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高輪築堤

高輪築堤

日本初の鉄道が新橋・横浜間で開通したのが1872年。

その2年前にあたる1870年に高輪築堤の工事が始まった。全線29kmのうち1/3にあたる約10kmは海上線路となった。田町〜品川間でも兵部省用地などを避けるため海上に築堤された。

内陸側にも船が入り込む水路が残される形で構築された高輪築堤は 2019年に周辺の再開発を機に発見された。

高輪築堤跡。手前が海側であり、石垣の下に見えるのは波除け杭。
手前は内陸の東海道側。船溜りのための水路も用意された。
石垣には1853年のペリー来航を機に東京湾に造られた品川台場(大砲を備えた海防施設であり、現在の東京のお台場は、その第三台場)の石などが再利用された。

再開発に伴い姿を消しつつある通称オバケトンネル。
高輪橋架道橋にも立ち寄った。


かつての品川車両基地エリア。再開発は続く。

以上。

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