まだまだコミュ障の僕が、コミュ障を改善する方法を伝えたい
ほとんどの人間が、どこかで直面する問題だと思う。
少なくともこのノートを開いた人達は、全員こう思っているはずだ。
コミュニケーション、難しすぎる。
恐らく一度は「コミュ障 治し方」とか「コミュニケーション コツ」とか、そんなアホっぽい検索を試したこともあるはずだ。
そして、自分から話すんじゃなくて聞き上手になりなさいとか、相槌がどうとか否定しないとか目を見るとか、なんかそんな感じのアドバイスを、よく知らないインターネットの人達から聞いただろうと思う。
でも、それらのアドバイスを活かすことはできなかっただろう。
僕はかつてかなり重度のコミュ障だった。
しかし今では多少改善し、バリバリのコミュ強にはなっていないが……まぁ、「まだマシなコミュ障」くらいにはなってきている。
そんな、多少は状態が改善してきた程度の僕から、コミュ障を改善する方法を伝えたい。
結論から言うと「コミュニケーションに関する本を沢山読もう!」ということになる。
具体的には、「コミュニケーション」とか「話し方」とかで検索して出てくる本を、ひたすら片っ端から読みまくまくる、という方法だ。
本を読むと良いだなんて、あまりにもベタ過ぎて書きたくない。だが実際にやって効果があったのだから仕方がない。
僕は2年くらい前に、コミュニケーションに関する本をだいたい20冊くらい一気に読んだ。
ものすごくためになった本もあれば、本当にしょーもない本もあった。
ただ、とにかく読みまくった。
本を読んだ後、すぐ状態が改善されたわけではない。
しかし現在、コミュニケーションで苦労する機会は明らかに減ってきているように感じるのだ。
僕の場合、書いてあることを無理に実践しようとかはしていない。
「これはできるけどこれはできない」とか、そんな余計なことを考えたりもしていない。
とにかく、コミュニケーションに関する情報や、その攻略法をひたすらインプットしまくった。
読んだ後は、特に何をすることもなかった。
にも関わらず、明らかな変化を実感している。
「本を読んでも実践しなければ意味がない」なんてことを聞くこともあるが、少なくとも僕のこのケースは全く当てはまらない。
コミュニケーションの本を読むことで、コミュニケーションに関するあれこれを僕は脳にインプットした。
それらの知識は、時間をかけて脳内で整理されていったのだろう。そして僕は無意識のうちにそれらを実践し、その結果を元に修正し、試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ僕のコミュニケーション方法をよりよい方向に変化させていった……んじゃないかと思う。
ちなみに同じくらいの時期に、怒りのコントロールに関する本や、人生の虚無に関する本、ブッダの教えなどの本について、大量に読み漁った。
そして、何がどう変わったかまでは明確に説明できないが、体感的には明らかにその効果が出ているように思う。
今回、分かりやすい例としてコミュ障がどうとかタイトルに書いたけど、僕が言いたいことはそれに限らない。
問題があれば、それに関する本を読む。沢山読む。
実行するのは結構面倒くさいし、実行したところで即効性があるわけではなく、結果まで時間がかかる。
が、自分を変える方法としてはかなり確実な方法なんじゃないかと、2年前の読書を思い返しながら思う。
生きている中で遭遇するほとんどの問題は、他の誰かも同じように遭遇していて、彼らの中にはそれを取り上げて本にしている人もいる。
どれだけマイナーな悩みであっても、きっと誰かがそれについて考えている。
だとしたら、読むべきだ。
どんな優れた研究者も、必ず先行研究を読み漁るのと同じだ。
問題にぶつかって迷ったり怯えたりする度、無数の本に触れて支えてもらいながら、少しずつ前に進んでいけたらな良いなと思う。
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