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【選手レビュー】フランスで少しずつ存在感を出す元Jリーガー、ユン・イルロク(vs PSG 13ラウンド)

以前、横浜FMでプレーしたユン・イルロク選手についてレビューします。
マリノスではフィットしてなくて活躍をしてない彼ですが、
今年の1月にマリノスからモンペリエへ移籍して少しずつ出場時間を増やしている彼を分析してみます。

最近の出場記録をみましょう。

最近5試合では交代で約20分ぐらい出場し、チームは連勝中でした。
ただ、リーグ1位であるPSGとの試合では怪我で離脱したアンディ・ドゥロールの代わりに今年初!先発で出場して62分間プレーしましたが、
チームは1-3で負けました。

この試合では、ユン・イルロクは3トップの真ん中でプレーしました。
彼のプレーをみた人々は真ん中よりは左サイドでプレーしたことを覚えていると思います。
しかし、シェル・デル・ザカリアン監督はなぜユン・イルロクを真ん中に配置したんでしょうか

1.連携を通じて攻撃の起点になってほしい
2.サイドからドリブルでチャンスを作ってほしい
3.相手のビルドアップを阻止する。

1.連携を通じて攻撃の起点になってほしい

ユン・イルロクは178㎝で身長も体格も大きい選手ではありませんが、彼はボールを奪われない技術を持っているし、背負っている状態でもバランスが良く、すごく判断力が良いプレヤーです。

広いスペースを把握して、ボールを自分が置きたい場所にタッチをします。パスした後には空いているスペースに飛び出しています。

ボールがなかなか来ないため、下がって簡潔にボールを連携するプレーを見せました。
細かくいうとこのシーンでは正確なパスを出してほしかったです。(笑)

同点ゴールになったこのシーンでは、
ユン・イルロクの長所が目立ったと思います。
ボールを守りつつ、飛び出しているチームメイトに正確なパスを出しました。

その後は、得点のために全力で走って、パスを出せる選択肢を作りつつパリの守備は誰をマークするか混乱してしまいました。

2.サイドからドリブルでチャンスを作ってほしい

左サイドからドリブルで崩すプレーこそ彼の最高の武器。

中央でプレーしながら空いているスペースをみたら側面からドリブルで突破して良いチャンスを作りました。
最後のパスは残念ですが、最近ユンイルロクの調子がすごく良いし、体も軽く見えました。

3.相手のビルドアップを阻止する。

ユン・イルロクを中央に配置した一番大きい理由は守備だと思います。
多くの外国人監督からアジア選手を褒める理由の一つとして、
監督の指示をしっかり理解してまじめにやることです。

この試合でユン・イルロクに与えたミッションはパリのビルドアップを阻止することでした。

ミシェル・デル・ザカリアン監督は、パリのビルドアップの中心はゲイェだと思ったので、ユンイルロクはセンターバックがゲイェに出すパスを牽制しました。そしてゲイェがボールを持っていると前に出せないように強くプレスをしました。

ゲイェがボールをもらう動きをするとバスが通る道を予測して動きました。
また、センターバックが直接運ぶ際にもすぐプレスをしました。

ずっと、ゲイェをマークしてビルドアップがうまくできないように守備しました。

4.まとめ

マリノスでは、期待されたことより結果を出してない彼です。
韓国に戻って安定的にプレーする選択肢もありますが、
自分の成長のため海外に挑戦しているユン・イルロクを見ると応援したくなりました。

この試合ではすごく調子が良かったのでもっとプレーしてほしかったが、残念ですが62分で交代されました。これから監督やチームメイトに信頼できるプレーを見せれば出場時間を増えると思います。

次の試合ではリーグアンで初得点を期待します!

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