わたしのおばあちゃん
今日は私の大好きな人のお話。
私が中学生のときにおじいちゃんは亡くなって
それから90歳を過ぎた今でも一人で暮らしてる
娘は二人いて、とても近くにすんでいて、
孫の私は、今は少し離れたところに住んでいるんだけど、
実家に帰るたびにおばあちゃんに会いにいく。
今は認知症になっていろいろ忘れちゃったり、同じこと話したりするけど
私の良き理解者として、いつも話を聞いてくれる。
ちょっと前までは、顔をみたら「結婚はまだか」と何度も聞いてきていた
その度に私の考えや思いを何度も何度も話してきた
仕事のことや、将来の夢、さっき話したことはすぐに忘れちゃうけど
それでも何度も何度も同じ話を繰り返し聞いてもらった
そうすると、最近は私の思いを理解した上で会話をしてくれるようになって
「そんな考え方もあるわな。あんたのしたいようにしたらえぇよ。」
と、私のやりたいことを何も言わず応援してくれる。
絶対に人のことを否定しないおばあちゃん。
そんなおばあちゃんが私は大好き。
もう90歳をすぎて、この暑いなかすぐに「もったいない」と言ってクーラーを消しちゃう。何回も怒られて「忘れてしまう、、」と悲しそうに話すおばあちゃん。
テレビの音量を爆音にしないと聞こえなくて、ご近所さんにまでテレビの音を聞かせてあげるおばあちゃん。これもまた怒られて「聞こえやいん、、」と言いつつ補聴器は「年寄りのするもんや!」と拒否するおばあちゃん。
遊びに行ったら、「あんたが顔見せにきてくれるだけでおばあちゃん嬉しい!ありがたいなぁ、ありがたいなぁ」とずっとにこにこしているおばあちゃん。
おばあちゃんに会いにいく時は、珍しかったり、美味しかったりするものを必ず持っていく。食べたことや見たこと、すぐに忘れてしまうけど、嬉しい気持ちや幸せな気持ちは必ず心に残っていくから。
「こんな珍しいもん持ってきてくれるんはあんただけや!」
もったいないからちょっとだけ食べて後で残り食べるわ、といいつつ気付いたら全部食べきってるおばあちゃん。笑
逆に理由は忘れてしまうけど、怒られて悲しい気持ちや嫌だった気持ちも必ず心に残っていく。
いくら忘れっぽくなっても残っていくことがあるのなら、私は楽しい、嬉しい気持ちをたくさんおばあちゃんに残して欲しいと思う。
あと何十年も一緒にいれるわけじゃないけど、
忘れちゃっても、また同じ話するから
会えた時はまた私の悩みを聞いてほしい
おばあちゃんと話してると、自分の悩みなんかたいしたことないんだって思える。そして、おばあちゃんみたいに広い広い心でいつでもにこにこしていられるおばあちゃんに、わたしもなりたいと思う。
コロナ さえなければ、まだもうちょっと元気だったおばあちゃんと旅行にも行きたかったんだけど。
またおいしいもん買っていくから、楽しみに待っててね。
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