28.一見に如かず Next Stage
『踊る大捜査線 the Movie』の公開は1998年らしいです。そんな前なんですね…。レインボーブリッジを封鎖しようとするモノマネはなかなかメジャーになりました。東京に来て知ったのですがレインボーブリッジって強風で結構通行止めになるのですね。往々にして子供のころの想いとは裏腹です。
「百聞は一見に如かず」は私の座右の銘なのですが、百回きくより一回見たほうがいい、という文字通りのわかりやすさも好きです。如かず、という響きもかっこいいですね、声に出して読みたいかというのは存外大事だと思います。
出典は漢の趙充国という軍師の方の言葉らしいです。
趙充国さんは遠くで反乱が起こった際に、中央にいる皇帝に対策を聞かれました。しかし現地から届く情報を聞いてるだけでは無理という事で実際に現地まで出向きその場で戦略を立てて鎮圧にあたったというお話です。(確かに刻一刻とかわる戦況を逐一聞いても埒が明かないのも頷けます。)
事件は会議室で起こっているわけではないという事ですね。……ニュアンスが若干違いますか?
さて、百聞は一見に如かずに続きがあるのですが、ご存じでしょうか?
これは後世で付け足された模様なのですが(誰が最初なのか出典は調べても見つけられなかったので断言は避けたいと思います…。)やはり好きなのです。
百聞は一見にしかず
百見は一考にしかず
百考は一行にしかず
百行は一果にしかず
相も変わらずわかりやすさ抜群ですが、せっかくなので私の言葉で解説を入れるなら、
一億回聞くより、
百万回見るより、
一万回考えるより、
百回やるより、
一回成果にした方が早い
「如かず」の訳は、及ばない。とか、かなわない。などと出てきますが、私はあえて等号に似たニュアンスで解釈しています。どれだけ聞いても見ても考えてもやっても「如かず」かもしれませんが、無駄ではありません。着実に成果に近づきます。
さすがに100万回見るのは骨が折れそうですが、100回実行するのなら現実的です。どこまでも「如かず」で心を折る言葉ではないと信じています。
追伸
一果より更に続きもあるのですがそちらも面白いのでぜひ調べてみるのもオススメです。