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読書記録 : 町田そのこさん

初版 / 2022年5月27日


昨年、町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」を読んで、嗚咽が出るほど号泣。

今回、この本を読んで、至るシーンで涙がはらはらと落ちる…。そして壮大なストーリーすぎて、読み終わったときは3時間くらいの映画を観終わった気分…☺️


親と子。
子供の時に感じていた親の印象と、大人になった時に感じる親の印象の相違。つらい事が綴られている中にも、町田さんの「頑張れ。前を向いて」というメッセージが感じられる。

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・『" 母親 "を求めて接するから傷つくんだよね。" 家族 " だと思えばいいの。』

・『偶像なんだよ。素敵な母親なんてのはどこにも転がっていなくて、お母さんはただの " 家族 " なわけ』

・『心が疲れてくると " 自分に手をかける " ことが罪のように感じてしまうのよ。どこかに " 私なんかが " って意識が育ってしまう』

・『涙が出るくらい美味しかった。ああ、私はこんな手間のかかったものを、それを味わう時間を、無償で用意してもらえる人間なんだなって思えたの』

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印象に残った言葉たち。
家事に育児に疲れたら、この本を読み返したいなと思います☺️

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