見出し画像

自慢とマウント

ここ数年で産まれたんじゃないだろうか、マウントを取るという言葉。

"女は常にマウントの取り合いだ"とか
"人はマウントを取る生き物だ"とか
SNSやテレビでも話題になってるように思う。


これらを表す例のVTRやエピソードを見ても
いまいちピンとこない。

おふざけで、わざとマウントを取る話し方をノリでしたりするのは分かる。本当に嫌味を入れるつもりで言っている人ってそんなにいるのだろうか。


自慢、なら分かる。

よく見る例として「恋人に○○ブランドのバッグ買ってもらったんだ〜」というものだ。

私はこれはただの自慢だと思うし、別に良い気も悪い気はしない。「へぇ〜良かったね」と思うし、相手が喜んでるなら私もなんとなく嬉しい。

でも私は感じたことないが、所謂マウントは
「恋人に○○ブランドのバッグ買ってもらったんだ〜(あなたにはこんな良い恋人いないでしょ?)」になるらしい。


これはテレビで取材された方が言っていたイラっとするエピソードで、スタジオも同調していた。

もしこれがマウントになるとしたらゾッとした。
そして真っ先にこう思った。

私もマウントを取る女に位置付けされてないか?

今まで人に話してきた嬉しかったエピソードは全てマウントに当てはまるのではないか?


ということだ。


幸い長年仲の良い友人などは、お互いに最近あった嬉しいエピソードを話すし、少なくとも私は嫌な思いはしていない。友人たちは好きでもないのに会ったりしないタイプなのは分かっているので、相手もそうだと信じたい。

でもそうでない人は、もしかしたら私の話はマウントを取られていると感じながら聞いているかもしれない。


これは人の感じ方なので、私が「何故そんな風に受け取るんだろう」など思っても仕方ない。

嫌味だとかマウントを取っているとかの指摘をされたことはない。
でも基本的に日本人はあまり人の性格のことを本人に言ったりはしないので、私のことが嫌な人は黙って離れていっているんだろう。


幸い、仲良くしてくれる友人はいるのでそこまで気にする必要はないと思っているが、
最近よく聞くマウント合戦とやらに私も含まれていて、人に嫌な思いをさせてる可能性を感じた。

これからは少しはマウントに気にしながらも、
お互いの幸せを心から喜び合える人を周りに増やしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?