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黒猫がやってきた


酷暑の8月。

玄関先にチラッチラッと、

黒いものが動いており、

ん?

姿は見えないが、

か細い声で、

ミャ〜ミャ〜。

明らかに、子猫の鳴き声。

ずっと鳴いているのに、

なかなか姿を見せてくれない。


餌と水を軒下に置いておくと、

ちゃんとなくなっている。

数日、様子を見ていたら、

やっと姿を見せた。

多分、生後2ヶ月くらいの、

真っ黒な子猫。

目が金色で、

後は、真っ黒。

わあ、リアル、ジジ!

黒猫を実際に見るのは、

初めて。

ヤバい・・・、

可愛いーーー!!!

だけど、とにかく、

側に来ない。

子猫だし、

ほっとくわけにいかないし。

警戒心がすごくて、

なかなか捕まらない。

裏庭の茂みの中で寝泊まりしていて、

声はするけど、

なかなか捕まらない。

黒猫って、警戒心がハンパ無いのか?

頑固な奴だわ。


結局、

10日近く、追いかけっこして、

紆余曲折あり、

ご近所の猫好きフィリピン人の奥さんと、

旦那さんの助けもあって、

小さな奇跡も重なって、

保護するのに、

2週間くらいかかってしまった。


おそらく、

人間に触れ合ってない、

こんな小さな子猫が、

どうやって、

生き伸びて、

急に、家の敷地に迷いこみ、

毎日、私と他の野良猫に追いかけられながら、

居続けていたのか。


昨年、旅立った、猫の写真に、

早く帰っておいでよって、

よく言っていたから、

黒猫の姿で、ホントに帰ってきた?


速攻、お風呂に入れ、

ぶるぶる震える小さな黒猫を抱えて、

保護出来た安堵と、

今後の問題と、

その夜は、

久しぶりの徹夜、

朝まで、黒チビをみていました。









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