0269 原始からの神体山、前田利家ゆかりの能登富士「高爪山」(石川県)
高爪山のご利益
古代からのエネルギー、恋愛運、縁結び、家内安全、厄除け
高爪山の360度ビュー
(なし)
高爪山について
麓や海上から見えるその美しい山の姿から「能登富士」と呼ばれています。
原始のころから神体山として農耕の神、海では航海の目標として信仰を集めてきました。山頂に高爪神社の本殿(奥宮)が鎮座するパワースポットです。
(山容の画像・2点)https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/020/111/chubu_pho_s11.jpg
https://www.hot-ishikawa.jp/lsc/upfile/spot/0000/5729/5729_1_l.jpg
山頂一帯には高爪山信仰に関する高爪山遺跡があって、その大部分が山頂の本殿と北東に延びる尾根上にあります。堀切や土塁が確認でき、寺社関連の遺跡と考えられて、古くから信仰されていたことがうかがえます。
山頂の本殿の西側約2mのところに方柱形板碑が立っています。
直方体の供養塔で仏の名や梵字が刻まれているパワースポットです。
神社の最盛期には十数人の神官・僧官が分立し、六柱の神をまつりました。
その六柱の神を一面一体ずつ、六面の木版を彫って描いた鎌倉時代初期の「六所宮縣仏」は国の重要文化財に指定されています。
前田利家が加賀藩主のとき、山頂の大福寺(現在の高爪神社奥宮)に十一面観音を安置し、観音堂としての信仰を集め、能登国三十三番観音霊所の第二十六番霊所となり現在に至ります。神仏分離令で高爪神社と改称しました。
その前田利家の天正13年(1585)の文書が残っていて、町の重要文化財、
薬師如来像は鎌倉時代のもので県の重要文化財です。
高爪山から採れる石は「大福寺石」という名が付いています。能登に伝わる「さくら貝伝説」にもとづき、その神の力が宿る大福寺石を彫刻してできた「縁結び石」が羽咋郡志賀町の道の駅とぎ海街道前にあります。
触れると恋愛成就の御利益がある、恋愛成就のパワースポットです。
他にも安産、縁結び、家内安全、厄除などのご利益があるとされています。