資格バトン〜社会福祉士編〜
勝手にバトンをいただきます👍
この企画のスタートは、みおいちさん。
楽しい企画をありがとうございます☺️
私は今日から3連休🎉
今年の疲れは今年のうちにとろうと思いまして…😁
3連休なんて今年初めてかも…😲
この機会に、自分自身の資格を振り返ってみようと思います☝️
私が持っている資格は、
①社会福祉士(実習指導者あり)
②介護支援専門員
③主任介護支援専門員
の3つです🙂
まずは、初めに取得した①社会福祉士から…。
私が社会福祉士を知ったのは、高校3年の時。
進路を考えている頃、学校で適性検査を受けまして。
どんな検査内容だったのかは覚えていませんが、そこで「適性あり」とされた中の1つが「福祉」だったのです。
そんなに断固たる決意で「福祉」を選んだのではなく、「人と関わる仕事っていいな」くらいの気持ちでした。
岡山県高梁市にある吉備国際大学(世間を騒がせた加計学園です😅)で4年間学び…。
児童、障害者、高齢者の分野の中で、高齢者福祉を選びまして。
理由は、今でもそうなのですが、小さい子どもが苦手なんです😥
もちろん自分の子どもはかわいいと思えて、苦手意識はありませんが😅
社会福祉士受験に必要な実習は、約1ヶ月間、社会福祉協議会(社協)で行いました。
社協では、ボランティアの調整をしたり、老人憩の家の管理をしたり、生活福祉資金貸付の相談を受けたり…。
貴重な経験をさせていただきましたが、当時の感想としては
「もう少し高齢者の方と直接関わりたいな」
というものでした。
4年生の夏休みに、約1ヶ月間ボランティアをした病院併設の老人保健施設で就職が決まりました。
ご存知の方もおられると思いますが、社会福祉士は相談援助の専門職であり、介護の専門職ではありません。
ただ、看護師やPT、OT、STのリハビリ職と大きく違うのが「実習の期間」です。
社会福祉士を受験するために必要な実習期間は、4年間でたったの24日間180時間。
後は自分でボランティアをするしかありません😓
大学教授に、なぜ実習期間が短いのかを尋ねたことがありますが、明確な返答はありませんでした。
その教授は社会福祉士を持っておられなかったため、あまり関心がなかったのかもしれません…。
私は社協での実習、老人保健施設でのボランティアをするうちに、
「社会福祉士の資格を取得したとしても、今のままで高齢者やご家族の相談を受けることができるのだろうか?」
という不安の方が大きくなっていきました。
就職先の病院の看護師長さんや人事の方と相談し、「まずは利用者に近い介護職員として働き、しっかり思いを聴いて勉強しよう」と思い、介護職員としての就職となりました。
が…。
内定の時には合否がわからなかった社会福祉士に、合格したことを職場に報告すると…。
数日後、理事長に呼ばれました。
就職して数日後に理事長から呼び出しって…😥
何を言われるのかドキドキしながら理事長室に入ると、
「あなたには、介護職員として数カ月ごとに部署を回ってもらい、適性があると判断すれば1年後に相談員として勤務してもらいます」
と一方的に伝えられました。
当時は社会人1年目。
理事長の決定に意見をすることもできず…。
配属先の病棟の看護師長さんから、部署内の職員さんに伝えてもらいました。
その後、やはりというか、仕方ないというか…
先輩職員さんの態度が変わったんですよ。
「あなたは3ヶ月後にはいなくなるんでしょ?」
という感じ…。
気の毒に思ってくれた男性の先輩が、よく飲みに連れていってくれました。
おそらく私自身の気持ちが表に出ていたのでしょう。
ある日、看護師長さんから仕事の後に、
「国家試験に合格しなかったらよかったって思っとるでしょ?」
といきなり言われて、ドキッとしました。
思わず「はい、そう思ってます」と言うと、
「今はしんどいかもしれんけど、頑張って取った資格じゃけぇね」
