ高い
なに店頭のあの値段
やっと野菜の高騰が落ち着いてきたかな〜と思ったのに
上にも書いた豪雨のせいかまた前に戻った感じ
国内平均と比べれば比較
乙女な旦那と冷めてる嫁。そしてどうしようもない現実との闘い
私が結婚すると決めたのは2019年の夏のことだった
“年齢的に最後の恋にしたいから結婚して下さい”と
今の旦那に告白とプロポーズを同時に受けたのである
私は長年ずっとモテない女、つまりは喪女であり
旦那とつきあうまではまともに恋愛などしてこなかった
中学生でももうちょっとこう、なにかあるんじゃない？
という程度の恋人もどきは一瞬だけいたことはある
しかし“自分はあなたを幸せにする仕方がわからな