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書くことは筋トレ
毎日書き続けることで、書く力が増していきます。実際に、少しずつ書くことがスムーズになってきた感覚もあります。
しかし、同じところばかり鍛えていては歪はボディになるでしょう。書くことは、総合力です。
理想のボディに仕上げるためには、どこをどうやって鍛えていくか、ゴールの設定とそれに向かった計画的なボディメイキングが必要です。
体幹を鍛えるのか、腕なのか、胸なのか、脚なのか。自分に足らないところはどこなのか。
自分自身の体について、知る必要があります。
そして、まずは何より体の土台を作らなければならないのです。
書く力の土台は何か。
文章も人それぞれ個性があると思いますが、僕は無駄が削ぎ落とされながらも、しっかりとした正しいスタイルで立っている文章が理想的なボディではないか、と思います。
痩せマッチョ的な文章が多くの人にすんなり受け入れられる、そんな気がします。
それは結局、わかりやすく伝わる文章ではないでしょうか。
書くということは、今の僕らには当たり前に使えるスキルではありますが、意識しなければすぐに歪な形になってしまいます。
また、筋肉のつきやすさは人それぞれで、自分に合った競技を選んでいく必要があります。
競技によっては鍛える必要のない筋肉があるはずです。自分の目指すべきスタイルを定めることは大事です。
しかし、どんな競技をやるにしても、なによりも体幹となる、基礎体力みたいなものは身につけておかなければいけません。基本のライティング力です。
例えば、自分の言葉の引き出しの数、助詞の使い方や主語と述語の関係、書くスピードなど、書くことの基本があってこそ、競技にトライできます。
書くことで参加できる競技だって様々です。レポートなのか、取材なのか、小説なのか、ビジネス書なのか。
自分が得意なのは正確さなのか、エモさなのか。
競技に参加するためにも、まずは体幹を鍛えなければいけません。まだまだ贅肉だらけの体つきですから、シャープになれるように日々続けていかなければ、と思います。