介護バイト2日目!
振り返るとこの2日目が一番ヤバかった。
精神的に。
なんだろ、お年寄りの1日は三食におやつ。間に何度もオムツのチェックやトイレ介護、一食の量も私自身「こんなに食べるの?」てくらい多い気がするけど、「食介」といって食べるお手伝いをする。
運動するわけでもないのに、ホントにこんな量が必要なのかな?と正直思う。
私なら「もういらん、腹一杯だわ!」て言いたくなる。
食事の合間にちょいと遊んで、あとは食べる、出す。
私が行ってる所は認知のひどい方々なので、外に出る事はない。(コロナの事もあって)
散歩といっても施設内をくるっと歩いてくるだけ。
この人達は死ぬまでここに居るってことかな…
でも、私は家に帰る。
想像通りだけど「4時か、もう帰らないと。」て言うおばあちゃんや「息子に電話してくれ〜」て何回も何回も言ってくるおばあちゃん。
よく分からんタイミングで叫ぶおじいちゃん。
しゃべらずに「お〜!」しか言わないおじいちゃん。
そんな彼らの部屋に行くと笑顔の家族写真なんか貼ってあったりして、うまく言葉に出来ないけど心がザワザワする。
今まで色々やってきた仕事についてのストレスは何かしらリセットする事ができた。
でもリセットがどうしてもできない。
よく分からんけど泣けてくる。
「認知症がひどい」といっても、私の受けた印象はみんなちょっと変わってるけど、普通。
これがすごく意外だった。
お年寄りの介護施設は、私の勝手なイメージだけど、お年寄りは会話すら出来ないし、何も分からない。だから介護する人も悪い事してる人たくさんいそう。
おじいちゃん、おばあちゃんも清潔なイメージがなかった。
でも、全て違った。
おじいちゃん、おばあちゃんは話せなくても寝たきりで目を閉じたままでも、ちゃんと会話が出来る。私を、周りを見て、反応する。
「お〜!」しか言わないおじいちゃんにもYESの「お〜!」とNOの「お〜!」がある。これは発見だったし、分かる事がちょっと嬉しかった。
介護してる方々もそれを分かってちゃんと愛を持って対応してる。
「も〜!」て言ってる言葉に愛がこもってるのが分かる。それをお年寄りも理解していた。
オムツ換えもマメにするし、服やパジャマもちゃんと洗濯されててキレイだし、ご飯食べた時に使うエプロンも毎回ちゃんと洗濯する。
清潔だった。自分が差別的に見ていた事に気づく。
生活は快適と言える。
でも、家に帰る事はきっとない。
私は帰るけど。
私なら…………
私ならこうなる前に、お願い、死にたい。と思って落ち込んだ気分から抜け出せなかった。
ダークな感じで2日目終了!
しかし、こっからブチ上がる?
また更新します!
ヨロタノです!