深夜食堂
『深夜食堂』という漫画がある。
小林薫が主演でドラマ化もされているので知っている人は多い。
ドラマでは、新宿ゴールデン街?と思わせるようなセットに店が組み立てられていて、文字通り深夜零時から朝7時頃までやっている食事が出来る店。
ドラマでは、そこに集うヤクザ、ストリッパー、ゲイなどのお客さんとマスターとの交流が描かれており、悲喜交交が毎回のテーマになっている。
メニュー的には豚汁定食、ビール、焼酎、酒しかないが、マスターが作れるものなら言えばなんでも作ってくれる。
たこさんウィンナー好きのヤクザ、甘い卵焼き好きなゲイ、魚肉ソーセージ好きの大学教授など、我がままを言う登場人物が多い。
このドラマ結構ハマって観ていたのだが、大阪出張のおり、心斎橋で仲良くなったBARのマスターから「うさぎ」と言う店に誘われて行ってみると、まさに「深夜食堂」。 営業時間は深夜零時から朝まで。
流石にメニューはたくさん表記されていたが、ニューメン、厚焼き卵、タコさんウィンナー、石井のハンバーグなど懐かしいものばかり。
しかも集う人たちは、ちりとり鍋屋のマスター、お好み焼き屋のバイトくん、クラブのお姉さん達と飲食店の方々を中心として集まってくる。
悲喜交交なのかもしれないが、大阪ノリが加わることでシンミリとせずに明るく冗談を言い合って飲みながら深夜の小腹を満たす。
考えてみたら夕方仕事を終わったサラリーマンが居酒屋で飲むことと同様で、仕事終わり時間が6時間ほど後にずれただけ。
コロナ禍で飲食店閉店時間制限とか言われているが、業種ごとの事情を配慮せずに一律で・・って、どうなんだろう?