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クリエイティブダイバー 〜深く潜って思考する人たち〜

″潜る″という言葉が社内を行き交います。
物事を深く思考する、という意味で使っています。
クリエイティブにしても、ビジネスにしても、潜ることが非常に重要で、思考の深さが自分たちの答えの精度を上げるはずだからです。

どっちが良いという話ではないのですが、瞬間的に深く潜れるタイプの人とじっくり周りを見渡しながらゆっくり潜るタイプの人がいると思います。

瞬間的に潜るタイプの人は、答えを先に導き出す人、だと思います。
話をしていく中で、出した答えの方程式が後からまとまっていきます。答えに辿り着くまでのスピードが尋常じゃないので、決断が早いです。僕の中でのイメージは経営者はこのタイプになります。経営していく中でこうなっていくのかもしれません。

一方、じっくり潜る人は、自分なりの答えの導き方を知っていてそれに沿って答えを出す人、ではないかと思います。自分たちなりに赤ペンを入れながら、答えに向かっていくので、精度を高めることができます。

瞬間的にダイブ…スピード
網羅的にダイブ…精度

となるでしょう。
自分で意識して使い分けられたら最強です。

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今、シズる株式会社が設立されてから博報堂ケトルの方との仕事が始まりました。毎日、優秀なクリエイティブディレクターの方々は、クリエイティブダイバーであることを実感しています。巨大な酸素ボンベ、遠くまで見渡せるライトを持ち、思いもしなかった視点まで思考の検証を行います。

ギリギリまで酸素を使う思考の旅= 自分たちなりのベストな答えに辿り着くまでの過程を言語化することは、ものすごいタフです。ライフが削られます。シズるの全員がファイターであるからこそ、議論が毎回熱くなるのです。

シェフは、直感で深く潜るタイプだと思います。(めちゃくちゃ深く潜りますが笑)
シェフが導き出した答えに対して、シズるのメンバーで何度も厚く思考を重ねていくことで、それに対する信頼がより増していきます。

また、言語化を得た答えは、筋が一本通っていて、他者にも理解してもらいやすく、伝える時がスムーズであるはずです。

瞬間的に潜る人とじっくり潜る人の掛け合わせで、ビジネスを作っていくことは非常に精度の高い答えが出せて、結果につながるのではないか、と思っています。

しかし、いくつものプロジェクトが同時に進んでいく中で、すべて徹底的に潜りきれない場合もあるように思います。スピード感が大事なビジネスにおいては、後手に回ってしまうことで機会損失をおよぼす可能性があります。

瞬間とじっくり。
思考のダイブの掛け合わせ、使い分けが非常に重要です。

とはいえ、自分はまず深く潜ることに慣れなければいけません。自分の思考の深さのレベルを高めるためには、議論に参加していく以外方法がないと思います。

いきなり瞬間的に潜れるわけでもないし、遠くまで見渡せるわけでもない。人それぞれの潜り方をとなりで見つめて、自分なりの潜り方を身につけていきたいと思います。

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