【家計】無料で家計簿アプリあれこれ使ってみた/使い分けについて
家計簿アプリ、色々あって迷ってしまいますよね。
有名どころをいくつか使ってみた上で、私は複数のアプリを目的別に使い分けることにしました。一長一短すぎて、求めていた使い方にピタリと当てはまるものが無かったんですよね。
お金を出せば(有料版にすれば)私のやりたいことができる、ということであれば課金するのですが、そうもいかないみたいです。
なので、全て「無料で」使ってみた というレポになります。
アプリで確認したいことを考える
アプリを使う前にまず、家計管理をする際にはいろいろな目的があると思います。
月々の収入、支出を確認したい
ある目的に向かって貯金をしたい、進捗を確認したい
総資産を確認したい
投資の成績を確認したい
家計簿アプリではいろいろなことが分かりますが、何が知りたいのかを明確にしておいた方が、それぞれのアプリをより使いこなせると思います。
私は上記に書いたものを全部知りたかったのですが、一つのアプリで完結させることができませんでした。なので、色々使ってみた次第です。
※手入力とレシート撮影機能は私には不要な機能だったため、一切使い心地は分かりません。ゴメンナサイ。
1. マネーフォワードME
言わずと知れた家計簿界の大御所。
ただ、2023年頭に無料サービスが改悪され、無料で連携できる口座・カードは4社までとなりました。あまりにもしょぼい制限です。
一方マネーフォワード for 住信SBIネット銀行(その他、マネーフォワード for XX は多数あり)は、無料で10件まで連携できるらしいので、5件以上10件以下の連携であれば、こちらも良いかもしれません。
機能はほぼ同じとのこと。
無料だと広告が多く、見づらい。
仕様としては銀行口座の確認画面で、収入と支出が別々のタブなので、口座残高の推移が非常に分かりづらいところが個人的にマイナスポイントです。
色々口コミを見ると、課金した上で、PCサイトの作りが良いようですね。
家計簿アプリの王者なので課金すれば相当機能豊富なんでしょうが、無料では口座の情報確認できればOKくらいの使い方しかできなさそう。
■私の利用用途
夫の給与口座、中継口座、クレカ2枚 の利用状況確認
(連携は4社で無料の範囲内)
2. Moneytree
無料でも50社まで連携可能という太っ腹なアプリです。
UI(画面)がなかなか独特でして、マネフォや後述のzaimにあるような円グラフは出てきません。
棒グラフで支出を見ることはできます。
銀行通帳のように
-----------------------------------------------
XX銀行 残高 ¥100,000
1月1日 水道代 -¥6,000
1月3日 児童手当 ¥40,000
-----------------------------------------------
…と、ひたすら記帳されていくイメージです。
支出をシンプルに確認したい人はいいかも。
自動の費目分け機能もあります。
一方、今、現金と金融資産の比率がどれくらいか、や、投資ポートフォリオを確認するなどの資産管理には向いていないと思います。あくまで「日々の家計簿」として使うのがよさそうです。
※証券口座を連携したら、外食費にライオンの株を売ったときの金額が登録されていたりするので、投資関連は苦手なアプリなのかも。
■私の利用用途
・主に変動費に係る支出の確認
・銀行口座の残高確認(私、子供分)
3. Zaim
個人的に一番使いやすい、見やすいと感じたアプリです。デザインがとても良い。
おまけに無料ユーザでも連携口座数、制限なし!
連携した口座を「総資産に含めない」とする機能も便利。
また、証券口座の連携で、投資元本に対する損益が表示されるの重宝してます。
後述するデメリット(バグ?)が無ければ、総資産の管理ツールとして一本化したかったのですが…。
逆に言えば、au株コム、SMBC日興を連携しない人にはとってもおすすめです。
■私の利用用途
投資に関する資産残高の確認
※auカブコムとSMBC日興証券で、預かり金(現金)が表示されないという事象が発生。SBI証券分は、預かり金が表示されるのに、なぜ。。
クロス資金として寝かせている現金が多いため、これが表示されないと困ります。
4. お金のコンパス
こちらは、最近使い始めてみたアプリです。
総資産の確認に向いていそうだなと思いました。
前述の、SMBC日興とカブコムの預かり金が表示されない事象も発生しません。
ただ、今度はZaimではできている「投資元本に対する損益」が表示されない。。
一長一短とはこのこと。。。
クレカの集計は見方が分かりませんでした。
■私の利用用途
総資産(現金貯金+投資資産)の確認
※いまのところお試し中。
基本はGoogle Spreadsheetのほうで集計。
5. Google Spreadsheet (or エクセル)
結局ここに落ち着くんですよね。
どのアプリも一長一短で、自分が集計したい形で表示してくれない・・・
ならば作るしかない。というわけで、
総資産の集計(損益含む)
私と夫の収入(家計全体の収入)、
光熱費(ガス、電気、水道)推移
これらは各アプリから数字を引っ張ってきて、月1で手動で作っています。
マネフォ年間5,000円課金すれば自動でできるのかもしれないけど、そこまで大変な作業じゃないので当面はこのままです。
まとめ
冒頭に記載した目的に対しては、以下のようにアプリを使っている現状です。
月々の収入、支出を確認したい
→マネフォ、マネーツリー
ある目的に向かって貯金をしたい、進捗を確認したい
→お金のコンパス、spreadsheet
※貯金に関しては住信SBIネット銀行、あおぞら銀行の「目的別口座」機能も活用。
総資産を確認したい
→お金のコンパス、spreadsheet投資の成績を確認したい
→zaim
いろんな数字、機能、アプリをこねくり回して、(第三者が見て分かりやすいかはともかく、)なんとか自分の見たいデータはすぐにわかるようになりました。
今、確認したいのは「家計全体の月々の収支から貯金、投資に回せる余剰資金がどれだけあるのか」です。
上手く集計できるようになったら、またご報告させてください。需要ないかもだけど。