【選手分析】バルセロナの未来ペドリ! (vsアスレティック・ビルバオ 21節)
こんにちは。
今回はバルセロナのペドリ選手を分析しようとします。
この選手のプレーを見ると、18歳の選手ではないでしょうと思うほど成熟したプレーを見せています。
21節、ビルバオとの試合ではとても献身的でインテリジェントなプレイを見せて、チームの勝利に貢献しました。
●はじめに
今回の分析を決定した理由は下の新聞の表紙を見て決定しました。
2月2日付の「ムンドデポルティボ」の表紙です。
この試合をライブで見ましたが、その際、私の目には正直にそんなにペドリのプレイが目に入らなかったです。
良いプレスしているし、頑張っているなーと思ったぐらいです。
(見る目ないなー)
もう一度、この試合をペドリを中心に見ました。
新聞のタイトルが「ペドリの記録」となっています。
●ビルバオを相手に12回ボールを奪ったことを強調しています。
●献身的なプレイでチームに重要な選手になっていると!
では、どんなシーンが良かったのか見てみましょう。
大きく三つに見ることができます。
1.攻撃から守備への切り替え時のプレス(ネガティブトレンジション!)
2.メッシと仲間の動きをしっかり理解し、適切な動き
3.献身的なプレー
1. 攻撃から守備への切り替え時のプレス(ネガティブトレンジション!)
現代サッカーで最も重要であると話しているポイントは切り替えだと思います。
特にこの試合でペドリは攻撃でボールを奪われてから守備への切り替えるネガティブトレンジションでとても良い姿を見せてくれました。
バルセロナのサッカーの特性上、ボールを長い時間占有しており、相手チームの立場では、ボールを奪って早いカウンターを狙うことは当然です。
そのため、ボールを奪われたとき、守備の数が不足している場合が発生したり、守備への転換が遅れるリスクを常に持ってプレイするので、可能な限り相手の攻撃を遅らせることがバルセロナに重要な課題です。
クーマンのバルセロナは、攻撃から守備へのトレンジションの場合には、強いプレスですばやくボールを取り戻すことをとても大切にしており、その役割は非常によく実行している選手がペドリでした。
バルセロナがボールを奪われた状況です。
ボールを奪われるとすぐ相手がカウンターに転換することを防ぐため移動します。
監督の指示もあっただろうがペドリは本能的に強い圧迫を示しました。
そして競り合いでもあきらめずに最後まで走って相手が攻撃に転換することを邪魔しました。
ラインアウトになって、バルセロナは再び自分の陣営でまとめた状態でビルバオの攻撃を防ぐことができました。
この日、メッシも前から良いプレスを見せたし、チーム全体的にプレスのタイミングとスピードが良かったと思います。
上記の場面でも相手がパスを出すタイミングに回りの状況しっかり把握してスペースが不十分だと判断したらすぐにプレスをします。
ペドリのプレスがくるとセンターバックは右SBにパスをしました。
ペドリはここで自分の仕事を終えるのではなく、次の移動経路を予測して動きます。単純にプレスをするのではなく周囲の状況を正確に把握していることが感じられたシーンです。
2.メッシと仲間の動きをしっかり理解し、適切な動き
ペドリは自分のチームメイトのプレーを理解し、本人がしなければならない動きを正確に理解できる選手です。
メッシがこの試合でトップで出場しましたが、ボールを展開するために低い位置に降りてくる状況が多かったし、とても自由に動いてました。
そのような状況でペドリはメッシが移動して作ったスペース、グリーズマンが中央に移動した場合にはサイドに生み出したスペースを理解して浸透する姿を見せてくれました。
私がもしメッシなら、自分の考えを理解してくれて動いてくれるペドリのプレイをとても喜んでいると思います。
上記のシーンは、メッシが側面に位置してボールを受けるために、ゆっくりと降りてくる状況です。
ビルバオの右SBは、メッシを手放すことができないのでマークしに行きます。
そうするとビルバオの右裏のスペースが開かれます。
そこをペドリは逃さず、スペースに飛び込んでボールをもらう動きを見せてくれました。
バルセロナのビルドアップは、常にデ・ヨングが低い位置に下りて、ラボルピアーナを見せました。3バックを形成してビルドアップをしました。
ペドリはそんなにビルドアップに加わっている姿は見せてないです。
しかしながら、常にDFとMFの間のスペースでボールを受けようと努力したし、上記の画像のように瞬間的に生まれた空間では、ボールをもらってビルバオの選手4人がペドリをマークする状況を作り、十分なスペースを持っていたメッシにパスしてバルセロナの良い攻撃のシーンを作りました。
3.献身的なプレー
ビルバオとの試合でペドリは目立つ活躍を見せてないです。
sofascore評価:6.8
whoscored評価:6.7
高い評点を受けませんでした。しかしながら、相手のスペースを阻止するための動き、最後まであきらめない姿、チームメイトのために状況を理解して動いている姿はこの選手が18歳が合ってるのかベテランみたいなプレーを見せました。
次の資料は、optaの資料でインターセプト記録です。グラウンド全体に広く走りながらボールを奪って、相手の攻撃を阻止するために大きい役割を示しました。
(上記の画像)
ペドリは、バルセロナのCKからボールを奪われて、ビルバオがカウンターをする瞬間、相手の攻撃の中核であるムニアインの動きを予測して、すぐに守備への切り替え、積極的にマークして相手のカウンター阻止しました。
上記のシーンは試合が終わる直前(後半92分)です。
ペドリは最後までプレスをしながら、相手のボールを奪ってバルセロナのチャンスを生み出します。
テクニックはもちろん、体力的にもとても高いレベルの選手だと感じられました。
●まとめに
まだ主役ではないペドリですが、明らかにこの選手が持っている才能は助演で終わる選手とは思わないです。
ビルバオとのリベンジでバルセロナは必ず勝ちたかった試合だと思いますが、メッシのフリーキック、グリーズマンの得点で2:1の勝利を収めました。
私は今までセンスが良く、技術が良い選手だという先入観がありましたが、試合をしっかり見て、この選手は献身的にチームのためプレーする選手だという印象を受けました。イニエスタみたいな大選手まで成長するのか期待します。
今回の分析は、ここで終わりにしたいと思います。
読んでいただきありがとうございます。