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時間の使い方
"1日は24時間ある”。時間だけは、私たち一人ひとりに平等に与えられている、とわたしは考える。
反対に、所得、階級、ジェンダーなどが原因で、不平等が生まれる。でもこればっかりに、不満を言ったとしても、現実は何も変わらない。
時間だけは平等にあるのだから、それをうまく使うのが生きていく上で、
大事なスキルなんだと思う。
最近、本を読んでいたらこんな言葉に出会った。
時間の使い方がもっとも下手な者が、まずその短さについて苦情をいう
By ジャン・ド・ラ・ブリュイエール(フランスの思想家)
読んだ瞬間、納得している自分がいた。なぜならば、過去の自分は時間の短さに文句を言っては、時間をうまく使えていなかったからだ。
大学受験の時、勉強に苦しんでいたわたし。頭がもともと良くないため、人よりも2~3倍する必要があるのに、勉強時間よりも休憩時間が長かった。
くわえて朝早く起きれないため、勉強するスタート時間が遅い。
そして、愚痴る。「あぁー、なんでこんなにやることが多いの!時間が足りないよ!」
なんて最悪なサイクルなんだ(笑)
そんな自分のルーティーンが「悪いもの」だと見ないため、直すこともできない。
今思うと、受験期に学ぶべきものは、受験科目ではなく、時間の使い方だったのだろう。
"時間の使い方”について考え始めたのは、生きる環境を変えてからだった。
そう、カナダ留学がわたしを大きく変えてくれた。
いろんな留学生に出会い、一人ひとりに異なる目標・夢があった。
そして、みんなそれに向かって何か行動をしている。そう、時間を有効に使っているのだ。
そんな環境に身を置いていると、自分はこのままではいけないと思えた。
自分の好きなことは何だろう、自分のやりたいことは何だろう、どんな人間になりたいんだろう、あの人をギャフンと見返すにはどうしたらいいのだろう、
その答えを求めて、カナダに来たのに、わたしはただただ待っていた。時間に身を任せて、ただその答えが来るのを待っていた。その当時は行動・考え方が「受け身」になっていたのだと思う。
それでは時間が過ぎるだけなのに。
時間は有限であり、平等。だから、時間をどう使うかは、自分次第。
例えば、3年後にこうなっていたい、と思うことがあるならば、待つのではなく、行動してみたらいいんだと思う。小さなステップを作って、トライ&エラーを繰り返して、軌道修正して、目標に向かっていく。
どう時間を使い、どう自分にプラスにしていくか。
もしかしたらプラスにならないかもしれない。時間を無駄にしたと思うかもしれない。
でも行動していなかったら、そのことにも気付けないだろう。
いろんな時間があってもいいと思うが、「受け身」だけにはならないように。そんなことを自分に言い聞かせたく、この記事を記録として残します。
今回はこのへんで。
また次回お会いしましょう。
Vol.7
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