「私も看護協会の管理者研修を受けたけぇ、どこに勤めても看護師長ばっかりなんよ。病棟看護師としてはなかなか働けんのよ」
「スーパーのレジをしようと思ったこともあるけど、やっぱり看護師が好きじゃけぇね」
と自分の話をしながら励ましてくれました。
この看護師長さんや優しい先輩方がいなければ、どうなっていたか…。
ちなみにこの看護師長さんとは、いずれ相談員になってからも長いお付き合いになりました😉
心が折れながらスタートした、数ヶ月ごとの部署異動ですが…
やはりモチベーションの問題なのか、2つ目の事務部門で私の気持ちが行き詰まってしまいました😖
毎日毎日、デイや入所の実績を入力して…
仕事に楽しさを見い出せなくなっていた頃…
2度目の転機が訪れます。
入所部門からデイに異動する予定の介護職員が、急きょ退職するというのです。
老健の看護師長は頭を抱えてました。
「相談員にならなくてもいいです。デイに行かせてください」
と私が伝えました。
介護の仕事がしたい気持ち半分、逃げる気持ち半分だったと思います…。
「それは助かるけど…本当にいいのね?」
と確認され…
数日後、デイケアでの勤務が命じられました。
デイケアでは、利用者さんの顔と名前を覚えるだけでなく、送迎をするため、自宅の場所を覚えなければなりません。
仕事の後に、車を借りて道を覚えたりしたことが懐かしいです☺️
デイケアはレクリエーションや入浴、食事があり、なかなか個別で利用者さんと話す時間がとれません。
個別で話すのは、だいたい送迎の車の中でした。
9割の利用者さんが早く自宅に帰りたいと言われる中、Nさん(女性)だけは違いました。
「私はね、帰りが遅ければ遅いほどいいんよ。家に1人でおってもすることがないし、なんぼ寒くてもコタツもつけずにじっとしとるんよ」
「前は食器を洗ったりしよったんじゃけどね、嫁さんからしたら気にいらんかったんじゃろう。もう1回自分で洗いなおしよるのを見てから、もう何もせんようにしたんよ」
「迷惑になるけぇ、電気もつけん」
と、怒るでもなく、諦めたような無表情で淡々と話してくれました。
当時私は23才。
世話をする側、される側の気持ちもわからず、何も言えず、ただ話を聞くことしかできませんでした。
Nさん以外にも、暑い夏でも玄関先で待っているCさん。
Cさんは車椅子に乗り、自力では動けません。
意思表示もできません。
つまり同居家族に、暑い中あえて玄関先で待たされていたのです。
週1日利用されるDさんは、昼食後の口腔ケアで、入れ歯が食べカスだらけでした。
1日ケアしていないだけの量ではありません。
私だけでなく、どのスタッフから見ても自宅で家族が適切なケアをしていないことは明らかでした。
Cさん、Dさんのような虐待が疑われる場合、介護職員としての無力さを感じました。
デイケアの管理者を通じて担当ケアマネに伝えても、ケアマネが問題意識を持って動かないと何一つ解決しませんでした。
もう1つ「あーそうなんだ」と感じたこと。
デイケア利用中にすることの1つに、歩行訓練がありました。
理学療法士は入所部門との兼務だったので、なかなか時間がとれません。
そのため、介護職員と廊下を歩く練習をするのですが…
午前中に私と廊下を歩いたFさん。
昼食後に理学療法士を見つけて、
「私は今日、まだ歩いとらんよ!」
「午前中に歩きましたよね?」
「いいや、この先生と歩かにゃいけん!」
同じ「歩く」という行為でも、利用者によっては「誰と歩くか?」が大事なんだなー。リハビリ職と歩いてこそリハビリって思うんだなーと感じたことを今でも覚えてます🤔
利用者さんと関わり話を聴きながら学んでいた日々…
デイケア勤務になって、半年後に3度目の転機が訪れます。
ちょっと長くなりましたので…
次回に続きます😅
いや〜、あらためて振り返るとなかなかまとめられませんね😣
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。