ブロックチェーン
ビットコインで有名になった技術、ブロックチェーン。
一定数の取引(トランザクション)を格納(ブロック)し、鎖(チェーン)的につなげる。 身近な例に置き換えると、ATMでの入出金が取引(トランザクション)であり、通帳に格納されている1ページが「ブロック」。
1ページ分の通帳が出来ると承認されて、さらに次のページを作り込む連鎖が生まれる。これを、もっと大々的に世界中のコンピュータをつなげて、P2P分散型ネットワークで管理する。つまり中央に管理者を置かずに散らばった場所で複数の通帳が管理されているので、一部で書き換えられても他で持っている通帳が書き換えられなければ書き換えは認められない。という仕組み。
このP2P(ピアツーピア)分散型ネットワークなるものは、SNSなどでも使われている技術。大きな管理サーバーが不要なためコストもかからないのでSNSが無料で提供出来るのである。
そして、このP2Pなる技術は昔Winnyというファイル共有の仕組みで使われていたもの。ファイル共有と言っているが、当時大半の利用目的はエロ動画のダウンロード。そう性欲を満たすために技術が発達して行ったのである。
一時期は日本のインターネット通信の半分が使われていたとも言われている
開発者は47氏こと金子勇氏だが、京都府警の著作権侵害幇助の罪で逮捕され一審有罪の判決となるが、その後、二審、最高裁と無罪となり無罪確定となっている。濡れ衣である。この裁判期間の7年、日本でのファイル共有技術は有罪イメージから抜け出せずに開発がストップしてしまった。 同様の技術は、Skypeなどに応用され米国にてビジネスに使えるように進歩したというのに。
日本のファイル共有技術が逮捕イメージから逃れ発展しつづけていれば、もっと早期に日本の技術が世界でイニシャティブを持てたのではなかろうかと最近つくづく思う。