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「アルコール酩酊』 男女の相違腸内細菌叢から見る男女の嗜好

消化管 (胃) 内アルコール発酵による酩酊症

榊山悠紀士, 白松幸爾, 戸塚守夫, 鈴木彰
日本臨床外科医学会雑誌 32 (4), 434-438, 1971

緒 言
抗生物質療法が普及 して以来, 菌 交代現象の問題に関連 して, 種 々の真菌症に対する関心が高まっている. そのなかで, ア ルコール産生性真菌による酩酊症は, 佐藤 1) 2), 高 杉ら 3), 菊 岡ら 4) をはじめとして, 最 近いくつかの症例の報告がみ られ, 消化器系真菌症 として注目されるようになった.

最近われわれは, 以 前に胃腸吻合術を受け, 糖 質摂取後酩酊状態を呈する症例に遭遇 し, 胃 液か ら Candida および Saccharomyces を 分離することができたが, 手 術により全治 した症例を経験 したので報告する.
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上記の論文にあるように、お腹にカンジダ菌などのアルコール発酵を促進するカビが生えている人の場合、甘い食べ物を食べた後に、消化管内でアルコールが生成され、軽い酩酊状態と同様のリラックスした状態がもたらされます。ストレスのある女性では、特に甘いものに依存する傾向が生じます。

男性の場合は、女性と比較して、もともと交感神経緊張状態が強いため、直接的にアルコールを摂取して、酩酊状態を作る必要のある方が多く、一方、女性の場合、そこまで交感神経緊張がひどくないため、ストレスのある男性がお酒でストレスを解消できるのと同じように、スイーツをとれば、交感神経の緊張が改善して、ほんのり幸せになれると言うわけです。しかしながら、男性のアルコール摂取が、最終的には肝硬変から肝臓がんや各種の病気を生み出すのと類似して、スイーツをたくさん摂る女性の場合、情緒の浮き沈みが激しくなり、30歳を過ぎる頃から、肌のシミが増えるなどの症状が生じます。美白や美肌が医療サービスとして、ここまで広がっている背景には、日本人女性の、甘いもの中毒、があるのです。パン食を好む女性のほとんどが、お腹にかなりの数のカビを育て出ていて、いると言えるでしょう。

統合医療クリニック 光のいずみ  
腸活医 石川真樹夫記

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